市木っ子作品展

ぼくの夢

夢  ぼくの夢はじゅう医師になる事です。
 ほくは、小さいころから、たくさんの犬達に囲ま
れて育ちました。散歩をしたり、エサをあげたり、海
でいっしょに泳いだり、いっしょに寝たりしました。
今も四匹の犬と、一匹の猫と一羽のインコを飼ってい
ます。
 でも、楽しい事ばかりではありませんでした。心臓
の病気や、事故などで死んでいきました。動物達が死
んでいくたびに、ぽくは泣いて悲しい気持ちになりま
した。
 その中で一番大好きだった犬の名前はあくびです。
あくびはお腹(なか)をなでられるのが好きでした。ぼくはい
つもあくびのお腹をさわりながら寝ていました。あく
びの名前の由来は大きなあくびをしていたのであくび
と言う名前になりました。あくびは人なつっこくて、
雷がきらいで、ほくの食べた、ヨーグルトのカップを
あげると自分のベッドに運んでいきました。そして、
少ししかついていないヨーグルトをずっとなめていま
した。カップを取ろうとすると、おこったり、どこか
別の所へ持って逃げて行きました。ヨーグルトをなめ
たあとのあくびの口の周りには、ヨーグルトがついて
いました。そんなあくびが、面白かったです。で
も、あくびは小さい頃から病気がありました。「てん
かん」という病気でした。てんかんは脳の病気で、あ
る時あくびはけいれんが止まらなくなり、入院してし
まいました。元気になって帰ってきては、また入院し
て、別の病気にもなってしまい、手術もしました。ご
飯が食べれなくなるくらい、けいれんが止まらなく
なりました。名前を呼んでも、分かってくれなくなり
ました。ぼくは死なないでと思いました。でも、あく
びは、朝になったら死んでいました。火葬揚で焼かれ
ていくあくびに
「あくびが煙になって飛んでいく。」
と、言いました。ほくはたくさん泣きました。ぽくは
卒園式で、
「じゅう医師になりたいです。」
と、言いました。
 それからぼくはじゅう医師になろうと思ったので
す。もし、じゅう医師になれたら、死んでしまった犬
と同じ病気の動物を手術や薬で治して助けたいです。
じゅう医師になるには、勉強をたくさんしないといけ
ないけどそれをこえないと自分の夢にたどりつけない
と思います。そして勉強だけではなく、他の国の動物
に会い、観察し、色々な動物を治りょうできるように
なりたいです。

第38回動物の作文コンクール(宮崎市フェニックス自然動物園、朝日新聞杜主催)

金賞(県教育長賞) まさきくんの作品

(朝日新聞 平成24年1月28日掲載 )