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築島の紹介



特徴
 築島は,宮崎県の最南端串間市にあり,別名ビロウの島と言われるほどびろうが多い島です。人口約40人弱,周囲3.7キロメートルの小さな島です。築島のほとんどの人が,漁業をやっています。隣には芋を洗う猿で有名な幸島があります。



歴史
 築島は,明治15年11月24日に,築島藤吉という人が61円で買い取ったことから歴史が始まっています。  しかし,昭和に入っても,学校がありませんでした。子どもは,船で海を渡り,山道を歩き,市木小学校まで通っていました。しかし,毎日の通学は,とてもたいへんで,休む日が多くなりました。住民はとても困り,「築島に学校を」という運動がもち起こりました。そして,昭和9年11月25日ついに,築島分校ができました。

祭り
 築島には,二つの祭りがあります。
 山の神祭りは秋の祭りです。子どもたちが,山の神への願いごとを書いた作文を読みます。山の神は,子どもを守る神様として,みんなからたよりにされています。築島には,もう一つ祭りがあります。それは,恵比須祭りという祭りです。
この祭りは,漁に出た人たちの,安全や大漁を願って行う祭りです。



分校の子どもたちが島のビロウの葉を使って伊勢エビを作ります。それを絵馬につけます。その願い事を書いて島の恵比須神社に奉納します。以前は島外からもたくさんの人が来ていました。恵比須祭りに来た人には,無料で伊勢えび料理がふるまわれていたそうです。
山の神祭り・・・・・・・旧暦  九月十六日
恵比須祭り・・・・・・・一月の第一日曜日(変更あり)

漁業

 築島といえば,伊勢えび。築島では毎年,9月〜12月を中心に伊勢えび網漁をしています。伊勢えびの刺身は,プリプリして,とっても甘くて最高です!!お味噌汁にしても,とてもおいしいです。その他にも,定置網漁や延縄漁などもやっています。



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