校長のきまぐれエッセー7月

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 平成27年7月29日(水) [H27 bQ0]
     「教職員の服務について」

 公務員とりわけ教職員の不祥事については世間で問題視されています。
 不祥事で話題になったものには、体罰や飲酒運転やわいせつ事案などがあります。
 体罰に関しては、まず「生徒の指導にあたっては、いかなる場合においても体罰を用いてはならないこと」と学校教育法第11条に明記してあるとおり、絶対にあってはならないことです。
 生徒に対する懲戒は、真に教育的な配慮をもって慎重・的確にすべきであり、一時の感情に支配されて軽率な指導を行ってはいけません。
 体罰に関しては、かつて本校においても見受けられることがありましたが、現在では教師側の理解啓発が進み、そのようなことは無いと言えます。
また、飲酒運転については言語道断であり、一般常識の範疇でよく理解し厳に慎むべき行為です。
 当然のこととして、酒が出る会合では帰りに車を運転してはいけないことや「これくらいなら大丈夫」という甘い考えを捨て、「飲んだら乗るな」の実践を徹底すべきです。
 先生だって「人の子だから」は通用しませんし、子どもの教育にあたるべき教師の資質が問われているのです。
 また、最近では部活動の合宿中に引率していた男子職員が、就寝中の女子生徒の体に触るなどという事案も発生しています。
 被害にあわれた生徒や保護者の心情としては、簡単に癒えない内容であるだけに、いかばかりかと察することができます。
 教職員が引き起こしている不祥事について、われわれ教職員は真摯に受け止め、どうすれば防げるのかという視点にたって研修を積み重ね、せめて本校の職員からはそのようなケースを出さないという決意を持って日々臨んでいるところです。
 生徒や保護者の方々との信頼関係を少しでも盤石で強固なものにして、教育に専念できる体制を築いてまいりたいと考えてい
ます。
 平成27年7月22日(水) [H27 bP9]
     「本校(全日制)は1学期が終了し夏休みに入っています」

 梅雨こそ明けたものの先週は、台風の影響というよりも台風が来るかもしれないということでの対応で大変翻弄されました。
 結果的に水曜日と木曜日の行事がそっくり入れ替わって無事にクラスマッチ(種目は、サッカー、バスケットボール、バレーボール)も最後まで終えることができました。
 どの会場も熱戦が繰り広げられ、さすがに男子の多い学校だけに怪我をした生徒も数人いましたが、盛り上がるべきは盛り上がってどのクラスも楽しんでいました。
 バスケットボールの最後では、生徒の優勝混合チームと職員代表チームとがエキシビジョンマッチということで対戦することもできて、ALTのジュリアン先生にもいい思い出をつくることができました。
 生徒たちにしてみると、期末試験も終わり夏休みに入る前の最大の楽しみな行事の一つであろうと思いますが、17日(金)には、終業式を終えて現在長期の夏休みという運びとなっています。
 夏休みとは言っても、課外や部活動も引き続き行われますし、それなりに様々な活動が展開されていきます。
 特に3年生にとっては、現在行われている3者面談等を通じて、自分の進路をいよいよ決定しなければならないそんな時期です。
 ある3年クラスの担任から3者面談の様子を聞いてみましたら、1年生の頃から様々な進路に関する情報を流したり、考えるためのヒントを与えてきているのに、「全くどうしていいか分からない」と言ってくる生徒もいるようです。
 この夏休み、いろいろな意味でまた暑いものと思います。
 それぞれ過ごし方は違えども、登校日や2学期明けの始業式には、いい笑顔で会えるよう願っているところです。
 平成27年7月15日(水) [H27 bP8]
     「高校生ものづくりコンテスト九州大会(宮崎大会)を終えて」

 高校生ものづくりコンテスト(宮崎県大会)が6月13日(土)に開催され、県内のトップチームが今度は九州大会に駒を進めたことは、bP4号でお知らせしたところです。 九州大会では本宮崎工業高校会場で、化学分析、木材加工、家具工芸の3部門が競われ、鹿児島県会場では、旋盤作業、自動車整備、測量を、大分県会場では、電気工事、電子回路組立の全8競技が、この11日(土)、12日(日)を中心に同時に開催されました。
 本九州大会で勝ち抜けると本年11月開催予定の高校生ものづくりコンテスト全国大会(本九州大会と同じ3県での分散開催)へと駒を進めます。
 九州大会の本宮崎工業高校会場での様子を記述してみましょう。
 11日(土)は、各部門の下見や各種打ち合わせに加えて午後4時から全体開会式を行いました。
 特に今回は台風の影響がでて移動で翻弄され続けた沖縄県選手団と視察の先生方も何とか飛行機が飛んで、ようやく九州すべての県が参加しての競技となりまずは安どしたところでした。
 化学分析部門は、もの(工業製品)にJIS規格があるように分析をする方法にもJIS規格があり、その方法にのっとって水の硬度(カルシウムやマグネシウムの量)分析を行うものでした。ガラス器具の取扱い方、洗い方、メスピペットから内部の壁に残っている溶液を出し切る作業、計算・レポート作成など、細かいところに細心の注意が必要な競技でした。優勝は、大分県立大分工業高校でした。
 木材加工部門は、角材を選手自身で選ぶことから初めて、屋根裏の構造部を、墨付け、加工、組立という工程を経て製作するものでした。部材をタオルで巻いて丁寧に扱っている選手、地下足袋まで履いて気合の入った選手なども見受けられました。優勝は、熊本県立球磨工業高校でした。
 家具工芸部門は、木材を加工して額縁のような四角い形を製作するものですが、四角の四隅は、すべて異なった組み方がしてあり、仕上げが大変難しいものでした。道具を大切に扱っているのがよくわかりましたが、ノミやカンナやノコをきちんと揃えて作業する姿が美しかったです。優勝は、熊本県立球磨工業高校でした。
 どの学校の選手もそれぞれに日々練習を重ねたつわものがそろっていましたが、どの競技でもあまりもの気魄が溢れているためか見ているだけでも、生徒諸君の真剣に取り組むりんとした姿、競技というピーンと張りつめた雰囲気などから多くの感動をもらうことができました。
 最後になりますが、多くの関係される皆様方に見守られる中での開催でありましたが、本大会が成功裏に終えることができましたことへの感謝とともに本大会のレベルがますます向上し、九州各県の工業教育全体の発展を祈念したいと思います。
 平成27年7月8日(水) [H27 bP7]
     「定時制生活体験発表会校内予選会のこと」

 これまで本校定時制生活の中において学んだことやこれから学びたいこと、働きながら学ぶことで得たこと、これからの人生をどう生きていくのか等をテーマとする生活体験発表会校内発表会を6月26日(金)に行いました。
 定時制で言うところの3、4時間目ということで、午後7時50分から9時05分までの時間帯での開催でした。
 本校の定時制には、工業の学科が3つ(機械科、電気科、建築科)ありますが、それぞれ1学年から4学年までありますので、クラスは3クラス×4学年で計12クラスとなりますが、そのすべてのクラスから代表者が1名ずつエントリーして計12名が発表者となりました。
 定時制に学ぶ生徒たちは、経済的に進学するよりも家計を手助けするために働きながら勉強する道を選んだり、中学校で不登校であったり、別の高校を中退したりとさまざまな厳しい環境の中にありながら、不屈の精神を振り絞って定時制生活を送っている生徒たちがほとんどです。
 ですから、テーマも「アルバイトを通して学んだこと」、「自分が宮崎工業高校定時制に生きる理由」、「もう一回の2年生」などと言うものでした。
 誰しも人の前で、自分の不遇な境遇を吐露することははばかられるものですが、全ての生徒が前をしっかり向き全員に話しかけるように語ってくれました。
 そして聴衆は、その他の生徒、職員全員ですが、おそらく生徒たちは自分の境遇と重なる部分もあってのことと思いますがし〜んとして耳を傾けるように聴いてくれていました。
 12名全員の発表の内容には紙面の都合等で触れられませんが、総じて以下の3つのことを感じたところです。
 一つは、親や先生への感謝、友だちや仲間の大切さ、支えてくれている人への思いが込められていることです。
 一つは、定時制に生活する生徒たちが、普通の高校生活をしている者たちよりも生きている意味だとか、働くことの重要性や責任感といったものを十分考えたり感じていることです。
 一つは、自分や自分の置かれている境遇をより良い方向に変えていきたいという思いが強いことと、自分を変えていける可能性と信じる勇気などを持っていることです。
 「未来を失った記憶」と題して、あることが原因で中学校時代に不登校であった自分を奮い立たせ本校定時制を卒業し立派な社会人になることを決意する内容で最優秀となった電気科3年の富山君がこの秋に開催される県大会に出場を決めました。
 県大会の様子についてはまたご紹介したいと思います。
 平成27年7月1日(水) [H27 bP6]
     「7月1日から求人票受け付け開始」

 高校生向けの求人票の解禁が7月1日であり、本日1日より受付が開始され、進路指導室はますます大忙しの状態を迎えます。
 今回は、本校生の進路選択において割合の多い就職に焦点を当て、「高校生の一般的な就職試験までの流れ」について大まかにお伝えしてみましょう。
 高校は、卒業してから就職するにしても進学するにしても、自分を理解し将来の進路設計を考え、社会人・職業人として生活していくために生涯にわたって必要な力などを育成する時期であると言えます。そのため、下学年においては、インターンシップなどを通じて社会を垣間見、進路ノート等を活用したり、教師や先輩からのアドバイスを受けたりして職業選択までの必要な進路ガイダンスをしっかり行う必要があります。
 3年生になると、具体的な進路希望調査や過去の求人票をもとに進路希望先を確認するという作業が始まります。
 「県内就職か県外就職のどちらを希望するか。」「具体的に就きたい職種や企業があるか。」「保護者との就職相談ができているか。」など具体的に詰めていきます。
 早い場合は5月くらいから7月末くらいまで、生徒・保護者・担任の三者による進路面談を行い、これにより進路希望先を詰めていくことになります。
 ところが、企業求人に対して、本校生徒が複数受験したいということになると、どうしても本校割り当て分の求人数にまで人数を調整する必要性がでてくるために、どうしても校内で選考していくことになります。
 校内選考会を経て受験が決定すると、生徒は就職試験に関する受験申請書、履歴書を書き、担任は調査書などを揃え、9月初旬には企業へ就職試験書類一式を発送します。
 生徒が応募した企業から試験案内が学校へ到着すると、受験日時や受験場所等を確認し、受験案内に応じて移動手段の確保をしたりします。
 生徒たちは、筆記試験対策や面接対策等を十分に行って、全国一斉に9月16日から就職試験解禁となり、方々で就職試験が始まることとなります。
 試験の結果は、試験後1週間から10日間で通知連絡がありますが、不合格であるとまた次の企業の試験を受けるべく準備をしていくことになります。
 こんなことで、現在学校において3年生及び担任など進路指導に関わる職員は、いよいよ本番が始まったという実感を持ち始めています。