宮崎大宮高等学校
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「夢=挑戦」平成20年度大学入試全般の傾向と本校の取り組み 

大学入試全般の概況

○センター試験の状況 ~ センター試験易化

 予想に反して、平成20年度センター試験は易化しました。教科別に言えば、英語筆記、英語リスニング、生物、世界史、日本史が難化したが、それ以外の多くの教科科目では易化しているといえます。これにより、文系7科目では平均は570点で昨年度よりプラス13点、理系7科目では587点でプラス23点となりました。
  また、志願者数は54万3千人で、昨年度より約1万人の減少でありましたが、少子化の流れを考えますと、国公立大学の人気は継続していると言えます。
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H19センター試験会場での様子

○2次出願状況

 文系においては、経済系で出願者数が増加しています。景気回復傾向を受けての流れでしょう。一方、法学系は法科大学院から司法試験という流れが、予想されたよりも難しいことを受けて、出願者がやや減少しています。文・人文系統は大きく志願者を減らしています。教育系は教育界の厳しい状況を反映して志望者減の傾向が続いていましたが、今年度はやや持ち直したようです。理系では、理・工学系が増加しています。また、薬学系は薬剤師就職難の見通しと6年制の影響から減少傾向が続いていましたが、今年度は歯止めがかかりました。看護・保健系はここ数年の流れが変わらずさらに出願者が減少しました。
 大学別では、東京大学が後期削減に伴い前期定員が増加しましたが、それほどの増加にならず少数激戦となりました。また、後期は34,9倍という高倍率により、2段階選抜のセンター得点が約9割と高得点でした。また、センター試験易化により九州大学の志願者増が予想されましたが、実際には前年度を下回りました。また、九州全体の国公立大学で志願者を増やしていましたが、特に宮崎大学・宮崎看護大学・宮崎公立大学の増加が目立ちました。

○その他の特徴

 「センター試験が易化すると強気出願が増加、センター試験が難化すると弱気出願が増加」というこれまでの傾向とは異なり、2極化現象が見られました。具体的にはセンター易化により難関大学志望者は増加しますが、一方で中位層は安全圏をねらって出願するという流れです。従って、前期試験及びセンター得点の重要性が大きく増したということになります。

本校の進路指導の取り組み

○2次力の増強

1,東京大学入試問題研究
  授業力アップに向けてその基礎資料として東京大学入試問題研究を行ってきました。このことによって1年次の指導から最後の前後期特編授業までの指導について「各科目ごとの目標」、「身につけさせる力」、そして「具体的指導内容」について研究していますが、それらが完成しつつあります。

2,記述力・表現力の養成
 本校では、単に一問一答形式の答えを求めるのではなく、きちんと表現しつつ解答するという過程を授業の中で設けることで、2次試験で求められる記述力・表現力を身につけさせる指導をめざしています。そのためには「スピード」と「ゆとり」という相反するテーマを授業の中で両立させるという極めて困難な命題が教職員に突きつけられていますが、本校の職員は記述力・表現力を養成する授業の研究を続けています。

○センター試験への取り組み

1,基礎基本の徹底と確認の繰り返し
  12月の期末試験から本番までは問題形式への学習にどうしても走りがちですが、最も重要なことは基礎基本の確認です。かなりの実力をつけている生徒であっても、ちょっとした基本的な事が案外身に付いていないことがあるからです。もちろん、1学年からの基礎基本の積み重ねが前提となります。全学年を通して基礎的内容について反復練習を工夫しながら学習していくことが大切でしょう。このような点を大切にしながら本校では指導しています。

2,センター試験の持つ重要性の再確認
 今年の入試では特にその重要性が感じられました。センター試験の易化によって思ったほど得点できなかった生徒が2次で逆転できない現象もありました。また、難関大学についても、最終的にセンター試験の得点差を逆転できなかった例が見られます。センター試験の重要性が再認識されます。

○選択と自学自習力

1,動機付けの方法
 生徒の「わかりたい」、「知りたい」というやる気を引き出すために本校では生徒自らに選択させることを迫りました。例えば難関日々課題と標準日々課題の選択、夕課外で難関と標準クラスの選択、志望大学別集会においてどの集会に出席するかの選択、休日に開かれる夏季学習会に参加料を支払って参加するかどうかの選択などです。

2,自学自習力の必然性
  授業で全てを教えることは不可能ですし、教えるべきでもありません。そこには生徒が自ら必要を感じて行う自学自習の習慣形成が不可欠です。夕課外での授業と自学自習の選択、長期課外での自学自習の期間の設定等、本校では自学自習力を培う試みを行っています。

○個人指導(添削指導)

 本校では授業での一斉指導でできる指導と個人指導でしかできない指導をはっきりと区別し指導しています。特に各大学の2次試験過去問題の練習が個人指導の中心ですが、個人指導は1学年からでも十分に行えます。


文責 進路指導部 宮野原 章史
 
Modified : 2008-04-07


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