宮崎大宮高等学校PTA会長より

 梅雨空の下、桜の花を愛でる間もなく葉桜となった桜並木を通りながら、4月14日の熊本震災を思い起こしました。
 けたたましい携帯電話の警告音、直後の大きな揺れ、騒然とする周囲、おさまらない前震の連続と明け方の本震、直接の被害が少なかった宮崎市内でさえも、情報が混乱し一種異様な状況を経験しました。 熊本震災にて被災された方々の中に、それぞれの関係者がいらっしゃることと思います。 1日も早い被災地の復興と、被災された方々の健康をお祈りいたします。

 4月24日、 平成28年度宮崎大宮高等学校PTA総会も、会員の皆様のご協力のもと、様々なご意見も、頂戴し、意義ある総会となりました。誠にありがとうございました。

 さて、先日行われた四校定期戦で活躍した、応援団の舞台裏が民放の全国ネットで紹介されました。 厳しい指導の中、チアリーダーが華を添える西高、少数精鋭ながら威厳のある北高、応援団へ臨時参加した生徒への心遣いを忘れない南高、そして、100代目団長が率いる大宮高校の勇姿が眩しいほどに目に焼き付きました。
 また、四校応援団の勇姿もさることながら、フィールドで熱戦を繰り広げた野球部員、それを支えた 保護者の方々、声を限りに応援した生徒の皆さん、そして、生徒たちの自主性を重んじ暖かく見守って 頂いた先生方、この、日常では経験することができないイベントは、大切な財産になったことと思います。

 人は模倣することから始まり、経験を経て自己を形成していく過程で、様々な「想い」も同時に経験します。正の感情、負の感情も然りですが、「清濁併せ呑む」という言葉があるように、正しいことを経験する だけでは人として未完成であり、負の感情も併せて経験することで、人を気遣う思いやりの心が育つ、これは、そういう意味を含んだ言葉ではないでしょうか。
 私たち保護者は時としてその場面に立ち会い、わが子を導かなければなりません。しかしながら、学校に 通い、家では自宅学習に励み、1日の大半を親の手を離れて過ごすようになった今、限られたコミュニケーションの中で子供の「想い」を汲み取り、親子共に成長していく環境を作りたいものです。

 28年度は ≪想いを力に変えて 夢をつかもう≫ のスローガンのもと活動に取り組んでまいります。
 なにかを得るためにはその基となる「想い」があり、これを実現するために人は努力します。私たち保護者もそうですが、これから未来ある子供たちが、その「夢」をつかむまでの道のりにおいて、共に学び成長する喜びを分かち合いましょう。

 28年度PTA活動も、5月20日のPTA各種合同委員会から正式にスタートいたしました。 会員の皆様の、更なるご理解とご協力をお願い申し上げます。

平成28年5月
宮崎大宮高等学校PTA会長
 桒 原 暢 仁(くわはら まさひと)