Miyazaki Prefecture High School Cultural Federation 宮崎県高等学校文化連盟
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国際・ボランティア international and volunteer

国際・ボランティア専門部の発展を願って

専門部会長 大竹正純 (都城泉ケ丘高等学校)

 本県の高校総合文化祭が節目の30年を迎えたが、国際・ボランティア専門部も20年という一区切りを終え、新たな第一歩を踏みだした。平成22年度の全国高校総合文化祭の協賛部門のひとつとして、交流を含めた計画を策定中であり、積極的に参画しようと意気込んでいる。高校生や県民の方々に本専門部の活動を少しでも知っていただき、多くの参加、支援をいただきたいと思う。 
 国際理解教育という言葉は年次定着し、各学校段階で進められてきた。しかし団体や専門部としての活動は困難点が多く、組織的に運営するという点では九州各県も苦労している。その中で本県は地道に活動を重ね、内容も改善・工夫を行ってきた。1996年の国際ボランティアセミナーにおける留学生との交流、ディベイト大会、国際関係の講話等を皮切りに活動が始まった。韓国の高校生との交流事業「日韓ユネスコ高校生文化交流派遣事業」は13回の歴史を築いてきた。また農業大学校等における「国際ボランティアセミナーの開催、全国国際教育研究大会への参加などで特色づくりを行ってきた。更に県高校総合文化祭の部門に参加し、スピーチコンテスト、生徒研究発表、ポスター展示、体験型のワークショップなどを企画運営している。本年度は県内18校から121名の参加を得た。スピーチや研究発表のレベルは年々上がり、参加した生徒はお互いによい刺激を受け、交流を深めた。今後はこの経験や成果を各学校での活動に生かしてくれると思う。このように本部会の活動は広がりも増し、また活動の内容も幅広く深まりを増してきた。部会として今後も検証を深め、よりよいものを目指していきたい。 
 一方、課題もいくらかある。内容を含め、レベルの向上を目指し、県内の専門委員、顧問を中心に協力を頂いているが、組織を運営する人的構成の面がある。専門委員長は学校での校務を抱え、時に高文祭の仕事も手がけている。難しいとは思うが、加配を含めて配慮が考えられないか。また、異動に伴い、継続して部員を指導する人的スタッフがいなくなり、後継者が育っていないことがある。私自身も二十数年前、ユネスコ部の顧問をしていたが、転勤で異動になり後継者に引き継げなかったことがあった。全国高文祭を控え、組織で動くためには、部員の確保のみならず、特に宮崎市内の専門委員の強化が必要である。また、冒頭述べたが、本部会の活動内容などのアピールも大切である。九州、全国を見てもこれほど精力的な活動を行っている専門部はあまりない。その活動の充実のためには、本部会の活動をもっと多くの生徒に理解してもらい、参画する生徒を増やすこと、また各学校での活動の質を向上させることなどが考えられる。それらを考えると、平成22年度の全国大会が最高の契機になるのではないだろうか。
  国際理解教育で育てたい人間像として、①日本人として、一人の人間として、自分の考えをもち、きちんと伝えられる人間 ②他人に対して偏見をもたず、ともに生きる人間 ③自国や異なる国の文化や伝統に理解をもち、尊重できる人間 ④世界平和の実現に向けてグローバルは視野で国際協力できる人間 があげられる。これらを活動の視点として、本部会の活動が更に推進されることを願っている。
 全国大会については、内容を含め検討中であるが、有里専門委員長が「全国各地の思いを同じくする高校生が、交流でき、出会いを通して新たな文化を継承していき、宮崎の魅力を発信するプログラムにしたい。」と意気込んでいる。ユネスコ、JRC、インターアクト、福祉、ボランティア、国際交流などで活躍している生徒を招聘するよう計画を策定中である。全国の高校生の記憶に残る部会、多くの参加を得られる国際・ボランティア部会になるようにと願っている。

ootake
Modified : 2009-01-09

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