| 一度完成するとそのままの形で維持されていく絵画や彫刻に対し、音楽は時間の中で組み立てられる「時間芸術」であると言われています。ある時、ある空間で、あるメンバーによって奏でられた音楽は、一瞬一瞬で消えていき、それと全く同じものを生の状態で再現することはほぼ不可能です。だからこそ演奏する者は、与えられたその瞬間に一番美しいハーモニーを響かせようと日々努力し、それが結果として聴く人の心をうつのでしょう。 さて、今年度の器楽・管弦楽専門部の歩みも、諸関係者と生徒諸君のたゆまぬ努力に支えられたものでありました。とりわけ8月初旬に群馬県で開催された第32回全国高等学校総合文化祭においては、宮崎県合同管弦楽団(佐土原高校・宮崎商業高校・宮崎西高校)の演奏が審査員の先生方に高い評価をいただきました。高校入学時にはほとんどが初心者という状況の中にあっても、それだけのいい演奏が出来たということは、生徒達にとって大きな自信につながったものと思います。この他にも、春の「宮崎国際音楽祭街角コンサート」に始まり、秋の「宮崎県高等学校総合文化祭」、そして冬には「クリスマスコンサート」等、年間を通して、多くの皆様に演奏を披露することが出来ました。また11月には桐朋音楽大学教授の加藤知子先生を始め、国内の一流演奏家の方々を講師にお迎えし、直接ご指導を受けるというまたとない機会にも恵まれました。生徒ひとりひとりがそうした機会を最大限に生かして技術を磨き、日々成長していることを喜びに思います。 全国高等学校総合文化祭宮崎大会まであと1年となりました。器楽・管弦楽部門は平成22年8月4日.5日に宮崎市民文化ホールで開催されます。本県の高校生諸君が、全国から集う仲間と力を合わせ、宮崎の地に美しいハーモニーを響き渡らせてくれることを願っています。最後になりましたが、皆様の日頃のご尽力に感謝申し上げますとともに、本連盟に対する、一層のご支援とご協力をお願いしてご挨拶とさせていただきます。 |