みやざきひむか学
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古墳をながめてみよう もちだ古墳群(もちだこふんぐん)
 
 持田(もちだ)古墳群は、高鍋町北部の台地上を中心に広がる古墳群です。4世紀から6世紀にかけての古墳が集まっています。
 現在、前方後円墳10基、円墳75基が残っています。また多くの鏡が出土していることで知られており、中でも舶載(はくさい)三角縁神獣鏡(輸入品)は、当時の日本列島の中心であった畿内(きない)地方との関係を考える上で重要な資料です。
写真 はかりづか(1号墳)のまわり
計塚(1号墳)のまわり
   
 この持田(もちだ)古墳群では正式な発掘調査が行われたことはほとんどありません。では、なぜ古墳から鏡が出てきたのでしょうか?
 それは、不幸なことに、昭和初期に盗掘(違法に許可なく遺跡を掘り、出土品を持ち去る行為)を受けたからなのです。
 現場での検証や聞き取りなどで、ある程度、どの古墳から何が出てきたかわかっています。それでも、本格的な発掘調査がなされていれば、もっと多くのことを知ることができたでしょう。
写真 さんかくぶちしんじゅうきょう
三角縁神獣鏡(48号墳出土)
 
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