市木っ子作品展

宝物をくれる海

 5月の半ばに、市木のへたというところにある「海の道
たっちゃん」というお店に、市木小学校の子どもたち全員
がお食事会にしょう待してもらいました。
 い前、カメノテの料理の仕方をたずねたことがきっかけ
でした。その日は、カメノテの料理などを出してくださる
ということだったので行ってみると、他にもアジやイカ、
サザエなどをまることやいてくださった料理や、カメノテ
もおみそ汁の中に入っていました。市木の海でとれた幸を
おなかがはじけるぐらい食べました。
 7月のはじめの日曜日には、お父さんとおじいちゃん
とお母さんと私の4人で貝取りに行きました。船に乗っ
て、大潮の時にしか出てこない島に行きました。それは、
私たちのひみつの島です。島に下りたしゅん間、ザク、ザ
ク、ザクッと貝をふみしめる音がします。下を見ると、そ
の岩一面、大きなシイやカラス貝でうめつくされていて、
まるでじゅうたんのようでした。
 市木の海は波がおだやかで、すき通るようにきれいで
す。こんなに多くの宝物をくれるこの海を大切に守ってい
きたいです。

(宮崎日日新聞 平成23年9月29日掲載 4年かなさんの作品)

海のイラスト