校長のきまぐれエッセー8月

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 平成27年8月26日(水) [H27 bQ5]
     「全国高校ロボット大会県予選大会のこと」

 「にっこにっこに〜」「佐高メラクレス」「生産.tem」これらは、何だと思われますか?
 実は、これはこの8月8日(土)に本校で開催された本年度の「全国ロボット大会・宮崎県予選会」に県内工業高校から出場してきたロボット名の一部で、なかなかユニークな名前のものが多かったです。
 第23回になります全国ロボット競技大会(三重大会)に出場できる本県枠4台をめぐって、全部で13台のロボットがエントリーしてきて戦いが行われました。
 大会ルールは全国大会が開催される三重県が作ったルールとなっています。
 簡単に言うと、三重県の英虞湾(あごわん)に代表される真珠貝(アコヤガイ)から真珠を取り出し、加工して指輪などの装飾品に加工するまでの手順を模した3分間の競技となっていました。
 生徒諸君は、技術部活動等で特に夏休み期間は昼夜を問わずロボットの調整や操縦訓練に明け暮れ、この日の午前中の直前の公開練習まで気が抜けなかったことと思います。
 試合に臨む生徒たちの顔は真剣そのもので、りんとした雰囲気の中緊張感が漂っていました。
 応援や見学には、保護者の方々をはじめ兄弟や、中学校でロボット競技に取り組んでいる生徒たち(中学校にもロボットコンテストがあり全国大会まであります)、科学クラブの小学生たちがきてくれ会場は熱気に包まれていました。
 結果的に、制限時間3分以内にすべての作業を終える能力を持ち、タイムでベスト4のチームが全国大会行きを決めました。
 第1位は、「秀峰K」:タイム58秒(小林秀峰高校)、第2位は、「秀峰武蔵」:タイム1分19秒(小林秀峰高校)、第3位は、「佐高勝征」:タイム1分50秒(佐土原高校)、第4位は、「生産.sys」:タイム2分0秒秒(宮崎工業高校)で、本校も1台全国に挑戦することとなりました。
 ロボットの甲子園ともいえる全国大会の場でも、今度は宮崎県という看板を背負ってどのチームも頑張ってきてほしいです。
 全国を掴めなかったチームもありますが、出場した全チームがお互いに、技術を披露しあったり、いろいろなハウトゥーがあることにも気づけたことは、切磋琢磨という面からも大変良い機会でした。
 平成27年8月21日(金) [H27 bQ4]
     「ソーラーカーレース鈴鹿大会でも大快挙」

 平成27年7月31日から8月1日にかけて、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット国際レーシングコース(フルコース1周5.8km)で開催されたソーラーカーの国際レース「ソーラーカーレース鈴鹿2015(FIA ALTERNATIVE ENERGIES CUP)」において、本校出場チーム(本校自動車部:部長は生産システム科3年矢野奨虎クン)が輝かしい結果を残しましたのでここにご紹介しておきます。
 その輝かしい結果とは、一定の時間内(4時間)にこのフルコースを何周できるか(周回数)を競うエンジョイT(高校生以下)クラスにおいて出場14チーム中で、みごと2位に輝いたことと、出場31チームで競われたエンジョイU(高校生も含めた一般クラス)も含めた総合順位でこれまたおみごとの3位に入り表彰台に登ったことという大快挙のことを指します。
 そもそもソーラーカーレースは、車の表面の太陽電池パネルから得られる太陽エネルギーによって動く、太陽光だけを動力源とする電気自動車(ソーラーカー)による競技です。
 ソーラーパネルの出力や参加チームの年齢・車体の規格により様々なクラスに分け、時間耐久レースを行いますが、マシンの性能もさることながらマシンを調整し性能を最高に引き上げるというかなり高度な技術力、運転操作の力、相手チームとの駆け引き、息の合ったチームワーク力などが必要となり、上位に食い込むことは至難の業と言われていました。
 マシンの調整と簡単に言いますが、空気抵抗を減らす工夫(車体の改良)、各種パーツ・部品やタイヤの素材の改善など細かな点を日々の部活動の中で地道に行ってきたことでした。
 指導者である生産システム科山本智弘教諭も、「この4時間耐久レースは8年ぶりの参戦でした。マシンの走りは終始安定していて何の不安もなくラップを重ね、ドライバー交替(生産システム科3年山下礼生クンと矢野奨虎クン)作業もこれまで以上にスムーズに行うことができました。レース後半、余った電力を使ってペースアップを図り、これにより終盤に向けて順位が上がっていき表彰台圏内に浮上してきたときは興奮しました。来年はまた挑戦し優勝を目指します。」と感想と抱負を語ってくれました。
 このニュースは、8月19日付け宮崎日日新聞にも掲載されましたので併せてご覧いただければ幸いです。
 平成27年8月18日(火) [H27 bQ3]
     「県外の本校同窓会OBの思いに馳せて」

 本校同窓会である「大淀同窓会」は、宮崎市に本部をおきますが、支部として県外の関東、中部、関西その他も存在しています。
 本年7月4日(土)に、第55回を重ねる関東支部の総会に参加させていただきましたので、そのときの様子なりを少しご報告させていただきます。
 会場は宮崎県の他の高校も同窓会を開催することの多い東京都市ケ谷にある私学会館の大広間でしたが、受付を済ませ会場に入ると同時に目に入ってきたのは、本校の生徒の活躍などを伝える宮崎の新聞等の切り抜きの数々でした。
 母校の部活動の活躍の結果も地元の甲子園大会予選の結果も瞬時にアンテナを高くして情報を得ておられる証拠そのものでした。
 それほど、他県に居住されている同窓会の皆様は、ふるさとを思い、母校を思う気持ちが格段に強いのだと言うことを改めて感じました。
 そして、会場内では開催までの間、本校が中学校へ出向いて「学校紹介」をするときのビデオが流れていて、その中には現在の生徒たちの授業・実習・部活動などの活き活きとした姿が映し出され、食い入るように見入っておられました。
 会長(支部長)は、昭和37年電気科卒業の若松様(会社経営者)といい、現在の関東支部を盛り立てておられました。
 同窓会というものは、久しぶりに顔を合わせた同窓が、お互い無事に元気で暮らしてきたのかを確かめ合い、宮崎の方言丸出しで語り合えるその雰囲気がいいのだと言っておられました。
 私はあいさつの中で、「現在の学校」の状況について触れ、生徒たちは頑張り、学校も地域から信頼され、子どもを通わせたい学校としてますます発展しているところなので、安心くださいとのメッセージを込めました。
 また、本年度創立百十周年を迎えこの秋には記念式典を開催する運びとなっていることもすでに多くの方々がご存じで、「久々に学校を見に行きます」などとお声掛けいただきました。
 県外である関東支部の大淀同窓会の皆さまと短い時間でしたが触れ合うことで、ふるさとを離れて暮らす同窓会の方々の「思い」「願い」「希望」そういったものを肌で感じて帰ることができました。
 平成27年8月7日(金) [H27 bQ2]
     「若年者ものづくり競技大会の大快挙」

 平成27年7月28日から29日に山形県山形市(山形ビッグウイング)で開催された、「第10回若年者ものづくり競技大会」メカトロニクス競技部門において、本校出場チーム(生産システム科3年井上裕太君と同2年本部龍之介君のペアチーム)が3位となる銅賞を獲得しました。
 そもそも若年者ものづくり競技大会とは、職業能力開発施設、高等学校等において、原則として技能を習得中の企業等に就業していない20歳以下の若年者を対象とした技能競技大会です。
 競技の種類は14職種で、メカトロニクス、機械製図CAD、旋盤、フライス盤、電子回路組立て、電気工事、木材加工(家具・建具)、建築大工、自動車整備、TIPCネットワークサポート、ウェブデザイン、情報技術、グラフィックデザイン、ロボットソフト組み込みについて実施されます。
 各職種で第1位となったものには、厚生労働大臣賞が授与されます。
 メカトロニクス競技とは、工場の自動生産設備を模した競技用FAモデルを用いて、設備の改造、調整、プログラミングや保守等を行うもので、2名が選手チームとなり連携して作業を行っていきます。
 課題は3つ(3段階)あり、まず支給された部品と図面をもとに、模擬生産設備の機械装置、電気回路、および空気圧回路を組み替え、調整などのネットワーク運転を行うこと、次いで前課題で構築した生産設備に複数の不具合(不具合箇所は非公表)をワザと発生させ、設備診断により不具合箇所を特定し、修復を行うこと、最後は、それまで構築した生産設備について、設備を改善するための保全作業を行うこととなっています。
 この種目への宮崎県からの出場は本校のこの1チームのみで、後押しをしていただいていた県商工観光労働部労働政策課、県教育委員会学校政策課からも賛辞をいただき、そして指導者の生産システム科永野先生も大喜びでした。
 今後しばらくは、さまざまな報道機関からも取材が入ってくるでしょうし、話題の的となることは間違いないと思います。
 平成27年8月5日(水) [H27 bQ1]
     「本校オープンスクールについて」

 この時期、多くの高校で中学生を対象に体験入学を行っており、本校においても、7月30日(木)、31日(金)とオープンスクールと銘打って2日間に分けて実施しました。
 「本校を希望している」、「本校の○○学科に入学したい」、「工業高校の実習を体験してみたい」などという中学校3年生が集まってくれましたが、希望者が約千人ほどになり、一日午前午後の2回×2日間で合計4回実施したことになります。
 これに、各中学校の引率の先生、保護者の方々まで入れますとどうしてもかなりの数になっていましたが、中学生と一緒に熱心に参加いただけました。
 さて本校では、2段階のコースとなっています。
 まず、1時間かけて第1希望学科以外の学科についても知ってもらうために、希望の他の学科すべてを短時間ずつながら見学をし説明を受けます。
 特にこの時間は、説明する側からすれば、現在他の学科を希望している中学生を如何に自分の学科に興味を持ってもらい、実際に志望を変更して自分の学科を受検してほしいと願うものですから、趣向を凝らして力も入っていました。
 私も、中学生や保護者、引率の先生方の列について行って、各学科を見学してみました。
 電子情報科では、課題研究で作った生徒作品の中からゲーム性の高い、例えばルーレット型電子占い機、自作UFOキャッチャー、PC仕様新ゲームなどを展示し、実際に動かしたり触ったりできるさながらゲームセンターのアトラクションスペースとなっていました。
 インテリア科では、生徒の作品(木製筆箱、モノ入れ、小型テレビ台、陶器、染色布作品など)を展示し、現在授業で取り組んでいる実習の現場を10名ほどの生徒で再現し、わかりやすく学科の特徴・特性を説明していました。
 次いで、第1希望学科のことをもっと詳しく理解してもらうために、1時間かけて体験実習を組むというプログラムとなっていました。
 建築科では、大変暑い中でしたが中庭で測量の体験、製図室で製図の体験などを行い、本校出身の職員が話などをしていました。
 グループを引率してまわったり実習室の現場で説明を行う本校生徒は、来校した中学生にとっては先輩に当たりますので、中学生も真剣に聞き入っていましたし、実体験としての宮崎工業高校を満喫してくれたものと思います。