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えびの市島内地区にある代表的な地下式横穴墓の分布地です。これまでに100基あまりが発掘調査されています。さらに、今は見ることはできませんが、もっと多くの数の墓が造られていたことがわかっています。
5世紀前半から6世紀後半までの約150年間、造り続けられてきたのです。 |
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21号墓 玄室内の様子
えびの市教育委員会提供 |
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地下式横穴墓を築くときには、まず、地表から下に向かって垂直に穴を掘ります。ある程度の深さになったら横方向に掘り進み、遺体をおさめる玄室を築きます。
多くの場合、玄室の入口を石や板でふさぎ、埋めもどしますが、えびの地方の地下式横穴墓の中には竪坑(垂直な穴)の上部を石でふさぐものもあります。 |
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玄室の中には。甲冑(かっちゅう)(よろい・かぶと)、鉄剣など、多くの副葬品が見られます。
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