校長のきまぐれエッセー12月

戻る


   4月分  5月分   6月分   7月分 8月分 9月分
10月分 11月分  12月分  1月分 2月分 3月分
 平成27年12月22日(火) [H27 bS3]
     「ミヤコー本年度の2学期を振り返って」

 12月22日(火)午前中にようやく本校2学期終わりの終業式を終えました。
 とても暑い中での体育大会に始まり、高校生ものづくりコンテスト全国大会(宮崎大会)、本校創立110周年記念式典、文化祭(双楠祭)など大きな行事の続いた2学期も無事に終えることができました。
 そして実に多くの生徒たちが活躍した2学期でもありましたが、全国レベル級の特筆すべきものを振り返ってみましょう。
 まずは、工業高校の真骨頂である工業技術を競うものの中からは以下が挙げられます。
 @若年者ものづくり大会メカトロニクス部門において全国第3位(本ブログ8月7日(金)[H27 bQ2]「若年者ものづくり競技大会の大快挙」参照)。Aソーラーカーレースin鈴鹿耐久レースにおいて、本校チームは総合で全国第3位(高校生部門なら第2位)(本ブログ8月21日(金)[H27 bQ4]「ソーラーカーレースでも大快挙」参照)。Bエネルギー利用技術作品コンテストで生産システム科3年の本部龍之介君が見事全国1位となる文部科学大臣賞を獲得しました。
 次いでスポーツの世界からは、以下が挙げられます。
 C和歌山国体陸上競技女子ハンマー投げで、化学環境科3年メイン桜さんが県高校新記録で優勝したのも記憶に新しいところで新聞テレビ等で大変話題になり、先の県学生栄誉賞も受賞しました。D同じく国体において少年男子グレコローマンスタイル74kg級において、機械科3年松崎勇人君が堂々の3位に入っています。E陸上部においては、日本ジュニアユース陸上選手権大会において、4×100mリレーで大会新の優勝という快挙でした(インテリア科2年水久保君、電気1年和藤君、電気科2年野村君、化学環境科2年木下君)。F第50回全日本サーフィン選手権ボーイズクラスにおいて、生産システム科2年の加藤優典君が第2位に入っています。
 高体連1年生大会においては、G陸上競技部総合優勝、Hバレーボール部優勝、Iラグビー部7人制の部優勝、Jサッカー部第3位、K柔道部個人戦90kg級第2位、L同じく100kg級3位の好成績。新人戦においては、M弓道部遠的女子の部で団体優勝、Nバドミントン部第3位の好成績などが挙げられます。
 また、就職や進学において苦戦している学校も多い中、本校は現在生徒の就職はほぼ100%となっており、進学組の決定を待っているところです。
 これらの目覚ましい活躍などは、本校の誉れであって、生徒一人一人が胸を張れる状況下にあると言えます。
 来年がまたどんな年になるのか楽しみですし、明るい未来を願っているところです。
 皆様も、事故等にお気をつけいただき、風邪やインフルエンザ等病気にかかりませんよう、そして良いお年を迎えられますこと祈念しております。
 平成27年12月16日(水) [H27 bS2]
     「平成27年度本校文化祭『双楠祭』について」

 先週の11日(金)から12日(土)にかけて、「Love & Peace 〜輝く7色スマイル〜」と銘打って本校の文化祭『双楠祭』が開催されました。
 11日の開催オープニングでは、建築技術部、化学環境部といった工業高校ならではの部活動の紹介があって他の学科の活動を垣間見ることもできました。JRC部、家庭クラブの発表では、真面目に世の中のことを考えたり、生活を改善するという視点での素晴らしい発表がありました。吹奏楽部の演奏にも自然と手拍子を入れてくれたりしていました。
 オープニングに次いで、3年生の演劇が終日続きましたが、どのクラスもよく練習がなされていたし、小道具大道具の準備など大変だったことと思います。
 ちなみに吉本新喜劇にヒントを得た爆笑劇で機械科3年が優秀賞の栄冠を得ました。
 二日目の展示をしたクラスでは、教室が遊びの要素をふんだんに取り入れたアミューズメント施設となっていて、縁日と銘打ったゲーム性のあるものや迷路、お化け屋敷などというものもありました。
 ものづくりの視点で、学科の特性を生かしてキャンドル製作であったり、MMDという特殊なソフトを駆使してアニメを制作したり、デザイン部、JRC部、美術部、写真部といった日ごろの部活動の作品を展示したりするコーナーもありました。
 展示と言えばこれも本校独自ですが、多目的ホールで各学科の展示もあり、本校のものづくりの内容がいっぺんに見られた会場でした。
 模擬店については、トン汁、焼きそば、イカ焼き、それに家庭クラブ・JRC部のクッキー、PTAバザーのうどん、ポテト、フランクフルトなども加わって、お腹いっぱいになった人も多かったと思います。
 体育館では、バンドやダンスなどで目いっぱい盛り上がっていました。
 そんなこんなでみんな楽しめた双楠祭だったことと思いますが、このような文化祭というものは当日も大切ですが、そこに至るまでの過程が大切です。
 開催前には、準備のために段ボールを自転車のカゴいっぱいに積んで校内に帰ってくる生徒の集団やペンキを塗る作業等で汚れた手の生徒たちに出くわしたり、甘くいい匂いに誘われて家庭科室に入ったら三角巾にかっぽう着姿の男子生徒たちが一生懸命クッキーを焼いていたり、大きな声で演劇の練習をしている生徒たちがいました。
 こんな活き活きと活動している生徒諸君に出会うことがとても嬉しいですし、さまざまな活動そのものが生徒たちの高校時代の良き思い出として残っていくことであろうと思います。
 また本校文化祭には、保護者の皆様をはじめ近隣からあるいは外部の高校生や関係者の皆さまも多数多くお越しになって大変な賑わいのうちに終えることができました。
 平成27年12月9日(水) [H27 bS1]
     「平成27年度PTA視察研修のこと」

 先日の12月4日(金)に本校PTA役員さん12名と職員6名の計18名で、他県の先進校を視察してきましたので、その様子なりをご紹介しておきます。
 訪問先は、熊本県人吉市にある熊本県立球磨工業高等学校です。
 視察校の選定理由としては、「日本一の工業高校を目指す」というスローガンを掲げ、特に技術系の部活動で、例えばロボット競技(平成27年度全国準優勝)、マイコンカーラリー競技、ものづくりコンテスト建築部門(平成27年度全国準優勝)などで目覚ましい活躍をしていることと、建築科の中に宮大工を養成する伝統工芸コースを設置してさらに卒業後2年間の専攻科を設置していることが特徴的な学校であるということで、何がしら刺激を受けて帰ることができると考えたからです。
 教育目標として「ものづくりをとおした人づくり」「部活動をとおした人づくり」「地域から信頼される人づくり」の三つを標榜し、まさにその目標のとおり人吉市に確固たる存在感を放ち、活気にみなぎる学校であることがよく理解できました。
 学校の正門付近には、部活動で活躍した生徒の記録などが名前入りで紹介されたりするものですが、ここでは生徒の顔写真まで一緒に掲載され、生徒をきちんと顕彰し学校全体の士気発揚を図っておられました。
 また、前段で技術系部活動が特に活躍していることを書きましたが、工業高校生としての「ものづくりに対する志」が大変高く、例えばものづくりコンテストに臨む生徒たちは背中に「匠」と描かれた実習着を着用していました。
 文化祭では、技術系部活動で製作された家具などが、あっという間に売り切れるとのことで、地域の方々からも「球磨工業高校の家具は素晴らしい」とお褒めの言葉もいただいているようです。
 余力があるときは、建築科で課題研究で製作した3人掛け椅子を、公共の施設などに寄贈したり、地元青井神社(国宝)のおくんち祭りでも積極的に参加するなどして現在の人吉市には無くてはならない存在となっているようです。
 今回のPTA視察は、PTA役員さんたちからも「大変ためになった」との感想をいただくなど、おおむね所期の目的を達成できたと感じています。
 さて、PTA活動というと、「めんどくさくて」とか「学校に行く機会も多くて」とおっしゃる保護者もおられますが、こんな他県への視察<旅行>で見聞を広めることもできますし、同じ役員様どおしでの懇親も深めることができます。
 現在でも本校のPTA活動は活発に行われておりますが、さらに積極的に参加したいと思われる保護者がもっともっと増えることを期待しているところです。  
 平成27年12月2日(水) [H27 bS0]
     「自転車交通事故の恐ろしさについて」

 通学・通勤あるいは、買い物にと自転車を利用する方は多いと思います。
 私もある用事で先方に駐車場の台数があまり確保されていない状況などでは、近くであれば自家用車ではなく自転車を借りていくことがあります。
 このようにどっぷり普段の生活に馴染みのある自転車ではありますが、交通マナーが悪かったり油断して乗っていたりするととんでもない危険が待ち受けています。
 先の新聞にも掲載されていましたが、都農町の県道で男子高校生が歩いていたお年寄りの女性と正面衝突を起こし、女性は頭を打つなどして亡くなられました。
 このようなケースは、毎年日本中のどこかで発生していると言いますが、事故後の謝罪や保障というものを考えるとただ事ではないことが理解できます。
 ひところ、ノーブレーキピスト自転車と呼ばれてブレーキ等を備えていない主にトラック競技用の自転車を買い求めて走る方がいて、事故が多発したこともありましたね。
 一般的に自転車は被害者側に立つと思われがちですが、場合によっては加害者側になってしまうことを如実に示しています。
 県内では、今年の1月から10月にかけて875件もの自転車が関与する交通事故が発生しているようで、このうち自転車と歩行者の接触による事故は6件も起きており、歩行者が骨折などの怪我を負っています。
 自転車は、定義では、「ペダル又はハンド・クランクを用い、かつ人の力により運転する二輪以上の車であって、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの」とされており、道交法上では軽車両に分類され車道の標識に従う必要があることを意外と知らない方も多いと思います。
 道交法の改正などがあり、自転車の「公道での乗り方」というものをみんなが勉強しておくべきと思います。
 これからのますます日の入りが早い冬場の時期は、たかが自転車と思わず、ブレーキの効きを確かめ、自分の存在を明らかにする反射板等のチェックを怠らず、ライトの点灯を早めに行うことが肝要であるとされています。
 冒頭に書いた高校生の起こした交通事故で相手が死亡してしまったという事実と、われわれ自身がもっと気を引き締め安全運転に努めるべきとして各クラスで担任等からも話をしてもらっています。
 自転車の交通事故にはお互いに気を付けていきましょう。