本校は昭和24年に都城市立明道中学校と南中学校が姫城中学校として統合され、創設された、62年の歴史と伝統を誇る学校です。昭和37年には最多の1,700名を超える生徒数でしたが年々減少し、現在では303名という中規模校の学校であります。
しかしながら、23代の歴代校長や36代のPTA会長をはじめ、本校で勤務された先生方や卒業生・保護者の培った伝統はしっかりと引き継がれて、相互信頼と敬愛、善意に基づく人間関係を醸成しています。さらに、寛容や誠実、協調性に富んだ明るく活気に満ちた気品と風格を備えた清潔な校風の樹立を目指しています。
特に都城市が誇る偉大な詩人である富松良夫氏の作詞である校歌の一節には「生命の鐘・努力の鐘・真理の鐘」があり、校庭にはその「鐘塔」が聳え立ち、応援歌とともに在校生に歌い継がれています。また、本校の生徒信条である「礼を正し、場を清め、時を守る」の三大原則の石碑も正門右側に建立されており、生徒・教師の生活信条として推進されています。このように姫城中学校には数多くの誇れるものがあり、この礎石は62年間の多くの職員や卒業生・保護者の血と汗の結晶であります。
この伝統をしっかりと継承しつつ子どもたちが「姫城中に来て良かった、」保護者から「姫城中に預けて良かった、」そして地域から「信頼される姫城中」と言われるようなそして、生徒たちが、目を輝かせ、楽しんで登校し、生きがい(行きがい)をもち、生徒の明るく元気に弾んだ声と教師の自信にあふれた声が響きあう「文武両道」の学校づくりをしたいと考えます。そのためには、必要に応じて、不易と流行を見極めながら大胆かつ積極的に改革できるところは改革して行きたいと考えています。
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