校長のきまぐれエッセー2月

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 平成28年2月24日(水) [H27 bT2]
     「平成27年度校内課題研究発表会について」

 平成28年度の「課題研究発表会」を2月12日(金)に本校体育館で開催いたしました。
 「課題研究」とは、「数学T」とか「国語基礎」などと同じく科目の一つですが、特徴的なことは、高校の1年生から3年生までにかけて学んできたこと(専門)の集大成と言うことが言えます。
 生徒たちがテーマ(課題)を決めて解決するよう取り組む科目のことで、例えば、自動車のワイパー程度のモータを使用して人が乗って動けるような乗り物をこれまで習ってきた専門の力を駆使して製作するといったものです。
各学科でテーマに応じて班編制をしますが、大がかりなものについては、チーム人数も多くなりますので学科によってテーマが多かったり少なかったりするのです。
 実は、発表会を前に各学科ごとで、「<学科別>課題研究発表会」を開催していますので、本発表会には、各学科のトップ(代表)チームが出場していることになります。
 この中からいくつかを紹介したいと思います。
 機械科代表のテーマは、「ボールキャリー・広角集球ネット製作」で、野球部活動で実際に役立つものづくりとして、重いボールケースを一気に4箱移動できるキャリーカーとバッティングの際に打った球が選手の足元に戻ってこなくする使い勝手を考えた低い高さのネットを開発・製作しました。
 生産システム科のテーマは、「手動及び自動車いす製作」で、例えば車いすのタイヤを十分に回せない方がおられても、センサーを用いてあらかじめ決められたルート上の白線を辿って目的の場所まで自動で移動できる車いすを開発・製作しました。
 電子情報科のテーマは、「全方向移動ロボットの開発」で、一般的に考えやすいタイヤをハンドルで回すというような動作ではなく、タイヤの軸は固定したままでタイヤの構造を工夫することで、タイヤ自身の回転により前・後・左・右・斜めに自由に移動できるロボットを開発・製作しました。
 建築科代表のテーマは、「二世帯住宅の設計提案」で、宮崎県が「日本のひなた宮崎県」を標榜したキャンペーンを打っているのに併せて、日の当たる空間を活用した二世帯住宅の設計提案をしました。
 このほか、電気科代表は、「ポップコーンマシーンの製作」、化学環境科代表は、「洗剤が植物に及ぼす影響と界面活性剤について」、インテリア科代表は、「プロダクトデザイン時計」というテーマで発表しました。
 それぞれ大変熱心に取り組んで素晴らしい内容でありましたが、あらためて立案・計画・アイディア、製作など一連のものづくりの難しさを感じ、同時に素晴らしさも学んだようでした。
 またチームで一つのものを創りあげていく喜びも同時に感じてくれていたようです。
 平成28年2月17日(水) [H27 bT1]
     「平成27年度『将来の高度職業人育成事業』研修について」

 平成28年2月8日(月)から9日(火)にかけて1泊2日の日程で、県内の工業学科に在籍する高校生が産業界等の協力を得て、高度技能者から高度な技術・技能を習得するとともに、「高校生ものづくりコンテスト」全国大会等への出場経験を通して、将来のものづくり産業を担う高度な職業人を育成しようと、標題にありますような事業を県教育委員会の主催にて開催しました。
 各工業高校からは、専門7系(機械、電気、電子情報、建築、土木、化学、インテリア)から計64名が選抜されました。
 会場を、建築系が宮崎高等技術専門校、土木系が青島青少年自然の家、それ以外の5系が本校の各実習室としました。
 指導者には、自動車部品メーカーの「(株)ニチワ」、電機設備会社の「(株)九南」、化学分析の「(財)宮崎県環境化学協会」、測量会社の「(株)白浜測量設計」「大正測量(株)」、職業指導(家具工芸)の「宮崎ポリテクセンター」などから県内トップレベルの方々をお招きし、また自前として工業高校の専門の職員も加わりました。
 開講式において、本校機械科2年の山下クンが生徒全体を代表して、「私たちは各学校で基礎的なことを学んできましたが、この2日間では、講師の方の教えを受け、より高度な技術・技能を身につけていきたいと思います。今回学びあった仲間は同時に今後の高校生ものづくりコンテスト県大会でのライバルともなっていきますが、お互い気を引き締めて頑張っていきたいです。また今回のような機会を作ってもらって大変ありがとうございました。」と立派なあいさつをしてくれました。
 また開講式の後半に、本年度の高校生ものづくりコンテスト全国大会「化学分析部門」でみごと準優勝となった都城工業高校化学工業科3年の徳丸クンが、全国大会に参加して感じたことなどを10分間ほど後輩の生徒たちの前で話してくれました。
 「良い成績を残せたのは、この高度職業人育成事業があったことと日ごろから指導を受けていたことが要因だと思います。さて、日ごろの実習についてですが、操作を覚えるにあたって大事なことは、次の操作で何をするのか、何が大事かを考えながら作業を進めることであろうと思います。また実際に考えながら操作を行うことで、自然と操作を体に覚えこませることができ、レポートを書くのも苦ではなくなりました。さらに、全体的には正確な操作が求められますが、同時に早さや安全性も求められます。これについては、実験の際に必要なものを使い勝手が良いようにどこに配置しておくのかなども考慮する必要がありました。ここに至るまでには多くの先生や指導者からの指導、親からの応援、仲間の支えなどがありましたが、感謝しています。後輩の皆さんもぜひ頑張ってほしい。」とまとめてくれました。
 このような取組みもあり、本県の工業高校生の実力は全国的にも評価が高くなっているところです。
 平成28年2月10日(水) [H27 bT0]
     「(全日制・定時制)推薦入学者選抜検査の頃」

 平成28年度4月入学生のいわゆる「推薦入試」がこの4日(火)に本校で行われました。
 正式には、「推薦入学者選抜検査」と言います。
 入学希望者に対して検査を行うので、願書を出してくれた生徒諸君のことを「受験者」ではなく「受検者」と呼称します。
 当日かなり早い時間から本校に出向いてくれた受検者も多く、準備したパネルにある試験会場(教室)をしっかと確認したり、近くにいる職員に大きな声で挨拶したりしていました。
 検査前に本校玄関渡り廊下付近のピロティーに勢揃いした中学生たちは、緊張した面持ちで説明者からの諸注意などに耳を傾けていました。
 この日は、天気は良かったのですがやはり寒い時期であったこともあって、風邪の症状があるなどで何らかの対応が必要な受検者もおりました。
 本校では全日制・定時制ともに、2科目の学力検査を課しています。
 推薦入学者選抜検査に学力試験が導入されたのは平成27年度入学生からで、今回がその制度になってから2回目となります。
 学力検査に加えて、作文、面接と続き受検者にとっては長い長い一日であったことと思います。
 「推薦入試」に学力試験が加わったことで、中学校側が若干受検者をより絞り込む傾向を感じています。
 全日制においてはおかげさまで各学科の定員枠(40名)の40%である各16名の枠に対して、機械科:0.94倍、生産システム科:1.38倍、電気科:1.44倍、電子情報科:0.81倍、建築科:1.31倍、化学環境科:1.06倍、インテリア科:0.75倍、学校全体では、1.10倍というものでまずまずでした。
 受検生にとって倍率が高いと言うことは、ライバルが多いと言うことであり不利な条件の一つとなりますが、高校にとっては、レベルの高い生徒を受け入れることができるのでありがたい事なのです。
 真剣に勉学等に取り組み、本校に挑んできた中学生を迎える我々高校側の使命は、ミスのない体制を築き、公正・公平な判断で選抜すると言うことです。
 発表はまだ後ですが、受検してくれた生徒諸君は、発表までさぞやソワソワ、ワクワクした心持ちで待っていることと思います。
 平成28年2月3日(水) [H27 bS9]
     「ネットトラブルを回避するために〜情報モラル教室」

 ツイッター、ライン、フェイスブックなどと言えば、インターネット上での人と人とのコミュニケーションのツールということですが、昨今のニュースにもありますように便利な反面、危険な面も多く存在しています。
 生徒も含めて特に若い世代は、インターネット上でのそのようなツールを介して被害を被らないようにあるいは周りの人に迷惑をかけないことが重要ですが、1月27日(水)に「ネットトラブルを回避するために」と題して、宮崎ソフトウエアーセンターのITアドバイザーの方をお招きし全校生徒による「情報モラル教室」を開催しました。
 情報モラルとは、特に情報機器や通信ネットワークを通じて他者と情報をやり取りするにあたり、他者に害を加えたり、迷惑をかけたり、不快にさせたり、あるいは自らや周囲の人間を危険に晒したり、無用なトラブルに巻き込まれたりしないよう身に付けるべき基本的な態度や考え方のことです。
 事例を示しながらの解説がわかりやすかったので紹介しておきます。
<ケース1:不適切あるいは非常識な行動>
 コンビニの従業員がアイス陳列棚のケースに入り友人がその状態を撮影しネット上に登校した事件がありました。余りもの悪ふざけに対して非難を受け、その従業員は解雇のうえ、フランチャイズ契約も打ち切られたその店は閉店に追い込まれました。 
<ケース2:犯罪予告等のネット上への投稿>
 ある大学生が、ある機関に爆弾を仕掛けたとウソの情報をネット上に流したという事件がありました。冗談でも犯罪予告や社会の安全を脅かす書き込みは、多くの人を巻き込んで大変な騒ぎに発展しますし、犯罪です。その大学生は無期停学処分となったようです。
<ケース3:他者への誹謗中傷・プライバシー侵害>
 ネット上に根拠のない悪口や嫌がらせを書き込み他人の名誉を傷つけるという事件も多く起きています。「名誉棄損」「侮辱罪」「信用棄損罪」などに問われることにもなりかねません。
最後に情報モラルについて、全体的に以下五つの視点でまとめられました。
○「できること」と「して良いこと」の違いを明確にしておくこと(不適切な投稿をしないなど)
○守るべきことはネット上も現実も同じであること(犯罪予告、誹謗中傷など)
○インターネット上にアップした情報はなかなか消せないこと
○インターネットは世界中とつながっていること(ネット上では他人から自分の投稿が簡単に見られているかもしれないことを理解しておくこと)
○インターネットに依存しすぎないこと(ツイッター、ライン、フェイスブックなど頻繁にアップされている情報に翻弄されないように)