生徒会広報担当 : 1年I組 工藤 千夏 (宮崎中出身)
ユネスコ部の方々と、赤い羽根共同募金に参加しました。しとしと雨が降っており、はじめは人通りも少なかったので、活動がうまくいくのか不安がありました。しかしそんな中でも私たちに歩み寄り、声を掛けてくださる方々の温かさに触れることができました。私は募金活動に参加してみて見えてきたものがありました。それは、互いに見えない誰かに支えられて生きているということです。実際に今回の募金に参加して下さった方々も見えない誰かを思い、それぞれの思いを「お金」という形で表してくださいました。
そんな風に私たちも気づかない所で支えられているのだと思います。例えばあたり前に出される毎日の食事です。農家の方々をはじめ、食材を運ぶ人、販売する人、沢山の人が関わっています。日常は一人一人の思いやりで動いているのだと思います。私たち高校生も何となく成長していっているようで、実は数えきれない程の人に支えられているのです。今を生き抜き、社会に貢献できる人になることが私たちの一番の思いやりになるはずです。社会の一員になるうえで、あたり前に日々が送れることの大切さは、何よりも忘れてはいけません。その意味でも今回の経験は本当にかけがえのないものになりました。わずかなことしかできませんでしたが、誰かのあたり前を守る力になれていれば嬉しいです。 |