Omiya High School SGH Blog

■SGH活動報告ブログ■

 SGH生徒探究発表会を開催しました

 1月26日(土)に本校において、文科情報科2年の生徒がこれまでに取り組んできた課題研究の活動成果を,ポスターセッション形式で発表する「SGH生徒探究発表会」を開催しました。文科情報科2年生が1年時よりチームで取り組んできた課題研究の成果をまとめたポスターを使って,3時間30分におよぶ発表時間の中で,それぞれチームごとにメンバー全員が交代しながら,参加された方々に説明そして質疑応答を行いました。宮崎大学の先生方,一般企業の方,中学生,保護者や高校関係者などの大勢の方にご来場いただき,6つの観点から評価,投票していただきました。 ポスターセッションを終えた生徒たちは,慣れないことに疲れを感じたものの,自分たちの研究成果を多くに人に伝えることができた充実感を得ることができたようです。 3年1学期末には研究成果をオールイングリッシュでポスターセッションする「グローカル・イシューポスターセッション」を開催します。お楽しみに。

【最優秀賞】
○ボーっと食べてんじゃねーよ -栄養豊富な千切り大根を世界へ-
福岡顕太郎,青木百花,竹之内瑠菜,伊藤 惟,黒木帆之香


【優秀賞】2作品
○君たちはへべすをどうを生かすか 
-へべすのがん細胞抑制効果に着目した新たなPRポイントの提案-
佐藤大地,大野真理子,冨永美佑,郡司章太郎,谷口知希,宗像友里


○金柑、どげんかせんといかん! 
-ドライフルーツの作成と広告の色相改善による金柑の購買意欲の向上を目指す-
加治屋大貴,蛯原優衣,髙山彩香,金丸遥輝,水野友太,宮地恭之介,海江田万奈


【審査員特別賞】
○Shall we eat? -鹿肉の普及率を上げる- 
上川凌生,髙村唯風季,福島光虹,山元海鈴,那須 広,内村ひな,水上美鈴

 SGH生徒探究発表会は盛大のうちに終わりました。これまで課題研究に対して指導助言をしたいただいた宮崎大学の先生方をはじめ、様々な形でご支援いただきました関係各位、温かく見守り応援してくださった保護者の皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。

 イノベーション・サマープログラム(TISP)を実施しました。

 2018年8月4日~8月9日の5日間、イノベーション・サマープログラムを実施しました。このプログラムは、宮崎大宮高等学校がSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定され、そのプログラムの一環として、新しい価値を創造する「イノベーション」を起こす方法を学ぶために開始されました。3回目となる今年は県内への普及のため、宮崎大宮高等学校文科情報科15名に加え、都城泉ヶ丘高等学校理数科5名、日向高等学校フロンティア科5名の計25名が参加しました。
  このプログラムは、本校と東京大学発の教育プロジェクトi.schoolの協働で実施しています。東京大学・慶應義塾大学など日本の大学の学生とカリフォルニア大学バークレー校など海外のトップレベルの学生たちが、まず東京で1週間、新しいものを生み出すイノベーションの考え方と方法論を学びます。そして、その学生達が宮崎に来て、宮崎の高校生達とのチームをつくり、各チームに国内外の大学生がおりファシリテーターとして、高校生がイノベーションを起こすことをサポートします。4泊5日の間、フィールドワークによる情報収集・ディスカッション・発表のすべてが英語で行われます。

DAY1・2 児湯地区でフィールドワーク(左:ひまわりキャベツ、中:黒木本店、右:新緑園)
  フィールドワークで、児湯地区の5か所でインタビュー調査を行い、それぞれにある魅力的なストーリーを発見しました。
①高鍋藩の秋月種茂・米沢藩上杉治憲(鷹山)兄弟のストーリー ②石井記念友愛社
③ひまわりキャベツ(口蹄疫復興) ④黒木本店 ⑤新緑園

DAY3・4 農業研修センター(高鍋町)でワークショップ
 フィールドワークで発見した魅力的なストーリーを埋め込んだ商品・サービスを発想しました。

DAY5 県電ホールで発表会(英語で寸劇を交えながら発表)

 第1回グローカル講演会・座談会を開催しました

 8月24日(金)に本県出身の在アフガニスタン日本国大使館で書記官をつとめていらっしゃる進藤弘騎さんを講師としてお迎えして,第1回グローカル講演会・座談会を開催しました。会場にいらっしゃったときから積極的に生徒に話しかけてくださいました。講演では,進藤さんの経験や現在,そしてこれからの社会を見すえて,高校生に何が必要かをお話しいただきました。後半の座談会では,生徒たちが進藤さんに聞きたいことを尋ねたり,反対に進藤さんから質問されるなど,活発な発言が続き,予定していた時間があっという間に過ぎてしまいました。この会を通して,他者といかに関係を作り上げていくかに日々取り組まれている「外交官」への理解が深まると共に,親孝行の代わりに社会に貢献するという強い思いを持って活動されている進藤さんの情熱に触れることができました。お忙しい中,このような機会をくださった進藤さんに心から感謝しています。

 「集まれ!理系女子」女子生徒による科学研究発表会九州大会にて発表しました

 8月11日(土)に南九州大学都城キャンパスで開催されました「集まれ!理系女子」女子生徒による科学研究発表会九州大会にて文科情報科3年大友亜紀子さんが課外研究発表(タイトル「来たるべき脅威に立ち向かう ~南海トラフ地震で水を安定供給するには~」)を行いました。今年で2回目となる本大会は,宮崎県内で県内外の高校生が理系の研究発表を行う唯一の大会です。大会には本校を含め5校の生徒が発表者として参加し,それぞれに取り組んできた研究の成果を,中学・高校生や一般の方など,発表会に参加してくださった皆さんの前で発表しました。分野はそれぞれ異なるものの,いずれの発表も聞き応えのあるものでした。
 発表の後には,田崎和江先生(金沢大学名誉教授)による講演「自然と共生;理系女性研究者としてなんとかしなきゃ!」があり,若い世代,その中でも女子に対して熱烈なエールを送っていただきました。
 発表者はもちろん,参加した生徒たちにとって貴重な機会となりました。

 TISP見学申し込みのお知らせ

 宮崎大宮高等学校文科情報科は2017年、文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受け、4年目となります。その一環として、8月5日(日)~8月9日(木)に Tokyo innovation Summer Program(TISP)を開催いたします。
 “「物語(ストーリー)」が埋め込まれた製品やサービスを発想する-国外・県外の視点から、宮崎にある魅力的なストーリーを埋め込んだ製品・サービスを創出する-”をテーマに,外国人大学生と日本の大学生がファシリテーターとして,宮崎の高校1年生(本校文科情報科,日向高校フロンティア科,そして都城泉ヶ丘高校理数科)と4泊5日寝食を共にしながらオール・イン・イングリッシュで議論を重ねてアイディアを創出していきます。
 プログラム3日目と成果を発表する5日目を公開します。興味のある方はぜひご参加ください。

                 
             「TISP 要領&見学申込書」(PDF)

 Tokyo innovation Summer Program(TISP)に向けての事前研修会を開催しました

 7月14日(土)に宮崎市中央公民館おいて、TISP(8/5~8/9)に参加予定の本校文科情報科及び都城泉ヶ丘高校理数科、日向高校フロンティア科の1年生の生徒の皆さんを対象とした事前研修会を開催しました。

 今年のTISP2018は高鍋町を中心とする児湯郡にある5つのフィールドについて、そこにあるストーリーを織り込んだアイデアを創出していく計画です。今回は、3校の生徒の顔合わせと、5つのフィールドに関する情報をまとめ、共有することを目的として活動しました。グループごとに指定されているフィールドの情報を持ち寄り、それを共有し、分類し、まとめることに取り組みました。最初こそぎこちなさがありましたが、限られた時間の中でいずれのグループも活発な意見交換ができていました。最後に、各グループでまとめた情報を模造紙にまとめて、発表しました。
 次は本番のTISPです。ここでは、東京での研修を経た国内外の学生を迎え、改めてフィールドワーク、情報の共有、そしてアイデア創出に取り組みます。日本語を全く知らない学生も含まれており必然的に英語での議論となるので、一段とハードルが上がりますが、参加生徒の皆さんは8月5日(日)からの活動を経て大きく成長してくれるものと期待しています。8月9日(水)の県電ホールでの発表が楽しみです。

 TISPの宮崎での開催は、3年目となります。過去の報告書は下記のi.schoolのHPでご覧いただけます。
TISP2016 http://ischool.or.jp/file/tisp_report/tisp2016.pdf
            TISP2017 http://ischool.or.jp/file/tisp_report/tisp2017.pdf

 グローカル・イシュー・ポスターセッションを開催しました

 7月12日(木)に宮崎大学において、文科情報科3年の生徒がこれまでに取り組んできた課題研究の活動成果を,ポスターセッション形式(使用言語英語)で発表する「グローカル・イシュー・ポスターセッション」を開催しました。文科情報科3年生が1年時よりチームで取り組んできた課題研究の成果を、審査員である宮崎大学の先生方・留学生、及び宮崎市内の高等学校のALTはもちろん、保護者や高校関係者などの来場した方々に対して、ポスターセッション形式で発表しました。120分におよぶ発表時間の中で、チームのメンバー全員が交代しながら、発表と質疑応答のすべてを英語で行いました。28名の審査員による審査の結果、各賞は下記のようになりました。

〇Certificate of Commendation Awarded by President,
                       University of Miyazaki(学長賞)
Name : Ninomiya Yuka,Iwasaki Yukina, Miyakawa Mirai,Tamura Yuki,
    Watanabe Motoki,Shimizu Yuya
Poster Title: Nigauri for You
      : How Cyclodextrin would affect the bitterness of Bitter Melon



〇Certificate of Commendation Awarded by Executive Director,
                         University of Miyazaki (理事賞)
Name : Todaka Minamo,Nishida Souma,Kawasaki Shunya、
    Uchino Takuma,Saitou Ayaka
Poster Title:Do you eat blue lemon?



〇Certificate of Commendation Awarded by Director,
  Centre for International Relations, University of Miyazaki (国際連携センター賞)
Name : Sakoda Yuki,Ogawa Saki,Inoue Tomoe,Katayama Shunsuke,
    Murakoso Nanako,Takahashi Shimon
Poster Title:Focus on How Fertilizers Effect on Soil

 課題研究の集大成となるグローカル・イシュー・ポスターセッションは盛大のうちに終わりました。これまで課題研究に対して指導助言をしていただいた宮崎大学の先生方をはじめ、様々な形でご支援いただきました関係各位、温かく見守り応援してくださった保護者の皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。

 グローカル・イシュー・ポスターセッションのパンフレットができました!

 7月12日(木)に宮崎大学で開催します宮崎大宮高等学校生徒によるグローカル・イシュー・ポスターセッションのパンフレットができました。是非ご覧ください。

                 
   「H30年度グローカル・イシュー・ポスターセッションパンフレット」(PDF)

 H30年度三学会合同宮崎大会に参加しました

 5月26日(土)に宮崎大学で行われた三学会合同宮崎大会2018の高校生ポスター発表部門に参加しました。本大会は日本動物学会九州支部、九州沖縄植物学会、日本生態学九州地区会の三学会による主催で、各学会に所属する研究者が集まり、日頃の研究成果を発表します。生徒もポスター発表を行い、さまざまなアドバイスや知見をいただき貴重な体験をすることができました。生徒たちは研究者の興味深い話しを聞くことができ、研究に取り組む姿勢に意欲を刺激されているようでした。

 ◯高校生ポスター発表
   【発 表 者1】 田村優季・宮川水来・岩崎佑姫奈
   【タイトル】「シクロデキストリンによるゴーヤの苦味減弱効果」

   【発 表 者2】 笹山順平・黒田潤・森田萌水
   【タイトル】「釜炒り茶の嗜好別抽出法」
  各グループに参加賞として高校生ポスター発表賞をいただきました。

 「SGH甲子園2018」優秀賞受賞を宮崎大学長に報告しました

 4月19日に「SGH甲子園2018」(3月開催)において研究成果プレゼンテーションの部(日本語)で優秀賞を受賞した文科情報科3年の迫田・小川・村社・高橋の4名が飯干校長をはじめとする関係職員とともに,結果の報告を兼ねて連携協定を締結している宮崎大学の池ノ上学長を表敬訪問しました。

 学長をはじめ,理事の先生方,そして課題研究を進めるにあたりアドバイザー教員として適宜指導・助言等をいただいてきた農学部佐伯雄一教授にもお集まりいただきました。大会での発表内容の概要説明と受賞の報告をし,それぞれの生徒が感想と大学の先生方への感謝を述べました。それに対して池ノ上学長からは祝福の言葉とともに「これからも様々なことに知的探究心を持ち続けて,活躍して欲しい」との激励の言葉をいただきました。また、佐伯雄一教授からも祝福と「熱心に取り組む姿勢に感心しました。今回の取組を今後の人生に役立ててくれれば」と更なる飛躍を期待する言葉をいただきました。

 SGH甲子園2018にて優秀賞を受賞しました

 3月24日に関西学院大学を会場として開催された「SGH甲子園2018」にSGH指定校及びアソシエイト校合わせて101校が参加し,本校からも課題研究に取り組んできた文科情報科2年生(現3年生)13ユニットの中から,下記のように2ユニット6名が参加しました。このうち,研究成果プレゼンテーションの部(日本語)において優秀賞をいただきました。大会を通して,発表時はもちろん,交流会や空き時間まで様々な方と意見交換ができました。参加した生徒にとって,貴重な体験になりました。

 ◯研究成果ポスタープレゼンテーションの部(日本語)
   【発 表 者】 嶋元健人・梶井龍一
   【タイトル】「有機野菜の優位性を探る」

◯研究成果プレゼンテーションの部(日本語)  優秀賞受賞
   【発 表 者】 迫田裕紀・小川紗葵・高橋信門・村社菜々子
   【タイトル】「化学肥料はそんなに悪いものなの? 
          ~肥料の種類による土壌、作物への影響の違いについて~」

当日の様子(画像・映像)はSGH甲子園のホームページ(http://sgh-koshien.jp)をご覧ください。

 1年文情科探究活動報告④

 3月3日、研究概要発表会が開催されました。この日は宮崎大学の先生がいらっしゃって、私たちの発表を聞き、指導担当を決めるための大事な発表会です。自然科学と社会科学の両方の先生に向けてプレゼンテーションを行いました。前日の夕方までスライドや発表の最終確認や練習を続けていましたが、当日の発表ではこれまでの取り組みが大きく発揮できたグループが多くありました。 また、私たちの発表を聞いて下さった大学の先生方から今後の私たちの研究活動につながる貴重なアドバイスを多く頂きました。宮崎大学の先生方、お忙しい中来て下さり本当にありがとうございました。私たちは頂いたアドバイスをこれからの活動に活かしていきながら、自分たちの研究を進めていこうと思います。
(1年I級 岩崎 佑姫奈)

 私たちのユニットは自然科学系の研究をしています。ですので、自然科学系を専攻していらっしゃる先生方の前でプレゼンテーションをするのはとても緊張しました。発表時では、実験の方法や目的といった自分たちの足りないところを的確に指摘して下さり、私たちの研究がいかに弱かったのかということに気づきました。また、改めて私たちはこれから「研究」をしていくのだという実感が沸きました。 プレゼン終了後にはどのユニットも受けた質問やアドバイスを報告し合い、これからの研究の方向性について話し合っている様子が見られました。これから本格的に忙しくなっていくと思いますが、今回先生方から頂いたアドバイスをもとに、自分たちの研究のゴールを見失わないようにしながら、ユニットのメンバーと協力して研究を進めていきたいと思います。
(1年J級 平田 琴音)

 1年文情科探究活動報告③

 2月24日(金)の探究では、3月3日の宮崎大学の先生に向けて行うプレゼンテーションの作成に取りかかりました。自分たちの研究内容を簡潔かつ分かりやすく説明するために、最初に白紙を使ってスライドの構成を立ててから、実際の作成に取りかかりました。 始めは、自分たちの活動がどのように進むのかが分からず、滞ってしまうこともありましたが、回を重ねるごとに自分たちの研究テーマが明確になり、皆で協力して作業を進めていくことができるようになりました。 3月3日まで残りわずかです。ラストスパートをかけて頑張っていきたいと思います。(1年I級 岩崎佑姫奈)

 1年文情科探究活動報告②

 2月10日(金)の探究では、自分たちの研究テーマに「論理の飛躍」がないかどうか確認していきました。
 始めに、ロジカルシンキング(論理的思考)、クリティカルシンキング(批判的思考)、コンパウンドシンキング(複眼的思考)、ラテラルシンキング(水平思考)という4つの思考力を黒木先生から教えてもらいました。それらの思考力を用いて「ガントチャート(計画表)」を使って、プロジェクトを達成するために自分達がしなければならないことを洗い出していきました。 その過程で自分たちが取り組もうとしていることに根拠が欠けていたり、自分たちの理解不足があることに気づいたり、様々な発見をしました。
 ユニット内のメンバーと「壊れない論理の塔」をつくるために協力して、足りないデータの収集や話し合いをしていこうと思います。 (1年J級 平田琴音)

 1年文情科探究活動報告①

 1月28日(土)のに開催された「SGH生徒探究発表会」における2年生のポスターセッションに参加することで、「探究」とは何かを改めて学ぶことが出来ました。私たち1年生は気持ちも新たに、2月3日(金)の「探究」の授業に臨みました。
  研究テーマと大学の先生とのマッチングのための研究概要発表会まで1ヶ月を切りました。発表時は、宮崎大学の先生方に対して自分たちの研究について説明をします。各グループ、順調に進んでいるところもあれば、なかなか思うようにいかないなど、様々です。それでも、周囲のグループや本校の先生方のアドバイスを参考にしながら進めています。
 残り1ヶ月もありませんがしっかり準備をして、臨みたいと思います。
(1年I級 岩崎佑姫奈)

 SGH生徒探究発表会が開催されました!!

 1月28日(土)にSGH生徒探究発表会が開催されました。県外、県内問わず多くの方々に来ていただきました。 

 生徒もこの日に向けて頑張ってきた結果、素晴らしい発表になりました。表彰されたユニットは以下の4つです。


最優秀賞 「Global TAKUAN project―相手国調査で作る県産品輸出プロセス―」
小山田晃輔・横尾亮太朗・岩﨑 綾香・佐藤 歩


優秀賞 「ブラックバスを家庭の味に―ブラックバスの出汁作りー」
大前壱織・木幡真太郎・坂本侑翼・椎慶一郎


優秀賞 「地方の魅せ向上委員会―宮崎を PR大国へ」
 阿部はるな・小川幸奈 酒井美友子


審査員特別賞 「有機野菜の良さとはーニンジンの成分分析を通してー」
   齋藤桃花・野中すず・中城綾乃・山本茉奈


 詳しくはまた文情通信×SGH通信で報告します。たくさんの方々のご協力ありがとうございました。

 文科情報科×SGH通信 Vol.19

グローバルキャンプ 開催
  TISP(UTokyo Innovation Summer Program ) program has finished

グローバルキャンプ開始!!

 宮崎大宮高校文科情報科1年生の平成28年度グローバルキャンプが、生目の杜遊古館で12月14日、15日の1泊2日、「食と健康」をテーマに All in English で行われました。運営はSGH生徒推進部の生徒が行ってくれました。 また、このキャンプには、県内の県立学校に勤務しているALT9名と国際交流協会の3名、合計12名の外国人にも参加してもらい、1人1グループ(生徒6~7名)を担当していただきました。それぞれの英語活動にポイントが与えられ、合計ポイントの多い3グループが閉会式で表彰されることになります。 以下にその活動報告をします。

Global Camp has started!!

 We held the Global Camp from the 14th to the 15th of December at Ikimenomori Yukokan, whose main theme was “Food and Health”. The camp was helped by some students, by nine ALTs in Miyazaki, and three CIRs at the Miyazaki International Foundation. At this camp, students were divided into 12 groups and got involved in several activities, which groups could earn some points. The three groups which got the highest points could win prizes. We will make a report on each activity in detail.

①開会式

 司会の元気の良い開会宣言とスピーチによって、やや緊張していた参加者たちにも笑顔が見られるようになりました。植田教頭の挨拶の後、12名のALTと担当グループが紹介されました。 生徒は自分たちの担当ALTに興味津々でした。

①Opening Ceremony

 The Global Camp was kicked off with a cheerful announcement and speech by Meagan, our school ALTs. The announcement and speech made the nervous participants relaxed. After Mr. Ueda, our vice principle delivered a speech,12 native English speakers were introduced to the students. Students were interested in their groups’ native English speaker.

②英語表現活動Ⅰ

 各グループ担当のALTへのインタビュー等を通して、そのALTの紹介を全体に対してプレゼンするという活動です。ALTのことをよく理解するとともにグループの協力体制を確立するという目的もあります。

②English Expression Activity No.1

 English Expression Activity No. 1 is a presentation about their groups’ native English speakers to the other groups. This aimed to understand ALTs or CIRs in charge of the groups and to build teamwork in groups.

③英語表現活動Ⅱ

 「ファーストフードについて思うこと」のテーマに関して、各自が1分間でスピーチを行います。各グループで予選を行い、代表者たちが全体の前でスピーチをしました。ALTが審査してベストスピーカーが選ばれました。

③English Expression Activity No.2

 English Expression Activity No. 2 was a 1 minute speech about “Fast Food”. Students competed within groups and then the best speakers made a speech in front of everyone. The best speaker was chosen by ALTs or CIRs.

④英語表現活動Ⅲ

 12名のALTは、ニュージーランド、台湾、南アフリカ共和国、アイルランド、アメリカ合衆国、フィリピンの6カ国出身です。 それぞれの国の「食と健康」に関する情報や問題点をALTがプレゼンするという英語活動です。写真やスライドや現物を見ながら各国の情報を多く取得するとともに質疑も活発に行われました。

④English Expression Activity No.3

 English Expression Activity No. 3 was about gathering information about the hometown of their ALTs or CIRs (New Zealand, Taiwan, South Africa, Ireland, America, Philippines). Students listened to the presentations about Food and Health and asked some questions to them. They were enthusiastic to try to get as much information as possible from ALTs or CIRs.

⑤ディベート準備

 今回のディベートのテーマは、”We should take supplements to stay healthy.” 各グループで肯定側、否定側の担当者を決め、これまで約2ヶ月間一生懸命準備してきました。 準備をすればするほど奥深くなり難しくなるのがディベートで、生徒は準備に余念がありません。翌日の本番に備えALTの協力を得ながら最終調整を行っていました。

⑤Preparation for the debate competition

 The topic at the debate competition was “We should take supplements to stay healthy ”. Students had prepared fully for the debate for about two months. Each member of groups were divided into “affirmative side” and “negative side” and they made a preparation for both sides. This was the last preparation for the debate competition. So, they added the finishing touches to their speech.

⑥カレーライス調理

 夕食のカレーを作りました。英語を駆使しながらグループで協力し美味しいカレーができました。残飯の少ないグループが得点をもらえるということもあり、どのグループともほとんど残飯を出さないように工夫しながら調理していました。

⑥Cooking Time for a Curry and Rice

 Students made curry and rice in groups, communicating with English. They showed good teamwork and made up a tasty curry and rice dish. They also worked hard not to throw away leftovers. The team with the least leftovers won points.

⑦課題研究に関するQ&A

 SGH活動の一環として、1年生は今後「食と健康」のテーマで課題研究を行っていきます。これまで研究する課題について各ユニットで検討してきました。 そこで、この時間は自分たちが現在考えている課題について説明し、さらに質疑応答を通して、内容を明確にする活動です。

⑦Question and Answer Time about researches

 The first grade students had been researching about “Food and Health” as one of the SGH programs. Until the camp, they had to find out their research topics in groups. At the camp, students went back to their research groups , and then explained their research to their ALT or CIR. After the explanation, they had discussion time to narrow their research topics down.

⑧ディベート活動

 2日目の主な活動はディベートです。12グループを4つのリーグに分け、予選を行い各リーグの代表1グループを選びました。選ばれた4グループが全体の前で、準決勝・決勝を行いました。これまでの準備の成果が十分に発揮され、どの試合も白熱し議論がかみ合い、高いレベルのディベートが展開されました。 準備に苦労した分、満足感も大きく、それぞれの生徒が大きな自信をもつことができたようでした。

⑧Debate Competition

 The main activity for the second day was the debate competition. Students had a competition in a tournament game involving preliminary game, semifinal game, and final game. The four groups chosen in the preliminary game moved to the semifinal, then final game. Every team held heated debates with elaborate preparations. Even though the preparation was hard, students were satisfied with the results and could gain confidence in speaking English.

⑨閉会式

 わずか2日間でしたが、英語を話すことにかなり慣れました。2日間の英語活動におけるポイント合計の高い3グループや、ベストディベーターが表彰されました。 閉会後も名残惜しそうに、写真撮影をしたりALTと談笑したりする光景が続きました。英語に対する自信を少し身につけ、今後さらに英語力向上のために努力する決意を持つ、充実した研修になりました。

⑨Closing Ceremony

 At the closing ceremony, three groups which earned the highest points over the two-days-English activities and best debaters were given prizes. Regardless of the results, all of the students enjoyed the Global Camp so much. They lingered on and on, hating to say good-bye to their ALTs or CIRs in charge of their groups.
 Through this camp, students acquired confidence in themselves and were motivated to improve their English.

PDF版が文科情報科通信にあります。是非どうぞ。文科情報科通信へ

 1/28(土)のSGH生徒探究発表会のパンフレットができました!

 1/28(土)に本校で実施されるSGH生徒探究発表会のパンフレットができました。是非ご覧ください。

 文科情報科×SGH通信 Vol.18

長期留学・短期留学 体験記
  本校への留学生アリーシャさん、短期留学の吉野くんの体験記

アリーシャの本校留学体験記

 This year at Ohmiya has been an unbelievable experience. With a very welcoming atmosphere and hardworking staff and student body, I was able to grow and learn far more than expected. The fact that I was able to meet new friends and make lasting memories inspires me to be more outgoing and friendly no matter where I am. Having the courage to approach a new student, whether foreign or not, is impressive and from what I have seen here Ohmiya students certainly have courage in spades. Both the students and teachers were very patient with me despite my lack of fluency in Japanese. One of the most comforting and uplifting aspects of Ohmiya as a foreign exchange student was how friendly and considerate everybody was. Something that surprise me was the Tankyuu (humanities research) class in which students took surveys, conducted interviews, made presentations, and even did fieldwork in other countries in order to make Miyazaki a better place to live. I feel that schools often unintentionally put students into an unmotivated attitude. With learning taking place almost exclusively in classrooms, many students ask “Why am I here? What’s the point?” However, a class such as the Tankyuu class here at Ohmiya creates a practical learning environment, bridging the wide gap between classroom lessons and real-world application of knowledge. It was so exciting and inspiring to be a part of.
 Needless to say I am extremely grateful to everybody at Ohmiya for helping me and befriending me. I will never forget the memories I’ve made here and the lessons I’ve learned.(2年J級アリーシャ)

短期留学体験記

私は今夏、AIU保険主催の高校生国際交流プログラム、High School Diplomats (HSD) に参加しました。このプログラムは、全国から選抜された40名の高校生外交官が三週間、アメリカ東海岸を中心に、Tour, Homestay, Exchange の3つのプログラムパートに参加します。Tourパートでは、ワシントンD.C.の要所を巡り、アメリカの政治、経済、文化、歴史を学びます。Homestayパートでは、バージニア州の現地家庭で過ごしアメリカの日常生活を体験します。 Exchangeパートでは、プリンストン大学にて米国高校生と10日間一緒に様々なアクティビティーに取り組み、国際交流を越えた「人間交流」を体験します。
 私がこの3つのプログラムパートの中で最も印象的だったのは、Tourパートです。ワシントンD.C.では、米国防省(Pentagon)、IMF、世界銀行などアメリカ、世界の政治の中心機関を訪れることができました。ニューヨークでは、国連、9/11メモリアル、AIG本社(AIU保険 親会社)など幅広いアメリカの姿を見ることができました。IMF、世銀、AIG本社では、現地で働いている日本人の方とお話する機会をいただきました。 世界で活躍するために必要な資質や、海外で働くことの魅力など、そこで働いてこそわかる様々なことを教えていただけました。
 私はこの3週間のプログラムを通して、多くのことを学ぶことができました。アメリカのことはもちろんですが、今まで知らなかった自分自身を知ることができました。今の自分の強みは何で、何が足りていないのかを気づくことができました。海外に行くときに、留学するときに最も壁となるのは、やはり言語です。英語ができる、それ以上のアドバンテージはないと思います。 でも、私が今思うのは、たとえ英語ができなくても、海外に行くべきだということです。言語はあくまで、コミュニケーションのツールに過ぎません。コミュニケーションの本質は、何を伝えるかということです。相手と向き合って、頑張って自分の意見を伝えようとすることが大切だと思います。もちろんまだまだ、英語力が足りない部分もあります。 自分自身プログラム中、英語力のない故に何度も辛く、悔しい思いをしました。しかし、私たちにはまだ時間があります。上手く伝えられなかったというその経験をばねに、さらに英語を勉強して話せるようになれば、その経験には大いに有意義なものになります。私は、この学生の間に海外に行くこと、留学することに大きな意味があると思います。 トビタテ留学JAPANの広告に、「留学したことを後悔している人に、会ったことがない。」というものがありますが、本当にその通りだと思います。留学をすれば、大きく世界観が変わりますし、今まで知らなかった自分、みんなとは違う自分になるができます。得しかないと思います。今は、留学を支援する多くの制度、プログラムがあります。 是非、そういうものを活用して、日本を飛び出す挑戦をしてみてはどうでしょうか??(2J 吉野光陽)

PDF版が文科情報科通信にあります。是非どうぞ。文科情報科通信へ

 文科情報科×SGH通信 Vol.17

地域イノベーション活動
  ~宮崎ベースキャンプの活動を通して~

宮崎ベースキャンプ

 「宮崎ベースキャンプ」は2015年に宮崎市職員によって設立された様々なチャレンジを応援する基地です。「こんなことをしたい!」「こんな場所がほしい!」のような想いを育み、アイデアと人をつなぎ、また、宮崎を世界で一番チャレンジングで、笑顔あふれるまちにすることを目標とし、頑張る人と一緒に行動しています。 宮崎ベースキャンプは第一歩として、活動の手軽さと持続性から「まちなか清掃」をスタート。そこから地域の課題を発見・共有して地域プロジェクトに繋げています。たとえば「読み聞かせ」やみんなで朝ごはんを食べる「朝ごはんプロジェクト」などを実行。 加えて「夢プレゼン大会」は、プラネタリウムを会場とし、公有財産の新たな活用にチャレンジ。そのことが、地元の新聞・テレビ等の報道に加え、全国紙「ソトコト」や「地域づくり」など、市外への発信にも繋がっています。本校においては2016年2月頃から桑原雄夢が参加し始め、その後は興味をもった生徒が続々と参加しています。 現在2年生8人、1年生3人が宮崎へのアクションを起こし、学校とは別の経験を肌で感じています。本校だけでなく、宮崎西、宮崎南高校や地方の大学の学生や宮崎県で働く社会人など幅広い方がこの「宮崎ベースキャンプ」の活動に参加しています。

「まちなか清掃」

まちなか清掃は、毎月第2、第4土曜日に、若草通付近を中心に、約1時間ごみ拾いをします。この清掃では、大人から子供まで、幅広い人たちが一緒にごみを拾うことで、互いにコミュニケーションをとりあい、良い刺激を得ることができます。 まちなか清掃が終わったら、参加した人たちで、宮崎のいろんなことについて、ゆったりと語り合います。そこでは、高校生同士の輪が広がるだけでなく、大人との輪も築くことができます。 ベースキャンプの発足時から続けているイベントなので、今ではたくさんの方が参加するようになり、清掃は開始から35回を超えるようになりました。

「JOB CAFE」

宮崎ベースキャンプは月に1回、社会で働く大人たちと次の時代を担う学生とで、「働く」とはどういうことかについてフリートーク形式で話す場を作っています。回数を重ねるにつれて参加人数も増え、より多彩な意見を聞くことのできる場となっています。 毎回講師を招いてその方の働き方ついて話してもらい、そのあと、参加者全員で働くとはどんなことなのか、自分の夢、その場で感じたことなど思い思いに発言します。毎回素敵な講師の先生の話や多彩な人からたくさんの刺激を受けることができます! いつもとは違う視点に立って物事をとらえる機会になりますし、宮崎にはこんなに熱い思いをもった人がいるのだと宮崎の良さを実感できる場所でもあります。

「震災ワークショップ」

 熊本地震を受けて、桑原の、熊本のためになにかしたいという思いに宮崎ベースキャンプの方が寄り添って昨年の5月に実現しました。実際に地震が起こった時、私たちにできることとはなんだろうか?学生の私たちにでもできることがあるのではないか、という1生徒の考えが形となって表れたワークショップでした。 熊本での現状を聞いて、私たちにも小さいことではありますが力になれることがあるとわかりました。また、定期的に様々な年代の人が集まり、共に話し合う場の必要性を感じました。

「ポートランドワークショップ」

 宮崎スタートアップバレーの共同代表である齋藤潤一さんをゲストにむかえて、アメリカのポートランドという街ではいったいどんな取り組みがなされていて、宮崎に還元できる部分はないのかというテーマでディスカッションをしました。 複数の学生と社会人の混合グループに分かれてブレーンストーミングした後、宮崎の長所と短所を合わせ、新しいことができないかアイデアを出し合いました。その後の発表では試行の幅が広がり、宮崎の良さを再発見できました。

「Wakkathon」

 Wakkathon(わっかそん)は、まちなか清掃に参加している宮崎日日新聞社の方の、若者と地域の課題やできることを共に探し、考え行動したいという思いでできました。学生だと、何か話したい、聞いてほしいと思うことがあって

も、なかなかそういう場がなかったり、 こんなことがしたいと思っても実現できなかったりと諦めることが少なからずあります。ここでは議論の場がほしい学生たちが集まり、取り組みたいことを実現するためにアイデアを発信して内容を深めています。議論したことを実現にまでもっていこうという方針もこの組織の魅力です。 Wakkathonは設立してまだ間もないですが、第1回Wakkathonには市内の高校から12人の学生が集まり、そのうち3人が実行委員をしたいと言っています。こんなに積極的な学生がたくさんいることに、とても嬉しく感じます。組織の一員としてこれからますます良いものにしていきます!!

どうでしょうか。宮崎はスゴイと思いませんか?このような活動は他にないです。私たちが参加しているのは、ただ宮崎に対する熱い思いがあるからです。普段は「ふつう」の学生です。参加して伝えたいのは、学校を超えた多種の学びがあるということです。 それは、人生の先輩である大学生や社会人と新たに繋がって何かをすること、話すこと、共有すること。また、活動や生活の中で見つけた課題や、やりたいことを実際に行動に起こすということ。私たちのこの1年間は挑戦し、悩み、とにかく楽しんだ貴重なものでした。 今は充実感でいっぱいです。ぜひ、多くの学生、大人の方に参加してほしいです。後悔はしませんし周りの雰囲気も和やかです。私たちと一緒に取り組みましょう!!この文章であなたの踏み出す1歩を助長したい。
☆宮崎ベースキャンプの今後の活動はFacebookで知ることができます。
https://www.facebook.com/miyazaki
basecamp

(2I 桑原 雄夢)

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 文科情報科×SGH通信 Vol.16

全日本高校模擬国連大会に参加して
2年 橋本康平くん・髙妻勇希くん 大会出場体験記

模擬国連とは

 「アジェンダ21」「パレスチナ問題」…。第二次世界大戦終結後の国際社会の変革の場には、いつでも国連が大きな役割を果たしてきたことは言うまでもないでしょう。そんな「国際政治の究極」ともいうべき国連会議を、学生が各国の大使になりきって模擬する、それが模擬国連です。 法学・政治学にとどまらず、議題によっては歴史、経済、倫理、情報科学の知識も必要ですし、過去の決議を読み、決議案を執筆する英語力、他国の大使と論理的に、かつ思いやりを持ちながら交渉する説得力、あっ、と議場の注目を集めるスピーチ力も試されます。
  私たちは2016年3月から高校模擬国連に取り組み始めました。首都圏では盛んにおこなわれている模擬国連ですが、西日本、とりわけ九州ではほとんど普及していませんでした。
  はじめはあるイベントで知り合った神戸の友達が、2015年の全日本大会で優秀賞を獲得し、ニューヨークの国連本部で開催される国際大会の準備の真っただ中に、「練習会議に参加しないか?」と誘ってくれたことがきっかけでした。その後3回の練習会を重ねました。 議題はいずれも「サイバー空間(国連第六委員会)」でしたが、フィンランド、シンガポール、南アフリカと全く立場の違う3か国を経験し、複眼的に事象を分析する能力が付きました。難解な予選課題、通過後は自国そして他国の状況分析、効果的な政策立案など、準備にも苦労しましたが、何とか全日本大会に出場することができました。

全日本大会への参加

2016年11月12・13日、東京青山の国連大学で開かれた全日本大会。厳しい予選課題を通過したペア80組が2つの会議に分かれ「サイバー空間(国連第一委員会)」について議論しました。私たちは北アフリカのチュニジアを担当。アラブの春のきっかけとなったジャスミン革命が起こった国であり、現在は民主化し人権が高く守られている国です。
 全日本大会の参加校は有名私立高ばかりでしたが、これまでの準備、とりわけ練習会の企画をしてくださった神戸女学院高等学部と灘高校のみなさんや、助言を下さった大阪大学の先輩、フランス語の翻訳を手伝ってくれた久留米大学付設高校の友人のお陰で自信を持って会議に臨むことが出来ました。
 会議は予想外のスタートから始まりました。一般的に、会議の最初では着席した状態で各国の意見を整理することから始まるのが通例ですが、今回はいきなり自由に動き回って交渉する形が取られました。私たちは予想外の事態にパニック状態になってしまい、協力したかったアフリカ諸国との交渉はおろか話すら出来ないまま1日目が終わってしまいました。
2日目は気を取り直し、議場全体とのコミュニケーションを取ることが出来ました。特に対立していたEU諸国との交渉がスムーズに行えたのが大きかったです。結果としては、チュニジア大使としての意見が全面的に認められた決議案が可決されました。
 残念ながら優秀大使には選出されませんでしたが、一生に一回の良い思い出となりました。

模擬国連を終えて 2J橋本康平

 8か月間にわたる高校模擬国連全日本大会への挑戦が終わり、ようやく終わったのかという安堵と、優秀大使に選ばれなかった悔しさで複雑な気持ちでいます。そして、模擬国連に参加したいと思った昨年夏はどう情報を得ればよいのかもわからなかったのですが、偶然の出会いのおかげでここまでこれたことを不思議に思います。
 私は政治分野への興味があり、国連など国際政治も例外ではありませんでした。そのせいか、自分がこれまで見聞したことが誰かの役に立っているという実感が会議中に大きく感じられ、模擬国連の魅力にとりつかれるのに時間はかかりませんでした。
 部活動やSGHの探究活動の中での準備は、満足いく量と質を確保することが難しかったし、特に部活動の仲間には不在が多く迷惑をかけたかと思います。しかし、模擬国連で得たもの―――英語力や説得力だけでなく、様々なところで活躍し輝いているかけがえのない仲間、グローバルな世界で活躍したいという目標―――は、何物にも代え難い、貴重なものでした。この8か月を模擬国連にささげたことに悔いはありません。
 今、私は後輩にこの魅力を伝えるべく、九州初の高校模擬国連会議の運営に準備を進めています。3月末、福岡市で開催予定です。大宮の後輩、そして九州の様々なポテンシャルを秘めた高校生にたくさん参加してほしいと思います。最後に、これまで支えてくださったすべての方々に感謝しまして、締めくくらせていただきます。

模擬国連を終えて 2I髙妻勇希

 全国各地から集まった高校生が、各国の大使として自国の利益を守るために交渉、合意形成を行う。模擬国連は私にとって新鮮なものでした。結果を残すことはできませんでしたが、全日本大会という場に立てたことだけでも、私にとっては貴重な経験となりました。
 私が模擬国連に参加したのは全くの偶然でした。きっかけは、橋本君から一緒に模擬国連に参加しないかと誘いを受けたことです。それまで、私は国際政治にほとんど関心を持っておらず、ニュースで見る程度でした。もしあの時声をかけられていなかったら、模擬国連に関わることは決してなかったのではないかと思います。
 私は灘校での練習会と全日本大会の2つに参加しました。参加していた高校生は議論や交渉に長けており、特に全日本大会では開始直後から議場の雰囲気に圧倒されました。しかしそれと同時に、合意を得るための交渉力やその場で議論を組み立てる能力、議論の流れに合わせて行動する臨機応変さなど、多くのことを学びました。 何より全国の高い能力を持った高校生と関わったことは私にとって良い刺激になりました。
 私は模擬国連に参加して、その奥深さに気付きました。国際社会に関する知識や、英語力、議論する力など総合的な能力が求められます。たった2回の参加でしたが、興味があるという人がいた時にはこの経験を伝えたいと思っています。最後に、私たちを支えてくださった人全てに感謝申し上げます。

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 文科情報科×SGH通信 Vol.12

2年海外研修 台湾研修
2nd Grader’s Study Abroad in Taiwan. 

台湾研修スタート!!

 この日はまず故宮博物館を訪れました。そこには中国の歴史的な遺産や宝石が多く展示されており、観光客でにぎわっていました。青銅器や鏡など美しいものが並ぶなかで面白いものが。「象牙球」とういう工芸品で、一つの象牙を球にして、中が24層になるように彫刻したものです。各層が自由に動かせるそうです。とても精巧な作りで今にも壊れそうなくらいでした。ほかにも、宝石など多くの目を引く展示物がありました。
 私たちは、お茶畑にも訪れました。生憎の雨で、実際に畑を見ることはできませんでしたが、畑を管理されている方からお話しを伺いました。台湾ではお茶の葉の生産がさかんであり、お茶の葉を「発酵」させるという製造工程によって日本よりも多くの種類の葉が生産できるそうです。
 実際に、台湾茶である「東方美人」という品種のお茶を飲ませていただきましたが、優しい甘みがあり、後味はすっきりとしておりとても飲みやすかったです。日本では飲んだことのない味でした。
 また、台湾のお茶市場についても話してくださいました。台湾の若くて裕福ではない人にも高品質なお茶を飲んでもらいたいそうです。市場に低品質なお茶が出回りすぎると、若い人に本物のお茶のおいしさをわかってもらえず、将来的に市場が悪い方向へ行くからだそうです。自分の畑だけでなく、自らの関わる産業全体の先行きまでも考えていました。
 お別れの際に「日本はかつて私たちの国を統治していて、交流も深いのでなかよしです。」といってくださりました。日本では「統治」という言葉はマイナスなイメージですが、台湾の方はそう思っておらず、うれしい驚きでした。(奥野慎也)

Study Abroad in Taiwan has just started!

  We visited a popular place, National Palace Museum, which has a lot of Chinese World Heritage and jewelry. I was most excited to see the “Ivory Ball.” This ivory sphere was carved from a single solid piece of elephant ivory to form successive openwork spheres inside. From the inside to outer layer, this type of sphere carving consists of several levels of openwork to form concentric balls. It was a fragile artwork. We also saw other attractive works there.
 Then, we went to a tea garden. It was raining, so we were not able to see the garden. Instead of that, we had a talk with the person in charge of the tea garden. We heard that producing tea was popular in Taiwan and people produced various kinds of tea ,including tea called “TohoBijin” which we drank. It has a mild and refreshing taste. I liked it.
 We also heard about the situation of the tea market. Staffs in tea gardens want young people in Taiwan to drink expensive and high-quality tea. If they hardly understand the tastes of the Taiwan tea, the tea market will get worse. We were surprised to hear that because they think of the future of tea market. They welcomed us warmly although Japan used to dominate Taiwan.(Shinya Okuno)

台湾研修②

第3日目

 8月3日、この日はまずホテルから「金瓜石」を訪れて黄金博物館などの視察を行いました。ここでは、日本円でおよそ10億円もする本物の金を触れることができ、貴重な体験をさせていただきました。また、あらゆるものが金色で、金に囲まれているようで幸せな気分になりました。
 その後は「九扮」の視察研修を行いました。そこでの自由時間によって各自で昼食を済ますようになっていました。そこは多くの人で溢れており、多くの店、屋台が立ち並んでいてとても賑やかでした。祭りみたいでとても楽しかったです。品物の価格も安くて、非常に助かりました。 店員さんはフレンドリーな方でいっぱいで人見知りの僕としては、嬉しいものでした。「九扮」は夜のライトアップが写真などを通して有名で僕はそれを楽しみにしていましたが、今回の海外研修では見ることができなかったので、ぜひ一度は生で見てみたいなと思いました。ライトアップされていなくても町並みはとてもきれいでした。
 それから、新幹線に乗って台北から高雄へと向かいました。台湾の新幹線の乗り心地はとてもよかったです。この日から高雄高級中學の生徒のお宅に泊めさせていただき、ホームステイが始まりました。はじめはとても不安で緊張していましたが、僕を泊めてくれる生徒は日本語の勉強中であり、嬉しくなり、とても会話がはずみました。 英語でも日本語でも楽しく話すことができました。また、様々な場所にも連れて行ってくださり、貴重な思い出となりました。(大前壱織)

The third day

  On the 3rd of August, we went to the Gold Museum in Jinguashi. We were very lucky to be surrounded by gold and to touch real gold which costs about billion yen there.
 After that, we move to Jiufen and had lunch individually. It was crowded with a lot of shops and visitors. We enjoyed staying there as if it was a festival. We also had a good time buying reasonable items and talking with clerks. Although we could not see Jiufen lit up, the city was still beautiful.
 We departed Jiufen for Kaohsiung by Taiwan High Speed Rail. It offered us a comfortable ride. In Kaohsiung, we had a homestay at students’ houses at the Kaohsiung Municipal Kaohsiung Senior High School. At first, I was a little bit nervous but I enjoyed talking with a student both in English and in Japanese because he was studying Japanese. I had a precious time with them.(Iori Omae)

台湾研修③

4日目

 台湾研修4日目は、研修最大のイベントとも言える自主研修でした。男子と女子に分かれて、自分たちの探求のテーマを基に、高雄市内で研修を行いました。男子の探求のテーマはブラックバスや観光誘致、微生物とさまざまで、また台湾で探求できるのかという不安がありましたが、高雄市内には十分にさまざまな分野で探求できる要素があり、また、日本では味わえないことを実感したり、経験することができました。
 また、台湾は日本の統治下に置かれていた時代があるため、日本に対するイメージがあまりよくないのではないかと思っていましたが、台湾の発展に日本はインフラや交通機関等で貢献したらしく、むしろ好印象でした。そのため、日本に似ているところもあり、親日性を感じました。
 また、一日中、ホームステイ先の高校生と行動を共にし、英語での会話は慣れなく、思いを伝えるのに苦労することもありましたが、思いを伝えようとする情熱とジェスチャーで乗り切ることができました。彼らはとても英語が流暢で、日本語研究部という部活に入って、日本語が話せる人もいて、そのような勤勉さは見習うべきだと感じました。 彼らは、地元のことをよく知っていて、地元のことをよく知り、訪問者に伝えていけることは、グローバル化が進むなかで、他国のことに目がいきがちですが、忘れてはいけない大切なことなんだと感じました。
 日々の探究活動は主に学校で行うため、出来ることや思考が思うように進まないことがありましたが、今回の研修では、日頃とは違った環境の中で、多くのことを吸収できることができ、探求活動の進展だけでなく、人間としても成長出来た1日でした。(大野倫太朗)

The fourth day

  The fourth day was a big chance for us because we had time to get information about our research topics. We were divided into two groups: boys and girls. I was nervous whether my group would work or not because the research topics of the boys’ group were more diverse, such as black bus, tourism and microorganisms. However, we could experience a lot of things we never had in Japan.
 I was afraid that Taiwanese people had a negative image of Japan because Japan used to dominate Taiwan. On the contrary, they had a positive image because Japan contributed to the development of their infrastructure and transportation. This brought me a sense of closeness.
 It was hard for me to communicate with local high school students in English, but I managed to make myself understood with gestures and my passion. Students were diligent and enthusiastic about learning Japanese and what is more, they had good knowledge about their own community. I realized how important it is to know my community and to teach it to visitors in a global society.
 Although I felt it hard to do my research in Taiwan, I could absorb a great many new things there.(Rintaro Ono)

台湾研修④

高雄市内の高校生とのフィールドワーク

 この日は各々のホームステイ先から朝早くに高級中学(日本でいう高校)に集合し、そこから二グループに分かれて高雄市内を散策に向かいました。
 まず、僕たちは娯楽面での台湾を知ろう。ということで遊園地とデパートが一体となった場所へ行くことにしました。駅から出ているバスで到着、周りをみると、夏休みでしたが朝も早かったので、その場所の広さに比べて人は少なかったです。実際にいくつかのアトラクションに乗って体験してみました。 その感想としては、日本に比べて屋内用のアトラクションが多く、冷房も僕らには少し強めな気がしました。というのも、台湾は日本よりも暑いので、昼間に外を歩けばどんどん体力をうばわれます。なので、来園者に気をつかっているものだと思われます。 デパートのほうは日本と変わりなく、僕たちにイオンを彷彿とさせました。

Fieldwork with students from Kaohsiung Municipal Kaohsiung Senior High School

  We left our host families early in the morning and got together at Kaohsiung Municipal Kaohsiung Senior High School, and walked around the Kaohsiung.
First, we went to a place where an amusement park was integrated with a department. There were few people in the morning. We tried some rides in the amusement park and found that there were more outdoor rides and it was colder than Japan. This is because Taiwan needs to make nice and cozy places due to the hot climate. The department store was not so different those in Japan.

全員での夜市散策

 フィールドワークの間分かれていた二グループで合流して、高雄市内の夜市へ向かいました。高雄高級中学の人に案内してもらいながら夜市を視察しました。飲食店の近くにあるセルフサービスの飲み物が水ではなくて、お茶だったり、日本でいう納豆のような食べ物、臭豆腐を食べてみたりと日本との違いを体感しました。(高島昇)

Stroll at the Night market

  We joined together after the fieldwork and we all were headed toward the Night market in Kaohsiung. We were guided by students from Kaohsiung Municipal Kaohsiung Senior High School. I was surprised at the free tea service and unique foods like Stinky tofu.(Noboru Takashima)

台湾研修⑤

台湾研修で学んだこと

 僕はこの台湾研修で大きな発見をしました。それは、台湾人と日本人の価値観は異なっており、文化が大幅に違うということです。僕が一番台湾と日本の文化の違いで驚いたことは、台湾では学生がピアスをつけることが社会的に認められているということです。 僕は初めてその光景を見たときとても驚きました。台湾の学生にそのことについて尋ねてみたら驚いている僕をとても不思議がっていました。日本では、学生がピアスをつけると社会的に不良とみなされ批判され校則で罰せられます。しかし、台湾では学生がピアスをつけることはおしゃれの一環としてみなされているようでした。 また、台湾では刺青屋さんが路上にあり手軽に刺青を入れられるようになっていました。日本では、刺青を入れていることにより入場が許可されていないお店が多々あり社会的に刺青は悪いものとしてみなされています。
 このように日本と台湾では、価値観の違いによって文化が異なっていることがわかりました。台湾は近年高度なグローバル化が進んでいます。それは台湾の文化では多くのものが受け入れられているからではないかと僕は思います。 僕はこの台湾の文化を見習って日本でもグローバル化を進めていきたいのならば、日本人の価値観の固定概念を見直していき、幅広くものを受け入れていくことが大切なのではないかと思います。(坂本侑翼)

What I learned in Taiwan

  I found out a lot of things through this study abroad in Taiwan. The most surprising thing was that students were socially allowed to wear earrings. The first time I saw this, I was astonished but Taiwanese students was also surprised at my finding. Japanese people believe that those who are wearing earrings become delinquent. On the other hand, Taiwanese people think of wearing earrings as one of fashionable. Japanese people are also strict about tattoos. In this way, we felt cultural differences in Taiwan.
 In this way,values differ depending on cultures. Taiwan has rapidly advanced toward a global society. This seems to let Taiwanese people accept different cultures. I believe that Japanese people should go over our own value and accept different values to compete with other countries in a global society.(Yusuke Sakamoto)

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 文科情報科×SGH通信 Vol.11

2年海外研修 ベトナム研修
2nd Grader’s Study Abroad in Vietnam.

ベトナム研修スタート!!

 早朝6:30に宮崎空港で集合して、飛行機に乗り、博多空港へ。そこからシャトルバスで国際ターミナルに移動しました。荷物検査場は、海外の人がいっぱいで、これからベトナムに行くという実感がわいてきました。ハノイに着くと突然の激しい雨!これがスコールかと不安になりました。 私たちはバスで移動しましたが、ベトナムの人たちは多くがバイクで移動します。たくさんのバイクが通り過ぎるのを車窓から見て、ベトナムと日本の違いに気づきました。1台に何人も乗ったり、前のバイクをどんどん抜いたりと、日本では見られない光景でした。ラッキーなことにバスでの移動中に雨も止み、ハノイ市での現地研修がスタート! まず第一の難関は、目の前の通りを渡ることです。人が横断するのを見てもバイクは止まりません。とても怖くてなかなか渡れませんでした。しかし、何度か渡るうちにコツをつかむことができて、ガイドをしてくれたフンさんがいなくても、渡れるようになりました。でも安心せずに、明日も事故には気を付けます。

 私たちは歩いてホアロー収容所へ向かいました。ホアロー収容所は19世紀末にフランス統治に対して抵抗活動をしたベトナム人が収容されていた場所です。足を固定された大勢の人、脱獄した人の歴史に触れ、殴られ、水をかけられながらも弾圧に抗議する姿や、勉強を続ける姿に感動しました。
 次はスーパーマーケットでの買い物です。日本の商品がたくさん並んでいるのに驚きました。日本の商品はベトナムではどれも少し味が違っていました。不思議です。そして、初めての夕食。ベトナム料理です。香草も想像していたより、料理にあっていると思いました。ベトナム語で料理を注文できたときはとてもうれしかったです。(2年J級山本茉奈)

Study Tour in Vietnam has started!

  At 6:30, we got together at Miyazaki Airport, flew to Hakata, and then we transferred to another plane to Hanoi. I was excited to see a lot of foreigners in a security check. I finally felt that it was real. However, I got anxious instantly when we arrived in Vietnam because it was raining heavily and I felt that it might become a torrential downpour. On the way to Hanoi city, I found many cultural differences. For example, most Vietnamese people use motorbikes. Sometimes I would see a lot of people riding the same motorbike at the same time. I saw many bikes passing each other. Fortunately, it stopped raining, so we could walk around Hanoi city. The most difficult part for me was walking across the street because bikes and cars do not stop for pedestrians. However, we got used to it little by little.
 After that, we headed for Hỏa Lò Prison, which was a prison built by the French colonists in Vietnam for political prisoners, and later used by North Vietnam for U.S. prisoners of war during the Vietnam War. We learned the history of Vietnam and were moved by the struggles and fighting spirit of the Vietnamese people. Some were protesting against the repression of French soldiers and others were studying hard even in the prison’s severe situation.
 Next, we went to a supermarket and found there were a lot of Japanese products. I tried Japanese food but they tasted a little different from what I am used to in Japan.
 At night, we went to a Vietnamese restaurant. Herbs go well with Vietnamese foods. I was able to order my food in Vietnamese and I was very proud and happy to do so.

ベトナム研修②

国家農業大学の学生と交流

 今日は国家農業大学へ行きました。大学に着くと宮崎大学の校章があり、親近感がわきました。まず自己紹介です。大学の学生の多くはバイオテクノロジー専攻ですが、会計専攻の人もいて、それぞれの研究について聞きました。 中には日本語でプレゼンをする学生もいて、想像よりもたくさんの人が日本語を使っていました。私たちは趣味や部活動、そして宮崎について紹介をしました。お弁当の写真を見せたときには歓声が上がりました。また、宮崎産マンゴーが高価なことに、ベトナムの学生は驚いていました。 その後、大学内の散策中にロンガン(龍眼)の木を見つけました。取れたての果物を食べる経験は新鮮で、味はライチに似ていました。昼食は学生とフォーボーを食べました。米粉の麺フォーと牛肉、玉ねぎ、ネギがスープに入ったベトナムの伝統料理です。 スープは日本の肉うどんのつゆに似ている気がします。フォーは幅の狭い平たい麺で、ベトナムの味を堪能できました。昼食後は再び大学で探究について学生と英語、日本語、ときどきベトナム語によるディスカッションです。私は高齢者の生きがいについて調査しました。 ベトナムの高齢者は孫の世話や、隣人との会話で老後を楽しむそうです。たまに言いたいことが伝わらず、もどかしさを感じたので、もっと英語を使いたいです。学生と別れ、オペラハウスに行きました。周囲は高級品の店が多く、対照的に路地には見慣れたベトナムがありました。 ナイトマーケットではベトナム人との金銭感覚の違いを実感しました。私はベトナムに来て、日本で想像したベトナムが、本物のベトナムに変わる感覚を味わうことができました。まだまだ味わい切れていないベトナムを見つけるのが楽しみです。(2年I級宗像知世)

Exchange cultures with university students

  Today, we went to the Vietnam National University of Agriculture. When we arrived, we saw the satellite office of University of Miyazaki, so I felt a sense of closeness. We introduced each other. Most of the university students major in biotechnology and some major in accounting. We saw their presentation about their majors. We were amazed that many students made their presentations in Japanese. In return, we gave a presentation about Japan and Miyazaki; for example, we explained our club activities. Vietnamese students got a surprise at the high price of mangos in Miyazaki.
 After the introduction, we walked around the university. We found Longan trees and ate their fruits. They were fresh and tasted like litchee berries.
 Then, we had Pho Beef. It is a Vietnamese food which contains pho noodle, beef, onions, and leeks. It was like Japanese Udon.
 After the lunch, we had a discussion with students in Japanese and sometimes in Vietnamese. I was researching about how elderly people live their lives in a meaningful way. I found that Vietnamese people enjoyed their golden years taking care of their grandchildren and talking with neighbors. When I spoke with the university students, I felt frustrated when I could not communicate with as much eloquence as I wanted to because of my lack of experience in English.
 As I explored the down area at night, I was surprised to notice many high-end expensive stores intermixed with more traditional local stores. These experiences made what I had imagined of Vietnam come to life before my eyes.
 I look forward to finding more through the next several days. (Tomoyo Munakata)

ベトナム研修③

ドンフー村訪問

 今日は6時から朝の散歩に出ました。リータイトーの銅像前は、グループごとに多くの人が様々な体操をしていました。私たちは“笑いヨガ”に参加しました。ホッホッハハハッ。汗だくになって体操しながら、のどが痛くなるほど大きな声で笑いました。老若男女を問わず、皆が全身で楽しさを表現していました。ベトナムのおばさんの真似をしたら、すごく喜んでもらえましたので、私もうれしくなりました。集合写真を撮るときにも大きな声で笑いながらポーズをとりました。「今日一日が絶対いい日になる」と思える朝の体操でした。 

 いよいよドンフー村へ向かいます。ホテル前に来たバスには、すでに昨日交流をした国家農大の学生が乗っていて温かく迎えてくれました。ドンフー村の空気は町中と違って新鮮な感じでした。道にもバイクが溢れていなくて、細い道だったけど通りやすかったです。PAMCIセーフライスプロジェクトのガ―さんが有機農法について講義をしてくれました。米の貯蔵施設では衛生面がチェックされ、収穫量や時期もきちんと記録されていたので驚きました。村長さんの家では、プロジェクトの有機農法で育てられたお米をいただきました。 日本のお米よりも少し硬かったけど、香りが良くとてもおいしかったです。他にもたくさんの料理が用意されていて、それを作ったのは村の男性達だそうです。

 村の民家を訪問してインタビュー調査をしました。家で待っていてくれたおじいちゃんとおばあちゃんに1日のスケジュールを聞くと、農作業や家事、子どもの世話はおばあちゃんがして、おじいちゃんは人民委員会に参加していると言っていました。主な収入源は農作物である農村では女性が一家を支えていることがわかりました。(2年I級河野由芽)

Visit Dong Phu Village

  Today, we took a morning stroll at six in the morning.  In front of the emperor Ly Thai To’s statue, many groups of people were exercising. We joined “Laughter Yoga”. We laughed a lot until our throats were sore. Irrespective of age or sex, everyone was thoroughly delighted. I imitated what the Vietnamese women did and they were delighted when they saw it. After the exercise, we took a group photo with big smiles. This exercise convinced me that the day was sure to be a good day.
 We went back to our hotel and left for Dong Phu Village with university students we had met the day before. Dong Phu Village was spacious and different from downtown Hanoi. Mrs. Nga, who had been working as a member of PAMCI-SAFERICE PROJECT, explained to us about organic farming. We were surprised at how organized the rice production was. The rice under the project tasted good and smelled nice.
 Then, we visited private houses in the village to do interviews. I asked a senior couple about their daily schedule. They answered that the woman took care of their children, did housework, and worked at an agricultural job, while the man worked at the community hall. I found that women in Vietnam took an important part in supporting the family. (Yume Kawano)

ベトナム研修④

CaoBaQuat高校訪問

 ベトナム研修も今日で4日目!!ついに折り返しです。ホテルから移動してCaoBaQuat高校を訪問しました。そこで大々的な歓迎を受けました。まず、日本語の歌で迎えられ、ベトナムについてのプレゼンです。ベトナムの伝統的なゲーム(日本の西瓜割りのようなもの)もしました。 とても温かく迎えられていると感じました。その後のティーブレイクで気付いたことがあります。ベトナムの高校生は、英語を話す能力が高いです。なぜ英語を話すのが上手なのかたずねたら、日頃から英語の曲を聴いたり、英語で映画を見たりしてリスニングの能力を高めるとともに、話す練習をしているからだそうです。 その後、宮崎大宮高校のプレゼンをしました。歓迎会の最後にはTシャツとベトナムの伝統的な帽子をいただきました。昼食はCBQの生徒と食べました。やはり、ベトナムの料理はおいしかったです。午後はDoTempleに向かいました。DoTempleは李王朝の王様8人が祭られています。CBQの生徒が英語で説明をしてくれました。 難しい単語を使っていて全部を理解することはできませんでした。1時間ほどDoTempleをまわり、記念写真を撮りました。行きと帰りのバスではCBQの生徒と会話をして楽しみました。高校に戻り、ホームステイの家族と会いました。 家に着いて、家族の紹介を受けた後に、イオンに向かいました。ベトナムのイオンは宮崎のイオンより大きく、中には日本の店や食べ物がたくさんありました。一通り中を回った後、夕食をとりました。
   今日はベトナム人の温かさを感じた日でした。また、自分たちの英語の能力の低さを痛感しました。残り3日となりましたが、英語のスキルアップを図るとともに探究の研究に取り組んでいきます。(2年J級村田隆範)

Visit CaoBaQuat School

  On the fourth day, we went to Cao Ba Quat High School. We were welcomed by a popular Japanese song and given a presentation about Vietnam. We played a Vietnamese game with the students. We were touched by their heart-warming ceremony. While talking with Vietnamese high school students, I wondered why their English skill was so high. When I asked them, they told me that they often listened to English songs and watched movies in English. They practiced speaking through these things.
 We made a presentation for them about our school. After we had lunch together, we moved to the Đô Temple, which was build in 1028 on the death of the emperor Lý Thái Tổ. Students from Cao Ba Quat High School told us about the temple in English, but it was hard for me to understand it all. It took about one hour to walk around the Đô Temple.
 After we went back to the school, we were introduced to our host families. I went to AEON mall with my host family. It was bigger than the AEON in Miyazaki and had a lot of Japanese shops and restaurants. We had dinner there.
 I felt that Vietnamese people are all kind and considerate. I also realized I needed to improve my English. I would like to make the most of the last few days. (Takanori Murata)

ベトナム研修⑤

IWEと プゥティン村の訪問

 ベトナム研修も5日目に突入し、いよいよ後半戦です。朝食は、ホームステイ先のホストファミリーと一緒に外の店で食べました。その後、Cao Ba Quat高校に集合し、Cao Ba Quat高校の生徒と一緒にIWE(水環境研究所)に向かいました。出会って2日目ということもあり、バスの道中では、会話が弾んでいたように感じます。 IWEでは、ベトナムの水問題についてのプレゼンテーションを聞きました。ベトナムでは経済成長による水質汚染が問題となっており、現在それに対する対策が取られているそうです。
 IWE訪問後はCao Ba Quat高校の生徒と昼食をとりました。ベトナム人は客人をもてなす際、多くの料理を出す習慣があるようで、大宮生はおろかCao Ba Quat高校の生徒も、もう限界という顔をしていました。料理の中には、魚の胃が入っているものもあり、何人かの生徒がチャレンジしていました。食感はホルモンに似ているということでした。
 昼食を食べた後は、IWEの研究フィールドであるPhu Thinh村に向かいました。そこでは、日本の灌漑技術によって管理されている水田があり、日本とベトナムの農業面の繋がりを感じました。また、民家も訪問し、家庭ゴミの処理方法についての説明を聞きました。
 その後、Cao Ba Quat高校に戻り、各自ホームステイ先に向かいました。夕食は豪華でとても美味しかったです。夜、テレビでNHK(英語でしたが)が流れていたのには驚きました。これまでの日程で、食事や習慣などベトナムの文化の多くに触れました。そのどれもがとても新鮮で、貴重な体験でした。ベトナム研修も残り少なくなりましたが、精一杯楽しみたいと思います。(2年I級高妻勇希)

Visit IWE and Phu Thinh

  On the fifth day in Vietnam, I had breakfast at an outside food store with my host family. We all got together at Cao Ba Quat High School and left for Institute for Water and Environment (IWE) with Cao Ba Quat students. On the way to IWE, we enjoyed talking with each other. In IWE, we were given a lecture about the water problem in Vietnam. In Vietnam, during a period of rapid economic growth, water pollution became a problem. We learned the problem and measures taken to solve it.
 After that, we had lunch with Cao Ba Quat students. I have noticed that Vietnamese people often enjoy serving lots of food to guests, sometimes even to the point where it is too much. Some students tried unusual foods such as fish stomach.
  After lunch, we went to Phu Thinh village, which has rice paddy fields controlled by the Japanese Irrigation System. We also visited houses and asked residents about how to dispose of household garbage.
 Then, we each went back to our host families. I enjoyed having a big dinner and watching NHK on TV.
 I learned a lot about Vietnamese culture such as food and customs. They are all exciting new things to me.(Yuki Kozuma)

ベトナム研修⑥

Nguyen Tat Thauh高校訪問

 今日はベトナム研修6日目。Cao Ba Quat高校とお別れをし、Nguyen Tat Thauh高校を訪問しました。Nguyen Tat Thauh高校は大学の中にあり、中高一貫校でした。まず、Nguyen Tat Thauh高校の紹介で、音楽クラブの生徒が感動的な歌を披露してくれました。次にベトナムの伝統衣装であるアオザイを着た生徒たちが踊りを披露してくれました。 ベトナムの女性の美しさが現れていて、とても美しかったです。大宮高校の紹介では、ベトナムの歌を歌い、とても喜んでもらうことができました。そして校内を案内して頂き、研究テーマのインタビュー調査を行いました。ベトナムの高校生たちはとても活発で、私たちの質問にも快く答えてくれて、うれしかったです。 図書館は利用者が余りいないらしく、こじんまりとしていました。数学の授業に入れさせていただいたところ、私たちと授業内容が似ていました。ベトナム語はわからなかったけれど、おもしろかったです。次にバッチャン村へ行きました。バッチャン村は最も陶芸が有名な村で、観光客もいました。村全体が陶芸で溢れていて、とても興味深かったです。 オーブンの中に入ると、興味深かったです。オーブンの中に入ると、内部の壁がセラミックで覆われており、つやつやしていました。作業工程を通して見てみると、とても手間がかかっていて、大変さを実感しました。そして、いよいよ陶器作りの体験を行いました。職人の方が手本を示してくださり、意気揚々と臨んだものの、難しさに驚きました。とても難しかったです。 ホームステイ先はとても豪華で家族の皆さんもとても親切でした。夜ご飯はビュッフェに連れていってくれました。親戚の皆さんも集まり、大勢での食事は美味しかったです。とても楽しく充実した1日でした。(2年I級赤崎沙綾)

Nguyen Tat Thauh school and Bát Tràng

  This is the last day to meet Cao Ba Quat students. We were very sad to say good-bye. However, we met new high school students at Nguyen Tat Thanh School. This is a school that integrates high school and junior high school. At a ceremony, female students showed traditional dance wearing ao dai, traditional clothes. Their dance represents the beauty of Vietnamese women. In return, we sang a Vietnamese song and they were delighted to hear it.
 After the ceremony, we did our research on our individual research topics. When we asked them questions, they answered eagerly. We also joined classes. I took math classes and found that the class content was similar to ours. It was interesting even though I did not understand Vietnamese.
 Next, we went to Bát Tràng village, which is famous for producing a unique style of ceramics. Bát Tràng was crowded with tourists. We looked in a big glossy ceramics oven. We found out that they traditionally make ceramics through a long process. Then, we got to experience making ceramics. Craft workers showed us examples of how to make many different objects. It was challenging but fun.
 We had a home stay with Nguyen Tat Thanh High School students. They were very kind. They took me to a buffet restaurant. It was delicious. I enjoyed it.(Saya Akazaki)

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 文科情報科×SGH通信 Vol.10

2年海外研修 シンガポール研修
2nd Grader’s Study Abroad in Singapore

シンガポール研修始まる

 7月24日(日)に親や先生達に見送られ、高速バスにて宮崎駅から福岡へ。翌日、福岡空港からシンガポール航空で、チャンギ国際空港に向かいました。機内では、早速英語で客室乗務員と話し、機内食を食べ、シンガポールが近づいていることを感じました。 そして6時間のフライトの後、チャンギ国際空港に到着し、入国審査へ。国境を渡る時の少し緊迫した空気を感じているようでした。

The first day in Singapore

  On the 24th of July, we departed from Miyazaki for Singapore. While on the flight, students were excited to talk with a flight– attendant in English and to eat in-flight meals. It took six hours to fly to Singapore. At the airport, they were a little bit nervous at immigration inspection.

アラブストリート 観察実習

 明日からは、シンガポール各地を回ることになります。そこで、ホテルから徒歩10分でいくことができる「アラブストリート」でフィールドワークの観察実習をしました。
  事前に、アラブストリートの情報を集め、ここで明らかにしてみたいこと(「問い」)をペアで考えてもらいました。そしてフィールドに向かい、「実際に見たもの(事実)」と複数の事実に共通する部分「気づき(インサイト)」を中心に観察し、発表してもらいました。 そうすると、「アラブ=ストリートでのモノの売り方はどうなっているのか」という問いを考えた松永君・保田君のグループは「日本とは異なり、店の前に品物が並べ、店員も店の中ではなく、外にいる傾向がある」という調査結果を発表してくれました。 (実際のフィールドワークではこの理由をインタビューで聞くことになります。) アラブストリートでの観察実習後は、ホテル近くのホーカーズで夕食を食べ、名物チキンライスなどを食べ、シンガポールの食文化を感じている様子でした。

Fieldwork at the Arab Street

  Students did a preliminary survey in the Arab Street, which was close to our hotel, as a practice for the next day’s fieldwork.
 Before students went to the Arab Street, they made a simple research questions with their partners. They observed people and shops, and then tried to find the answers from their observations. For example, one pair made a research question about how people sell goods at the shops on the Arab Street, and found that they attracted shoppers outside of the shop with goods arranged in and outside of the shop. After the fieldwork, they had a dinner at Hawker Centre , feeling cultural differences between Japan and Singapore.

シンガポール研修レポート

 私たちシンガポール班は文科情報科2年生8名と2名の先生方で構成されています。
 シンガポール班のテーマは「政策とビジネス」です。シンガポールは1962年にマレーシアから独立し、リー・クアンユー初代首相の強力な政治指導力により急速に発展、今では東南アジア、さらにはアジアの中核を担う存在となっています。私たちは、アジアの最先端を体感することで、ふるさと宮崎への研究をより多角的視点からの考察を加えることを目標とし、シンガポール独自の政策やビジネスを学んでいます。
 7月24日、多くの保護者・先生方に見送られながら宮崎駅を出発、高速バスで福岡市に向かい、宿泊しました。
 7月25日、福岡空港からシンガポール航空で約5時間30分後。チャンギ国際空港からシンガポールに入国しました。驚くべきは、日本企業の広告の多さ!多くの企業の、シンガポール市場への関心の高さがうかがえます。MRT(政府が運営する鉄道)に乗車しホテルの最寄り駅へ。車中には、様々な肌の色をした人々が、様々な言語を話しています。シンガポールは公用語が4つも存在する多民族国家で、この多様性を生かして観光政策を打ち出しています。チェックイン後はアラブ・ストリートで”模擬”自主研修。課題を立て、事実をまとめ、考察する練習をしました。各班ともに、建築・言語など様々な視点から課題を立て、注意深く観察していました。
 いよいよ26日からはフィールドワークです。各自がベストを尽くし、未来の宮崎へ一助となれるよう頑張ります。(2年J級 橋本康平)

My first day in Singapore

  Our group members of the Singapore trip consisted of the second grades eight members and the two teachers.
 The mutual theme in our group is “Policy and Business”. Singapore was dependent on Malaysia in 1962 and achieved rapid development lead by the first prime minister, Lee Kuan Yew. It is one of the most outstanding countries in Asia. We went there to compare Miyazaki with Singapore and learn from different perspectives between them.
 On the 24th of July, we went from Miyazaki to Singapore. I was surprised at how many ads for Japanese corporations there were. I also noticed how many different races and languages there are in Singapore. I wonder if these things are connected with policy in Singapore.
 From the next day, we started doing fieldwork. We wanted to do our best for the future of Miyazaki.(Kohei Hashimoto)

シンガポール研修②

「フードビジネスコース」レポート

 フードビジネスのコースでは、シンガポールで展開している日本企業を訪問させてもらい、海外に向けたビジネスのあり方を学びました。
  初めに訪れたマレー商工会議所では、ムスリムの方々のためにハラール認証の推進活動をされている横山さんからお話を伺いました。
 宮崎大学がムスリム留学生を多く受け入れていることもあり、最近身近に感じるようになったムスリムの方々への配慮(ハラール認証のある食事の提供、簡単な礼拝場所の確保)を改めて考えました。また、横山さんから、私たちにとって刺激的で、そして今までに無かった発想の方法を多く教わりました。今後の探究、そして将来に活かしていきたいと思います。
 次に、JETROの本田さんからお話を伺いました。ここでは、シンガポールの成り立ちなどをより詳しく教わり、シンガポールという国の知識を更に深めることが出来ました。
  また、現在の日本とシンガポールのつながりを知ることで、シンガポールのイメージも変化しました。
 最後に、伊勢丹を塩谷さんに案内していただきました。そこでは、日本から輸入した食材が日本の何倍もの値段で売られていたり、日本語表記がたくさん見られたりしました。シンガポリアンが持つ日本のイメージを感じました。
  研修を通し、遠い世界のように思っていた、海外で働く、ということがグッと身近になりました。横山さんが仰せられたように、様々な角度から、自分自身の正解を見つけたいと思います。(2J 竹光詩歌)

Report about the Food Business Course

  On the second day, we visited some Japanese corporations deployed in Singapore and learned how to do business overseas.
 We visited SMCCI (Singapore Malay Chamber Commerce & Industries) and had a briefing from Mr. Yokoyama about the business of Muslim culture. The briefing was exciting because I realized how to take care of Muslim culture such as Halal Food and praying spots.
 Next, we got an explanation about the general information on Singapore at JETRO( Japan External Trade Organization) and understood the connection between Japan and Singapore.
 Lastly, we were guided by Mrs. Shionoya working for Isetan Singapore, where foods were sold for many times more money than Japan. We could see from Singaporean’s perspectives.
 The above things made me imagine what working overseas is like. I would like to see thing from various perspectives.(Shiika Takemitsu)

「水と都市政策コース」レポート

 私達のコースでは、URAシティーギャラリー、クレアシンガポール事務所、Singapore River Oneで研修を行い、シンガポールの都市計画について知ることができました。
 URAシティーギャラリーとSingapore River Oneでの研修はすべて英語で行われたため、詳しい内容まで正確に聞き取ることは難しい部分もありましたが、現地の方から直接教えていただいたシンガポールの都市計画やそれにまつわる歴史についてのお話は大変参考になりました。 
 また、クレア・シンガポール事務所では、シンガポールで働く地方公務員の方々からクレアの活動とシンガポールの概要についてお話をしていただきました。その中で、「資源の乏しさ、国土面積の狭さなどの弱点を理解したうえで、観光資源の開発や、外国企業の誘致など、弱点を補うような戦略をとっている」ということを伺いました。 資源が乏しく国土も狭いシンガポールの政策は、日本でも応用できる部分があるのではないかと思い、とても印象に残りました。さらに、その後行われたディスカッションでは、自分たちが現在取り組んでいる研究内容とシンガポールとの関連性について多くの意見交換をすることができました。 これを通して、現地でしか分からないことや、シンガポールに住む立場としての意見など、今後の課題研究に大いに役立つような情報をたくさん得ることができました。
 今後これらの情報をもとに、新たな視点で残り4日間のシンガポール研修を行い、より有意義なものにしていきたいと思います。(2J 根井健心)

Report about the Water and Urban Planning Course

  Our group visited URA City Gallery, Clear Singapore, and Singapore River One, and learned about the urban design in Singapore.
 It was hard for me to understand explanations in detail because of my English ability, however, I could get good information about the urban planning in Singapore.
 We also had a briefing about general information on Singapore from local officials in Clear Singapore. We learned that Singapore adopted a strategy toward tourism resources development and attraction of foreign enterprises ,compensating for weakness. We were able to exchange opinions not only about it but also about our research .
  I would like to make good use of the last four days for my research. (Kenshi Nei)

シンガポール研修③

「3日目 市内研修」レポート①

 7月27日、シンガポール3日目は、各班に分かれて、NUSの生徒と自主研修に行きました。僕たちの班は、最初にガーデンズ・バイ・ザ・ベイへと向かいました。スーパーツリーの上から眺める景色は、壮観でした。NUSの生徒にも植物について、詳しく丁寧に教えてもらいました。 次に、チャイナタウンで、昼食をとりました。フィッシュボールという独特な食べ物でした。また、チャイナタウンには、ヒンドウー教と仏教の寺院があり、両方とも訪ねることができました。ヒンドウー教の寺院は靴を脱いで入らなければならなかったり、カースト制を象徴する建物があったりとインドの文化を感じることができました。 仏教も日本のものとは異なり、マイクでお経を唱えていて、驚きました最後にシティホールのカフェで少し話をして、解散となりました。常に英語を使って会話をしなくてはならないので、とても疲れましたが、それ以上に充実した1日でした。しかし、反省点も数点見つかりました。 まず、NUSの生徒と事前に十分に連絡を取り合うことができていなかったということです。行き当たりばったりになり、大変になりました。また、英語力ももちろんですが、コミュニケーション能力も大事だということです。積極的に会話をすることはとても大事だと気づかされました。 今日の経験は、とても貴重なものだったと思います。これからの人生できっと役に立つことだと思います。そのためにまず、明日、積極的に英語でいろんな人に話しかけたいです。(三輪響)

The third day in Singapore

  On the 27th of July, each group went to the city with a student of NUS(National University of Singapore).They helped us walk around city and got to know Singapore. My group went to the Garden by the Bay, which has various kinds of plants and flowers. It was wonderful to see Singapore from a bird’s eye view. After that, we went to China Town, where we had a lunch and visited both Hindu and Buddhist temples. I was surprised at the differences of religions. For example, we were supposed to take off shoes in Hindu temples, and we saw Buddhists chanting a Buddhist sutra with a microphone. I had a tiring but exciting day with the student of NUS. I realized the importance of communication skills. I would like to speak to foreigner in English more. (Hibiki Miwa)

「3日目 市内研修」レポート②

 NUSの学生とシンガポール市内見学でした。私たちはまず、マーライオンパークに行きました。雑誌やテレビで見た光景に感動し、ひたすら写真を撮りました。観光客が多く、皆撮影に夢中だったので、写真のポーズをとることに抵抗はありませんでした。 また正面ではなく真下から見るマリーナベイサンズはより近いこともあり、どの場所から見るよりも迫力がありました。ガーデンズバイザベイは都市のイメージからうんと離れた自然豊かな景色で、フラワードームは多くの綺麗な花がある上、ドーム内は冷房完備であり、とても快適でした。 花だけでなく、オブジェも見られ花以外も楽しめます。 そしてガーデンズバイザベイを出、昼食のために地下鉄でチャイナタウンへ向かい、そこで食べたのがチキンライスです。外国の料理に不安があったけれど、このチキンライスは本当に美味しく食べることができて少し安心しました。 また台湾風の柔らかい食感のかき氷を販売する店にも行きました。大人気で、日本人の客も見られ、日差しの強いこの日にぴったりでした。 その後に行った高島屋の紀伊國屋書店では日本の本の英語版が販売されており、海外にいる実感を強く感じました。 地元の人も日本の本に興味を示していました。そして夕食のアラブストリートでの食事はインド系で、羊の肉にも挑戦し、辛かったけれど美味しくいただきました。 この1日、地下鉄の乗り方もマスターして、たくさんの観光地に行って、歩いて、たくさんの経験をし、本当に充実した1日でした。(松本栞)

The third day in Singapore

  We saw some places around the city. First, we went to the Merlion Park. It was such a famous place that we took many pictures from various angles. Next, we went to Garden by the Bay, which has not only beautiful flowers but also artwork. Then, we left for Chinatown and had lunch there. The Chicken rice I ate was tasty. I also got Taiwan shaved ice. After that, we went to the Kinokuniya Book Store, where we saw English versions of Japanese books. Lastly, we had an Indian meal on the Arab Street. It was spicy but delicious.
 I had a productive day because I had many experiences.(Shiori Matsumoto)

シンガポール研修④

4日目 プログラム

 7月28日金曜日、今日は午前中、5つの探究のテーマにもとづく班に分かれて、それぞれ自分の調査すべき場所で自主研修をしました。午後からは日系のスーパーのマーケットである明治屋さんの協力で、5班に分かれてそれぞれの班に1人NUSの生徒が同行して助けてもらいながらインタビュー調査やアンケートをしました。

The forth day

  On the 28th of July, we were divided into five groups and visited many locations to get information about our own research. After lunch, we did interviews and questionnaires with NUS students.

水問題チーム(自主研修:NeWaterビジターセンター)

 午前中はホテルからタクシーに乗ってNEWter visitor cantorに行きました。僕は一昨日CLERAでシンガポールの水事情や水問題に対する対策をプレゼンテーションやディスカッションを交えながら詳しく出来ました。そこでNEWter visitor centorでは対策のうちの一つである下水再生水について実際に下水処理の工程を見ながら学ぶことができました。 また、担当してくださったヌルの説明から再生水は水不足が深刻な問題であるシンガポールにおいて、重要な役割を果たしており今日の生活に欠かせないものであることがわかりました。また、小さな子供を対象としたゲーム感覚で学べる設備もあったので面白かったです。

水問題チーム インタビュー調査

 午後は昨日おせわになったLin Weiさんの助けをもらいながら明治屋でインタビュー調査をしました。様々な国籍のお客さん10人ぐらいに家庭での水の節約方法や1日あたりの水道代金などを英語で質問しました。日本人の方には簡単にインタビューできたけど、現地の人は発音が非常に滑らかでスピードも速かったので聞き取ることが難しくかなり苦労しました。 しかし、シンガポールでの研究を明らかにするために必要な情報を得ることができ、目的達成のために大きな収穫になったと思います。(保田壮輝)

Water Problem Group

 Our group went to the NEWater Visitor Centre because we wanted to know about the water problem in Singapore. We learned about the sewage disposal system which is used as recycled sewage water. Mr. Nuru, the guide in the centre, explained to us that sewage took an important role in Singapore due to the lack of water. We enjoyed the facility because we could learn about water problems with interesting devices.
 In the afternoon, we did an interview in Meijiya Super Market, assisted by a students of NUS, Mr. Lin Wei. We could receive responses from about ten customers in English. They answered our questions such as “How do you save water?” and ”How much does tap water cost?”. It was hard for us to listen to their responses because of the intonation or speed. However, we were able to get the necessary information we needed for our research. (Yasuda Masaki)

グローバルリーダー(ビジネス)インタビュー調査

 7/28今日は午前中にJBSシンガポール支店に行った。担当してくださった赤木さんは南高校出身でとても親切に質問に答えてくださった。質問内容としては、IT企業を作ったり、経営していくにおいて、重要なことは何なのか、今やっておくと良いことは何かを質問した。
 質問の回答をまとめると、今は世界の言語が英語であるため、英語ができて、ITの技術もある人材は重宝される、また、自分から積極的な姿勢で常になぜ?どうして?を考える論理的思考が必要で、人間関係を大事にすることが重要であるということでした。   私はこのインタビューを通して、いくらインターネットが普及しても、いくら人間の生活に大きく関わっていても、いつも関わって、作っているのは人間であり、だから人間関係を気づいていく上で重要なコミュニケーションツールとして、英語が必要であり、信頼や情報を共有していくためにも積極的な姿勢が必要だと考えた。

Interview about business in Singapore

  I went to JBS(Japan Business Systems Asia Pacific Pte. Ltd). The person in charge, Mr. Akagi, came from Miyazaki Minami High School and answered my questions very politely. I asked him some questions such as important things in founding IT corporations. He explained to me the importance of English, willingness to learn new things, and logical thinking. Through this interview, I realized that English is an important communication tool to build a relationship and to share information ,even if the Internet becomes popular in our daily lives.

観察調査(ゴミ問題)

 午後はNUSの学生と、明治屋の回りを散策してある一定の面積にどれくらいのゴミ箱があり、どこに多く密集しているかを調査した。
  結果としては明治屋周辺には約65個のゴミ箱があり、特に人の集まる広場に多くゴミ箱が見られた。この情報から、宮崎のゴミ箱の場所や個数と比較して、どこに置くべきか、また、個数を増やすべきかを検討すべきだと感じた。また、NUSとの生徒と英語でたくさんの会話が出来たのでとても楽しかった。 シンガポールに来て一番感じるのは、日本人は変な優しさが出てて、それがシンガポールだけじゃなくて、海外と日本の違いなのかなと感じた。例えば、シンガポールは徹底的に罰則を行うが、日本はそれほど厳しくないがゆえに政策がマンネリ化して国民の思考も流されやすい状況なのかと考えた。 (2I 松永秀文)

Observational Research

  I examined the number and locations of rubbish bins. I found about 65 rubbish bins around Meiji Super Market, especially in places people gather.
 I think we need to reconsider the places and the number of dustbins in Miyazaki. I also felt that Singapore had a strict penalty for throwing away garbage illegally compared with Japan. I had a good time talking with NUS students in English and getting necessary data.(Hidefumi Matsunaga)

シンガポール研修⑤

シンガポール研修最終日

 シンガポール5日目,NUSの生徒との交流は最終日を迎えました。今日、私たちはNUSの学生にキャンパスを案内してもらいました。NUSのキャンパスは大変広く、敷地内をシャトルバスで移動しました。NUSのキャンパスの中でも、university townは5年ほど前に出来た最も新しい場所で、プールやジム、寮などが設備されていました。 また、キャンパス内には多くの飲食店があり、それらは学生や教授がすぐに食事ができるように作られています。 シンガポールでは、各大学独自の入学試験はなく、政府が一斉に行うテストの成績が良ければ良いほど選択できる大学が増えるという制度になっているそうです。 キャンパスを案内してもらった後は、今回行った研究についてパワーポイントを使って、プレゼンテーションをして、その内容についてNUSの学生に意見や質問をして頂きました。 私たちのユニットは、生活習慣についての研究をしていましたが、シンガポールでは兵役が終わった後でも、体力に関するテストが定期的にあり、そのために日々公園などで体を鍛えている人もいるそうです。 また、シンガポールの公園は日本とは違い、夜でも電灯によって明るくなっており、仕事終わりの会社員も公園に寄って運動する人も多くいました。夕食は、NUSの学生と一緒に中華料理店に行きました。 NUSの学生と最後の食事だったので、少し寂しかったですがNUSの学生からはたくさんのことを学ぶことができ、話すことができました。NUSの学生には本当にお世話になり、いい経験ができました。(助川拓実)

The last day in Singapore

  The last day finally came !! We went to the campus of NUS and were guided by NUS students. The campus was so huge that we moved around by bus. The University Town was build five years ago with good facilities such as a pool, gym, dormitories and cafeterias. University students seemed to enjoy their school life there.
 In the afternoon, we showed the results of our research to NUS students and received feedback from them. Our group made a presentation about lifestyle diseases. We got feedback that Singaporean males exercise for regular physical tests after military service. We also found that Singaporean parks were illuminated at night so that people could go exercise even after work.
 At night, we went out for dinner at a Chinese restaurant with NUS students. I missed them because that was the last time we met them. We feel grateful to them for helping us a lot for three days in a row.(Takumi Sukegawa)

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 1/28(土)のSGH生徒探究発表会の発表タイトルが決まりました

 1/28(土)に本校で実施されるSGH生徒探究発表会のポスターセッションの発表タイトルが決まりました。生徒達が自らテーマを発見・設定し、宮崎大学との連携をはじめとする産官学金連携で取り組んだ成果を発表いたします。
 1/28(土)の生徒探究発表会の案内はコチラ1/18(水)申込締め切り

ユニット タイトル
1 ストップ!めんどくセパレート-ペットボトル分別の推進-
2 有機野菜の良さとは-ニンジンの成分分析を通して-
3 全全全部吸収したい!-流水中の硝酸イオンを活性炭で吸着-
4 キャンプもいいけど…もちっとおらんね!-スポーツキャンプ客の行動特性の調査-
5 キッチンのあれが美しさを保つ?!-スイトピーを使った延命効果の研究-
6 交通事故撲滅大作戦-爺ちゃん婆ちゃん安心して歩けるよ-
7 あなたに印象うえつけたい…-色による印象の変化について-
8 あなたは大丈夫?!-若者のカラダの異常-
9 実録!高校生が見る男女の役割-女性が働きやすい社会のために-
10 思考力向上へのカギ
11 Agriculture of Miyazaki-六次産業と宮崎の関わり-
12 生活習慣病予防の少人数教室-高校生の生活習慣病予防への一考察-
13 フィッシュオイルの可能性!!-ストレス軽減のために-
14 悩み0の人間になるために…-生活実態と悩みの深い関係とは!?-
15 新たな観光のカタチ-出張来県者を通じた宮崎の魅力度向上-
16 活性炭に硝酸イオンがくっつく。-酸処理の影響と中和滴定からみた性質-
17 高齢者が生きがいを感じられる町-いきいきとしたみやざきへ-
18 「そうだ、ここで働こう。」-就職地選択における社会的要素の影響-
19 地方の魅せ方向上委員会-宮崎をPR大国へ-
20 ブラックバスを家庭の味に-ブラックバスの出汁作り-
21 『結』-現代における地縁と伝統文化-
22 お茶の香りでリラックス!?
23 Global TAKUAN project-相手国調査で作る県産品輸出プロセス-
24 宮崎牛の実態をのぞいてみた!-流通業者と消費者の調査分析を通して-
   

 文科情報科×SGH通信 Vol.15

探究発表会に向けて②

Preparation for the SGH Research Project Presentation 

「県産品の海外進出」グループ

 私たちUnit23は「県産品の海外進出」をテーマに、県産品がより海外に受け入れやすくなるような方法について研究しています。今回、私たちが注目した県産品は「たくあん」です。また、進出国は、班員のひとりがベトナムへの海外研修に参加したこともあり、ベトナムとしました。
 調査の一環として、田野町にある、道本食品(株)にインタビューに伺いました。このインタビューを通して、道本食品の世界進出の現状やそこで見えてきた課題がわかりました。それは、たくあんそのものが受け入れてもらえないことです。そこで、私たちは、たくあんを作る前に、進出相手の国の食文化や好みの傾向を調べた上でたくあんを作ることにしました。
  また、宮崎大学の榊原教授とお話をする機会があり、たくさんの助言をいただき、協力していただけるようになりました。そのおかげで、榊原教授の紹介により、佐土原町にある、食品開発・工業技術センターにある味覚センサが使えるようになり、研究の幅が広がりました。具体的には、味覚センサを使って、日本とベトナムの様々な調味料を分析、比較をします。
  私たちの研究の最終目標は、ベトナム人に快く受け入れてもらえるたくあんを作ることです。現在、私たちは味覚センサのデータを分析する段階にいます。発表まで時間があまりありませんが、協力してくださった方々に恩返しができるよう、最高な結果になるよう、日々研鑽と努力を続けていきたいです。

Miyazaki Prefecture Products Export Group

  My group is making a research about the ways to promote Miyazaki prefecture products overseas. We decided to promote Takuwan(pickled vegetable) in Vietnam,where one of my group members went as a study tour in the summer.
 We went to Michimoto Shokuhin, a company of picked vegetable, to understand it better. Through the interview, we found that it is hard for foreigners to accept picked vegetable. We needed to examine food cultures and their tastes in order to promote Miyazaki prefecture products for Vietnamese.
 We also went to talk with Professor Sakakibara in Miyazaki University. He introduced us to Miyazaki Prefecture Foods Development Center and let us use taste sensors to analyze Japanese and Vietnamese seasoning.
 From now, we will examine the results of the analysis. We want to do our best and to make a New Takuwan for Vietnamese people.

「ブラックバスの出し汁」グループ

 僕たちの班のテーマは「ブラックバスで出し汁を作ろう」です。テーマ設定の理由は、宮崎は昔から外来種で環境を破壊しているブラックバスが数多く存在しており、そのブラックバスを駆除して環境を守りつつ、何か有効活用できないかと思ったからです。 そこで僕たちは今まで行われてきたブラックバスの食用としての利用ではなく、新規性、そして実現可能性に富んだ「出し汁」としての利用をすることによって僕たちの家庭の味に新たな変革を起こし、効率的にブラックバスの駆除を行おうと考えました。
 まず僕たちはブラックバスとの比較対象として大きさがほぼ同じ鯛を選びました。鯛だしは正月で一般的に使われているだしです。
  そこで鯛だしとうまみ成分を比較してブラックバスにうまみ成分があり、科学的に証明されれば、一般的にブラックバスのだしが定着すると思います。
 実験内容としてはブラックバスと鯛の頭と内臓とうろこを取ってぶつ切りにして煮てから、「だし」を取りました。まだ分析結果は出ていませんが、僕たちの調査結果ではブラックバスは脂肪成分が少なくカロリーが低いので、ダイエット効果が期待されます。この結果が気になる人はぜひ発表会にお越し下さい。

Black Bass Dashi Group
 My group’s theme is to make Black Bass Dashi. We decided to this research topic because Blass Bass grew so much that we need to get rid of them in a useful way. So far, Black Bass has been used as food, however, we came up with a new idea of making Dashi with Black Bass.
 First, we needed to compare the Black Bass Dashi with ordinary fish Dashi, Carp Dashi. It is popular soup used in New Year’s dish.
 As an experiment, we cleaned fish ,cut them into chunks, boiled them, and then separated the stock.
 We will do another experiment to compare these two Dashi. We hope we can get a good result because Black Bass Dashi is so healthy and good for losing weight . We have a research presentation on 28th of the January if you have any interest in our topics.

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 文科情報科×SGH通信 Vol.14

探究発表会に向けて①

Preparation for the SGH Research Project Presentation

「有機農法班」グループ

 私たちの研究は、有機野菜と慣行野菜の成分比較を行うもので、この結果を宮崎の農業を促進するのに役立てることを目標としています。
 研究をご指導いただいている宮崎大学の榊原先生のご紹介で、農業試験場にある「食の安全分析センター」にお世話になり、分析しました。  
 「食の安全分析センター」への最初の訪問で、自分たちが実験する前に、植物の有機肥料と化学肥料の吸収の違いについて調べるよう助言をいただきました。 調べたところ、有機肥料は有機物が無機物に分解されてから吸収されるため、化学肥料より吸収に時間がかかること、窒素の中には有機体のまま吸収されるものがあることなどが分かりました。
 含有成分や旬を考慮した結果、使用した野菜はにんじんです。有機も慣行も、宮崎県内の農家から入手しました。この、条件に合わせた入手先を探すのが一番大変でした。私たちは、試料づくりをしました。 試料は、細かく砕いて液状にしました。分析は、「食の安全分析センター」にあるNexera UCという世界最先端の分析装置で行いました。今は分析結果が出たところなので、これから解析を行っていきます。

Farming Methods Group

  My group is making a research about the ways to promote better agricultural production in Miyazaki through the comparison between organic vegetables and ordinary ones.
 We went to Food Safety Analysis Centre in Miyazaki Agricultural Research Institute, introduced by Professor Sakakibara from Miyazaki University.
  The first time we went there, we were advised to study the difference the absorbing ration of organic fertilizer and the chemical one. We read some papers and found that organic fertilizer takes time to absorb because it needs to decompose organic matter to an inorganic substance.
 After we considered which vegetables we should use in terms of seasons and component content, we decided to use carrots as experimental materials. We managed to get organic and ordinary carrots from famers in Miyazaki. Then, we made the carrot squeezed into a paste. We brought it to the Food Safety Analysis Centre again and analyzed components with advanced analyzing equipment. We are going to be examining the results of the analysis.

「神楽と地域」グループ

 私たちUnit21は、過疎地域や地域固有の文化などに興味があったため、県内の集落の地縁と、その土地の伝統文化がどのように関係しているかについて研究を始めました。実際に伝統文化と深い関わりを持つ方々にお話を伺うため、神楽関係の2団体にインタビューを行いました。
 1度目のインタビューでは、宮崎市の下北方神楽保存会の長田さんにお話を伺いました。この調査では、長田さんを中心とする下北方の住民の方々が口伝によって神楽舞を受け継ぎ、現在も神社に神楽を奉納し続けており、集落の外から帰省して神楽をともに舞う人もいる一方で、舞い手・後継者の不足や住民全体の神楽に対する価値観の変化といった消極的な現状があることがわかりました。
 2度目のインタビューでは、 世界農業遺産認定シンポジウムで神楽を披露した高千穂町下川集落三田井地区の小学生達とその保護者にお話を伺いました。 この調査では、1度目と同様集落内の神楽の舞い手の方々が年上の舞い手に口伝で教わって神楽舞を覚え、集落の神社に奉納し続けていて、やはり集落の外から神楽のために帰省する人がいる一方で、下北方より舞い手は多いものの、やはり後継者が不足しており、 集落の人々の活気も弱まり、神楽を舞えなくなりつつある現状があることがわかりました。 さらに、お話を伺う中で、「集落の活気が神楽を支えている」という事実を知ることができました。
  この2度のインタビュー調査により、地縁が神楽への意識 につながる事が分かりました。現代化がなぜ地縁を低下させているのかを知るため、現代化と地縁の関係性について分析していきたいと思います。 

Community and Kagura Group
 My group is doing research about the relationship between community and traditional culture, especially Kagura. To understand this deeply, we interviewed with two groups.
 First, we did a interview with Mr. Nagata, a member of Shimokita Kagura Preservation Association. In this interview, we found that some people are passionate to keep Kagura in dedication to the god of the shrine, others show negative attitude toward it for some reasons. Mr.Nagata mentioned the problems of successors.
 As for the second interview, we spoke with elementary school students and their parents in Mitai, Takachiho. We noticed they had the same problem as Shimokita. They needed successors to keep their traditions. We also found that community is the most important factor to keep Kagura.
 Through the results of these interviews, community seems to have a strong relationship with traditional culture(Kagura). We will focus on the community and study what the most important factor of community to keep Kagura.

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 文科情報科×SGH通信 Vol.13

観点別講義(政策・ビジネス)

1st Graders Meeting for presenting research projects

神成先生の講義を受けて

 神成先生の講義を受けて、一番心に残った言葉は、「社会システム」をデザインするという言葉です。その言葉は始めは分からなかったのですが、先生は講義の中で介護と農業に関する事例とその仕組みを教えてくれたので、そのつながりが分かってきました。 私はこのように社会をデザインするという仕事の存在を知り、世間にあふれている様々な物だけでなく、目に見えないサービスをデザインする仕事があるのだと感じました。将来の夢がまだ決まっていない私にとって職を見る目が分かった気がしました。
  また、「視点・視座・視野」という「3視」という考え方を学びました。これらを探求に活かし、現在グループで進めているテーマを3視で見つめ、新たな切り口を探し出していきたいです。 そして、いつか神成先生のように少しでも日本の未来に貢献できるよう、まずは自分の将来をデザインしていきたいです。(平田・梅木)

Lecture by Mr. Sinjyo

  had not known about jobs which design systems to solve these social issues. Mr. Shinjyo explained to us what jobs are. For example, in the field of agriculture, people have difficulties in getting mutual understanding. The systems help them to realize others’ ideas and feelings. I feel this system is very important in global society.
 Mr. Shinjyo also taught us three key points in business: the way of thinking, the use of two perspectives and the use of the standpoint. We need to see from various angles, to use narrow and wide perspectives differently, and to put ourselves from different points of view. I am doing my research and I would like to think over my research from three key points.(Hirata, Umeki)

一橋大学の講義を受けて

 10月21日(金)に一橋大学商学研究科に在籍している李さん、樋口さん、柚木さん、山田さんを講師に迎えて「ビジネス」についての講義及びディスカッションを行いました。 彼らは、第7回日本ビジネススクール・ケース・コンペティッション準優勝をしており、ビジネス・プロジェクトや課題研究に必要な考え方を学びました。 まず始めに、コンテストのケース課題の説明とケース企業のビジネスモデルの解説をしていただき、その後実際にコンテストのプレゼンをしていただきました。 とても高度な内容で高校生の私には理解することができない部分が沢山ありましたが、この講義を通して、めったに接することがないビジネスの世界を知ることができました。 最後に4つのグループに分かれてディスカッションが行われました。講義の内容についての質疑応答だけでなく、自分たちの探求活動についての助言をしていただいたので充実した時間になりました。(黒田)
 私は医師を目指しているので、医師にとっても経営学というのは開業する上で最も重要な要素の一つになると思います。質疑応答では医療の世界での経営についても勉強できました。 この講義を通して、経営学に興味を持ち、自分の進路にまた新たな道が開けたと思います。これからもこのような素晴らしい機会を通して自分を高めていきたいです。(岩崎)

Lecture by Students in Hitostubashi University
 On the 21st of October, four university students in Hitotsubashi University(Mr. Ri, Mr.Higuchi, Mr. Yunoki, and Mr. Yamada) came to Omiya to give us a lecture and have a discussion about business. They won second place at the Japan Business Case Competition 2016 and taught us the important ways of thinking about business projects or the Tankyu Research Class. First, they explained to us about the contest and made their presentation to us. It was hard for us to understand it, however, I could get to know business which was unrelated with me so far. Finally, we had time to have a discussion with them divided into four groups. We could ask about their lectures and also about our research questions. (Kuroda)  
 My dream is to be a doctor and I learned the importance of business economics. I could also learn about world business economics during the discussion. Through this lecture, I became interested in economics. I would like to learn more using some chances like this lecture. (Iwasaki)

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 文科情報科×SGH通信 Vol.9

TISP 2016 開催

TISP(UTokyo Innovation Summer Program ) program has finished

基調講演(宮崎大学・吉田先生)

 初日は宮崎大学でプログラム開始。2016年度宮崎大学に新規開設された地域資源学部の吉田学部長にご協力いただき、日向市美々津町の持つストーリーについてワークショップ形式で考えました。
 神武天皇について書かれた古文書などを読むと、宮崎県では縄文人や弥生人といった複数民族の交流や古代日本平定の出発点(現在の宮崎県美々津町)になったといった数々の神話・仮説を見ることが出来る。 そういった視点で宮崎県の各地を見てみると地域それぞれにその土地ならではのストーリーを見つけることができるはずだ、といったお話を元にどのようなストーリーが発見できそうかをディスカッションしました。

Keynote Lecture by Professor Yoshida

  On the first day, we started TISP with the keynote lecture and workshop by Professor Yoshida.
 He told us that we could know the origins of Japan through ancient writing. Mimitsu is thought as the birthplace of Japan said in the Japanese myth. He suggested that we should take a closer look at places and find out the “underlying stories”. After the keynote lecture, we discussed what kinds of stories we could find in Miyazaki.
 From the next day, we went to do a fieldwork in several places with Tokyo university students and foreign students.

      

フィールドワーク①(青島)

 今上天皇・皇后両陛下が新婚旅行先に選ばれるほど「日本のリゾート地」として有名だった青島。近年はグアム・ハワイといった海外リゾート地に押され観光客が減少していましたが、青島ビーチパークの開設とともに国内外から観光客が訪れるようになりました。その青島ビーチパークを支えたのは地元・日本各地から集まってきた方たちがそれぞれの強みを活かして青島を盛り上げようとする姿勢でした。 湘南(ビーチ作り)、ニュージーランド(ライフセービング)といった先進事例に学びながらもそれらを超えたビーチを作ろうとする試みをされています。
 青島神社は日向の国を統治した海幸彦・山幸彦という神様を中心とした神話を持ち、その神話にちなんで縁結びにご利益があるとされています。神社にまつわる神話や、本州では珍しい椰子の木に関するお話も伺いました。

Fieldwork No.1 (Aoshioma)

 Aoshima used to be a famous resort spot in Japan, however, the number of tourisms decreased because of the popularity of overseas resort areas. Recently, Aoshima Beach Park has been built and it has become popular with tourism. It was built by various people with various jobs such as designers, restaurant owners, or civil servants. They are struggling to make an outstanding beach better than other famous beaches.
 We also went to Aoshima Shrine, which has the Huga Myth about Umisachi and Yamasachi. It is said to bring romance. We heard the Huga Myth and some stories about the shrine.

      

フィールドワーク②(黒木本店)

 「百年の孤独」や「㐂六(きろく)」といった焼酎で有名な黒木酒造本店。使用される水や樽の材質など、創業当時より受け継いでいる製法・伝統と時代とともに積み重ねてきた製法上の工夫について伺いました。
 宮崎県には黒木本店以外にも多くの酒蔵があり、また近年は日本酒・焼酎に限らずたくさんの種類のお酒を楽しむことができます。そうした消費者の移り変わりに対応しながらも基礎基本を大切にして味を守る姿勢を学びました。

Fieldwork No.2 (Kuroki)

 We did a fieldwork at Kuroki Honten, which is a famous shochu shop and has a long history and tradition. We heard secrets such as quality of water or materials of the barrels on how to make it.
 Miyazaki has a lot of sake breweries and we enjoy various kinds of alcohol such as sake or shochu. We learned that Kuroki Honten keeps both the tradition and the times.

      

フィールドワーク③(都農ワイナリー)

 社長含めてわずか正社員3名で運営しているワイナリー(出荷期のパート・アルバイトの方除く)。出荷数自体は多くないものの、出荷先は日本全国と海外、また数々のメディアや賞で取り上げられる実力を持ちます。ワインの質だけでなく、周辺の植木なども綺麗に整えられているのが印象的な本ワイナリー。 それを作り上げているのは従業員の方はもちろん、ぶどう農園の方や地域の方々も加わった家族のようなチームでした。

Fieldwork No.3 (Tuno Winery)

 We went to Tuno Winery, which was run by only 3 people including company president. It is a small winery, but it is famous not only in Japan, but also in foreign countries since it has received several prizes for quality of wine. We were also impressed with Winery’s good condition that local people make trees look better.

      

フィールドワーク④(美々津町)

 神武天皇が九州から関西地方に向けて出征した際に母港としたという神話の残る静かな港町、美々津町。中世・近世は海運を通じた行商人が行き交う港町として栄えました。様々な文化を取り入れて発展してきた美々津町ですが、「美々津らしさは損なわれずに今も残っている」と美々津町の方は言います。 現在は海外からの移住者もいるという美々津町ですが、「美々津らしさに合わない人は長くは居ない」とも。「観光などで町を盛り上げようという気分はあまりしない。でも、静かな環境で自分や周囲と向き合いながらゆっくり過ごしたいという方がいらっしゃれば静かに応援しますよ」とおっしゃっていました。

Fieldwork No.4 (Mimitsu)

 Mimitsu is a quite and sacred place where the first emperor, Jinmu, left for Kansai district. It is located on the Huga sea and was a big seaport in the Meiji and Taisho era. It has been developed embracing various foreign cultures, but it has also preserved history and tradition. These days, more foreigners are coming to Mimitsu but some of them are supposed to leave the place if they follow the tradition. The local person said, “We do not make Mimitsu crowded with tourists, but we welcome people who want to relax and reflect on themselves”.

      

フィールドワーク⑤(新緑園)

 ANAファーストクラスで提供される日本茶を作っている新緑園。しかし、それまでの過程には苦労が伴いました。現社長の黒木さんは先代(お父様)から茶園を引き継ぎました。先代の時代には地元の方々に支えられたお茶を作っていましたが、黒木さんが経営を本格的に始めた頃は日本茶の消費量が落ち込み始めた上に競合の茶園が出てきた頃。 新緑園の売上は落ち込みました。先代亡き後、以前からのお客様とぶつかり合いながらもお茶のブランドイメージを一新、ベンチャー企業経営者顔負けの経営哲学と先代から受け継いだお茶へのこだわりを胸に売上を回復させました。そうしたこだわりを元に、平成26年には地元の方たちと共に全国茶品評会に挑戦、見事金賞。以降、今年まで3年連続で金賞を受賞し続けています。

Fieldwork No.5(Shinryokuen)

Shinryokuen is a famous tea farm in Miyazaki, but it had a hard time succeeding. The present president, Mr. Kurogi took over the company from his father, however the company had a economic slump because of other rival farmers. He had to grow sales by making the company’s new image and preserving the company. As the result, the company had received gold prize of tea in 2014-2016 in a row. 

      

フィールドワーク調査の分析

 高校生は本校のSGH担当職員のもと、フィールドワーク先の経験を元に、そこに埋め込まれたストーリーを抽出しました。  フィールドワークで聞いた内容をポストイットに書き出した後、各訪問先でどのようなストーリーが抽出できるかを文章にまとめました。
 大学生は、東大i.schoolスタッフによるファシリテートのもと、アイデア創出及び翌日のワークショップに向けての準備を行いました。

Analysis of field work survey

 After the five fieldwork, high school students summed up the interview results and found out the “underlying stories”. First, they wrote down keywords on post-it. Then, they summarized these keywords into sentences and tried to find the “underlying stories”. On the other hand, university students prepared for the next day’s workshop, which was organized by them.

  

製品・サービス発想ワークショップ(高校生・大学生)

 高校生4名、大学生(日本人1名・海外学生1名)の計6名でグループを組み、アイデア創出のワークショップを実施。製品・サービスを通じて伝えたいストーリーの抽出、ストーリーを伝えるために適切な製品・サービスの発想、プロトタイピングを通じた製品・サービスの精緻化、という流れで進めました。 大学生・高校生ともに事前学習やフィールドワークで得た気づきを存分に生かしながら活発な議論を行いました。

Workshop for Innovate Products and Service

 High school students and university students made groups(4 high school students, one Japanese university students, one foreign student) and did a workshop for generating ideas. They struggled to find the “underlying story” from the fieldworks and to generate new products and service. All of them had an animated discussion.

    

プレゼンテーション準備(高校生・大学生)

 プレゼンテーションは「発想した製品・サービスを企業や消費者の方に売り込む」という形式で実施しました。そのため、製品・サービスを紹介したポスターや使用シーンが分かるスキットを準備。製品のプロトタイプを用意するグループもありました。 プレゼンテーション・スキットは英語でチャレンジ。11日夜(発表前夜)は大宮高校の英語科の先生の原稿添削・海外大学生によるプレゼンテーション特訓が夜遅くまで行われていました。

Preparation for the presentation

 They were asked to make a presentation for the target corporations or customers. They were creative enough to make a English skit or a model of a new product. They stayed up late to prepare the presentation.

    

プログラムの成果発表会

 プログラムの成果発表は8/12(金)午前に本校で実施されました。会場には生徒の保護者の方をはじめ学校の先生方や教育委員会、地元銀行、商工会議所、企業からのご来賓、また宮崎大宮高校を志望されている中学生の皆さんも参加され、盛況となりました。

Presentation

 On 12th of the August, presentation was held in Omiya High School. Many people (e.g. teachers, the board of Education, local banks, corporation) came to see it. They achieved great success in the presentation.

青島フィールドワークをもとにしたアイディア

■ストーリー
「海を中心とした生活に魅力を感じて、自らの手で協力しながら新しいものを生み出す青島」現在の青島は、青島に魅力を感じた人々が集まって各自が貢献できる知識・技術を発揮し、協力しながらそれぞれのアイデアを自らの手で形作ることにより形成されました。 今では、これまで宮崎に住んできた方に加え、様々なバックグラウンドを持つ人々が日常生活のワンシーンを共にする場所となっています。

■アイディア:Summit by the sea
 青島を単にビーチとして楽しむだけではなく、青島のビーチを作り上げた「協力してアイデアを自分達の手でつくった」というストーリーを埋め込み、事業づくりの拠点コワーキングスペースを設置します。青島のそのような人々のエネルギーが、新しいビジネスを生み出す相乗効果を生み出すはずです。

黒木本店フィールドワークをもとにしたアイディア

■ストーリー
「こだわりを貫き通し、理想の焼酎を造りたい」
 かつて黒木本店は他の焼酎メーカーに圧倒され、経営が厳しい状況に追い込まれました。しかし、黒木社長は逆境の中でも「焼酎一筋~こだわりを貫いて理想の焼酎を造りたい」という思いを抱き続けました。品質・デザイン・パッケージにこだわり続け、品質の良さをお客さんに知ってもらうことを一番に考え、一所懸命努力しました。 その結果、「百年の孤独」「㐂六」などの商品がヒットして有名になりました。
■アイディア:必至に頑張っている人を応援する“Never give up Bento”
 この弁当は、黒木本店の逆境の中でもこだわりを貫いて理想を求めてきたストーリーを生かした弁当です。弁当のふ

たを開けると、そこにはお店から頑張っている人へのメッセージが。「お客様へ。この弁当は焼酎の原料である米、麦、いもをメインに作りました。我々は、苦しい時代も理念をつく抜き通し、頑張ってきました。今、苦しい中必死に前を向いて頑張っている皆さん、絶対に自分の信念を曲げないでください」。 そして弁当には、素材からこだわり抜いてきた黒木本店の焼酎の原料である米・麦・いもが入っている。この弁当を食べると、ストーリーに魅了されるだけではなく、黒木本店のこだわりを味覚で実感できます。

都農ワインフィールドワークをもとにしたアイディア

■ストーリー
「みんなのワイン」雨が多く果樹栽培に不向きな都農町でぶどう栽培を始め、工夫と努力を重ねこの地にブドウ文化を広めた永友さん。そして、このブドウを使い、ワイン造りに情熱を注ぐ小畑さんをはじめ現在社員3名で運営している都農ワイン。 この都農ワインは地元のブドウを100%使うことにこだわり地域に貢献する一方で、地元の人がワイン工場の敷地に花を植えたりするという話という話を伺いました。ここから、「みんなのワイン」というストーリーを抽出しました。
■アイディア:“Purple Life”「みんなのワイン」

それは地域の子供から大人までに愛されるワインということです。地域で子供が生まれた時、小学校に入学するときなど、家族にとっての大切な時に、写真を撮りに来ます。ワインと言えば大人だけしか楽しむ事はできませんか、子供にも楽しみにしてもらおうというアイデアです。そして、子供が20歳になった時に、年月を重ねた家族が熟成されたワインを開けて祝うというものです。

美々津フィールドワークをもとにしたアイディア

■ストーリー
「変わらない静かさの中で自分と向き合う町」
古くから港町として栄えてきた美々津。海を通じて他地域から文物を取り入れて、町は変化をし続けてきました。しかし、その根底にある大切なものは変わりません。美々津の人々は大切にしていることは、100年以上前から続く伝統的な町並みや生活環境そして静けさです。 その変わらない文化に魅力を感じた人が自分の探しの旅でこの地を訪れるというストーリーを抽出しました。
■アイディア:“One-way ticket to Refrect”
このアイデアは日本語では「自分と向き合うための片道切符」です。この切符には、2つのポイントがあります。1つ目は、まず自分の町から美々津までの片道切符ということです。旅で切符といえば往復切符が一般的ですが、自分と向き合うための切符なので帰りは決められてい

ません。ちなみに、この切符には美々津の町並みがデザインされており、そこには「時代が変わっても人の心はいつまでも変わらない。大切なものはここにある」と書いてあります。 そして、このチケットの2つ目のポイントは、美々津の町を気に入れば空家となった伝統的な住居に住むことができるというものです。そして、この昔から変わらない静かな町並みの中で、自分と向き合い、自分のアイデンティティに気づいていくというアイデアです。

新緑園フィールドワークをもとにしたアイディア

■ストーリー
「100人の住民の手で作られた日本一の茶」新緑園のお茶は100人の地域住民によって作られた。新緑園では全国の茶の品評会に出す茶を地域住民100人で手摘みする。普通、品評会に出すためのお茶を素人が摘むということはないだろう。なぜ、あえて新緑園の人々はこのようにしたのか?それは地域の人々に対する信頼があったからだ。 また、地域の人も「新緑園は地域をよくしてくれる」と信じていたから全力で協力した。そうして、日本一のお茶が誕生した。新緑園のお茶の香りは、新緑園と地域の人々の信頼関係から生まれている。
■アイディア:“Be the cleanest with the best tea in Japan”
このアイデアは、新緑園の日本一のお茶の木の残りの葉からつくられたハンドソープで、「日本一の茶で最もキレイな人になろう」というものです。新緑園の日本一の茶は地域住民との「手」で作られており、それをハンドソープという形で表現しました。

急須の形をしたハンドソープには、この日本一の茶のストーリーが書かれており、タグには、この日本一の茶摘みにかかわった人々の思いなどが書かれています。このハンドソープを地域の人に使ってもらったり、宮崎の玄関口宮崎空港などにおいてもらったりして、このストーリー実感してもらえたらと思っています。

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 1年 グローバルキャンプに向けての準備 

 いよいよグローバルキャンプまで残りわずかになりました。12月2日(金)の探求活動では、サプリメント使用による栄養摂取について自分たちの反対意見に対する質問を予想し、その回答をグループ全体で考えました。 また、自分たちの回答が力強いものになるよう、持参した資料やインターネットの情報を使って根拠を探しましたが、なかなか思ったものは見つからず作業が難航することもありました。 私たちは探求の時間だけでなく、放課後や休日を利用してグローバルキャンプのディベートへの準備を進めています。本番まで残り数日です。準備時間のラストスパートを有意義に過ごした上で当日を迎えられるように頑張ります。(1年I級 岩崎佑姫奈)

 1年 探究活動報告

 11月18日(金)に探究活動がありました。12月に行われるグローバルキャンプに向けての準備の3回目です。今回はaffirmativeの立論に対する反対意見を考える人、negativeの立論を作る人、証拠調べをする人というように班員を分けて作業を行いました。 私はaffirmativeに対する質問、反対意見を考えました。前回の授業で、頭の中ではすっかりサプリメントに賛成で立論を考えていたので、反対意見を考えるのに苦労しました。しかし、友人と協力したり探究で培ってきたあらゆる方向から物事を見る力を活用したりしてattackを想定した証拠を集めることができました。
 グローバルキャンプでは自信を持ってディベートができるよう、班員と連携をはかって英語力向上も目指していきたいです。(1年J級 平田琴音)     

    

 1年 グローバルキャンプに向けて!

 12月14日~15日のグローバルキャンプに向け、先週から準備を始めました。グローバルキャンプとは、生目の杜遊古館にて、英語でスピーチやプレゼンディベートなどを行うものです。県内のALTも参加するので、今まで培ってきた英語力を試すことができるいい機会だと思います。
 10月28日にプレゼンディベートのテーマ(“Should we take supplements to stay healthly?”)が提示されました。その後各班で肯定派(Affirmative)と否定派(Negative)の両方の証拠(evidence)を集め、方向性を決めました。証拠(evidence)を集めるためには多くの英語の論文を読まないといけなかったので、非常に苦労しているようでした。
 11月11日は、班内でaffirmativeの立論を立てる人と、negativeの証拠を見つける人と分かれて活動しました。立論を英語で書く際に、また言語面で苦労し、英語を一層勉強しないといけないことを痛感したようでした。    

    

 文科情報科×SGH通信 Vol.8

3年 高校総体を終えて
Opinions after the Inter-High-School athletic meet.

3I 黒木 徹也(カヌー部)

 県高校総体では、宮崎大宮高校としては男子総合優勝、女子総合2位を獲得し、私自身も九州総体への出場が決まりました。 現在は、そこに向けて練習を重ねています。高校総体が終わり、勉強により一層取り組んでいくと同時に、九州総体での入賞を目指してまだまだ努力していきます。 自分自身に負けないように日々頑張っていきたいと思います。これまで応援して下さった方々、ありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。

3I 宇田津 晴香(バドミントン部)

 部活動生としての約2年と2ヶ月間、振り返ってみると本当にあっという間でした。総体を終えた今「やりきった!」という大きな達成感を味わいつつ、これから本格的に始まる受験生活を前向きな姿勢で臨もうとしているところです。 部活動生としての生活は、正直楽ではありませんでした。先輩方との人間関係や部内での衝突、勉強への焦りなどから辞めようか悩んだことも何度もありました。でもそんな時、悩む私を励まし、頑張ろうと言ってくれたのは、やはり部活の友達でした。 同じ練習をこなし、放課後や休日の半分を共に過ごした友達は、誰よりも心強く、いつしか私にとってかけがえのない存在となっていました。 私が部活動で得た一番大きなものは、この部活の仲間だったと思います。特に、私たちの大が誰一人辞めずに引退できたことはとても大きな喜びです。部活を全員で最後までやり遂げたという自信を、これからの糧にして励んでいきたいです。

3I 甲斐 由里子(バレー部)

 先日、高校総体が終わり私の部活動生生活が終わりました。目標としていたベスト8の壁は厚く、ベスト16という結果でしたが、全員が最後まであきらめない粘り強いプレーをすることができたので悔いはありません。 周りが勉強を始める中で焦りや不安もありましたが、部活動で培った精神力・体力を信じて、これから追い上げていきたいと思います。 私は3年間、大宮女子バレー部で過ごせて幸せでした。勉強も頑張ります。この部で得たことを活かして、これからの勉強もがんばっていきます。支えていただいた全ての皆さん、本当にありがとうございました。 

3J 長友 勇樹(サッカー部)

 とても楽しく、そして最後には達成感に満ちた3年間だったと、自信を持って言いたいと思います。これまで積み上げてきたすべてをかけて仲間と共に臨んだ高校総体。その結果には涙も流れましたが、最高のチームでここまでやってこれたことに悔いは全くありません。 お世話になった前田先生、西脇先生、瀬戸口先生、保護者の方々、そして友に戦ってきた同志たちと第2グラウンドへの感謝の気持ちを忘れず、これからしっかりと切り替えて、また新たなスタートを切ろうと思います。

3J 山田 拓実(ソフトテニス部)

 私は、男子ソフトテニス部の主将として5月29日から6月1日までの4日間、県高校総体に参加させていただきました。大会を終えて、うれしさ半分、悔しさ半分の気持ちです。 個人戦では、大宮高校ソフトテニス部としては34年ぶりのインターハイ出場を決めることができましたが、団体戦ではベスト4をかけた試合で負けてしまいました。キャプテンとしてできることはしてきたつもりでしたが、今考えるともう少し頑張っておけばよかったと思います。 ただ、今まで付いてきてくれた部の仲間や支えてくれた保護者、熱心に指導して下さった江里先生やコーチには、本当に感謝しています。 この悔しさは次の代に果たしてほしいです。また、3年間の部活動の中で得た忍耐力や集中力を活かして、これから受験勉強に励んでいきたいです。そして、受験を終えた時に「もう少し」と思わず、充実感一杯で終われるように頑張ります。

3J 加治屋 優希(山岳部)

 振り返ってみると、これまでの約2年間の部活動は、楽しくて、あっという間でした。入部当初は、女子部員のいない小さな部活動で↓。しかし、同期に入部した先輩方とチームを組むことができ、手探り状態で、多くのことを学べました。 努力の甲斐あって、新人戦、総体と優勝することができ、インターハイにも出場することができました。県内外の様々な山に登り、壮大な自然を目の当たりにするたびに、心の視野が広がるような観感を覚えました。 本年度は、部員も22人に増え、最後の総体では目標としていた男女アベック優勝も成し遂げることができました。 私の高校での部活動は、本当に充実していたと自信を持って言えます。山岳部は、間違いなく私の人生を豊かなものにしてくれたと思います。これまで支えて下さったたくさんの方々に心から感謝しています。ありがとうございました。

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 文科情報科×SGH通信 Vol.7

研究概要発表会

 2年生のSGHの探究活動は、7月からは連携協定を結んだ宮崎大学の先生に協力していただきながら進めて行くことになります。
 今回は、これに向けて自分達のユニットが考えている研究目標・研究テーマについて、その背景や目的・方法を宮崎大学の先生方の前でプレゼンテーションを行いす。これについて助言をいただくと同時に、今後大学の先生のどの先生に担当していただくかを、宮崎大学に決めていただくことになります。
 まず、全体行事として本校の川上校長が挨拶し、宮崎大学の水光理事から激励の言葉をいただいた後、宮崎大学の先生方の紹介がありました。今回の発表会には、以下の宮崎大学の先生方がご来校されました。
水光 正仁先生(研究担当理事、農) 伊達 紫先生(女性活躍・人財育成担当理事 、医)
兒玉 修先生(教育担当理事、教育)
伊丹 利明先生(副学長・国際連携センター長、農) 
出口 近士先生  西 和盛先生
井上 果子先生  土屋 有先生(地域資源学部)   

Meeting for presenting research projects

  From July, 2nd graders research projects will be conducted with the cooperation of the professors of Miyazaki University. In January this year, Miyazaki University and Miyazaki Omiya High School concluded the cooperation agreement.
 Each group delivered their presentation about their theme, objectives, backgrounds and goals in front of the professors of Miyazaki University. Then the professor who is in charge of the group will be decided according to the content of the presentations.
 First, Mr. Kawakami, principal of Omiya High School made a speech, and Ms. Suiko, director of Miyazaki University delivered a greeting speech. Then, each participant from Miyazaki University was introduced.
Participants:
Professor Masahito Suiko,
Professor Yukari Date,
Professor Osamu Kodama,
Professor Toshiaki Itami,
Professor Chikashi Deguchi,
Professor Kazumori Nishi,
Professor Kako Inoue,
Professor Yu Tsuchiya

各ユニット研究ユニットテーマ・メンバー・担当者一覧

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 文科情報科×SGH通信 Vol.6

4つの観点

 今週は、研究方法を具体化する作業に入りました。目的達成に向けて、どんな実験をするべきか、どんなデータをとるべきかと議論しながら研究計画を練っています。
 今回も相談ブースが設置され、相談に来たユニットは、研究に必要な4つの観点を点検するよう助言を受けていました。「客観的データは得られるか」「新奇性はあるか」「多くの人にとって有用か」「論理的に表現できそうか」。この観点をふまえ、研究計画の修正に奮闘するユニットもありました。

“Four perspectives to consider”

  In this week’s Tankyu research class, students discussed various approaches to take to accomplish their research objectives. They are talking about such things as what experiments to conduct and what data to collect. They can get some advice from teachers for the following points: objectivity, originality, usability or logicality.

ユニット進捗状況Vol.3 
-「子供のための神話図鑑」-

  私たちは、最初は観光について調査していました。しかし、ブレインストーミングでアイディアを出し合ったり、2軸図を用いてアイディアに修正をかけたりする中で、観光から神話、そして子供の心理に目を向けるようになりました。現在の研究テーマは「子供のための神話図鑑」です。最終目標は、神話を通じて宮崎に注目してもらうことです。
 今回は、初めに黒木先生から助言をいただきました。活動内容や目標を図式化することで、考えの至っていなかった部分や、具体性のなかった部分に気付きました。助言を頂いた後、課題を絞り、有用性・新奇性・客観性・論理性の4つの観点をふまえて、よりやりがいのある研究になるよう実験計画を練りました。今回は特に、色についての実験を考えました。 どんな実験をすれば論理的で有用性のあるデータを得られるのか、なかなか思いつきませんでしたが、議論して1つの案を生み出しました。時々脱線もしましたが、それも楽しみながら強力な案を柔軟に考えるようにしました。今後も今回のように楽しく、高めのテンションで探究に取り組んでいきたいです。 (小川ひかり)

Unit Report Vol.3
“The myth guide for children”

 Our research topic is tourism, especially Japanese myths which are famous in Miyazaki. We are focusing on how to attract children to Japanese myths and to promote Miyazaki to other prefectures.
 In this class, we got effective advice from Kurogi sensei and realized how we should improve our research plot with using figures. We revised our research plot considering four points: objectivity, originality, usability or logicality. We discussed how we can get convincing data and finally we came up with an idea. While discussing, we were sometimes getting off the tracks, but even those ideas which were not seemingly related to the topic could give us hint. We have realized that being flexible could be helpful in doing research.

先生方の前で(6/8)

 今回は、6月15日の宮崎大学の先生方へのプレゼンテーションを目前に控え、ユニット担当の先生方の前でプレゼンテーションの練習をしました。先生方から、研究概要についての質問を受けたり、プレゼンの見やすさについてのアドバイスを受けたりして、それをもとに改善を重ねていきました。

Presentation to Omiya teachers”
 We practiced presentation in front of teachers who are in charge of our own group. This practice session is the preparation for the upcoming event: Professors at University of Miyazaki will visit our school and give us advice for our research projects on July 15.

ユニット進捗状況Vol.4
-「生活習慣病予防策の普及」-

 私たちのユニットは、「心身の健康」の大テーマをもとに、生活習慣病についての研究をしています。最初は生活習慣病を予防するための健康指針を作成しようと考えていました。 しかし、1年の3学期に行ったフィールドワークで県庁の健康増進課に伺った際、健康指針は既に作成されているけれども、その指針が県民に普及されておらず、県庁の方々も困っているということを教えて頂きました。インタビュー結果をもとに、僕たちは健康指針を身近な県民の高校生から広めていくことにしました。 なぜなら生活習慣は若いうちから形成されていて、若い世代から生活習慣を改善することによって成人になってからもその生活習慣は継続されると考えたからです。現在、私たちはプレゼンテーションのスライドを作り終えて、具体的にどのように広めていくか考えています。(助川 拓実)

Unit Report Vol.4
“Promotion of ways to prevent lifestyle-related diseases”

 Our group is researching on how to prevent life-related diseases. Originally we intended to create a guideline for prevention against diseases, but we found out the prefectural office already has a guideline. The officers said that the problem is that the guideline does not prevail among the citizens. After this interview with prefectural officers, we decided to do research on how to spread the guideline especially among high school students. We assumed that lifestyle is formed in youth and goes through the rest of our lives. If more high school students have chance to read the guideline and start to follow it, there will be less people in the future who will suffer from life-related diseases.

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 文科情報科×SGH通信 Vol.5

アイディアを生み出す

 本日の探究では、各ユニットが分野別に分けられ、分野ごとに担当の先生が発表されました。研究テーマとその目的、研究方法を話し合う中で、ブレインストーミングや2軸図、バリューグラフなどを使って多くのアイディアを出していきました。 先生方のアドバイスもあり、より先の展望も持つことができました。 (渡辺紗梨)

Producing Innovative Ideas

  Our second grade Tankyu research units were categorized into nine groups today and now we have teachers who are in charge of our groups. In trying to find the ways to solve problems, we came up with various ideas by using such skills as brainstorming, double axis charts, and value graphs. Thanks to our teachers’ advice, we were able to broaden our outlook for our research project.(Sari Watanabe)

ユニット進捗状況Vol.1 
-「ゴミ問題」-

  私たちのユニットは、きれいな街づくりを目的とした「ゴミ問題」というテーマで活動しています。今回はこの問題をどのような方法で解決していくかを話し合いました。もともとは心理学的なアプローチで研究を進めていこうと考えていたのですが、話を進めていく中で、多くのアイディアが生まれてきて、様々な方向からの解決策を考案することができました。 実現可能で、誰も思いつかないようなものを見つけていくのはともて難しいと感じました。これから課題解決へと導くことができるのか不安ですが、ユニットのメンバーと先生と試行錯誤していきながら、テーマに合った研究方法を設定してより良い研究を進めていきたいです。(渡辺紗梨)

Unit Report Vol.1  
Waste Management

  Our unit is doing research on how to keep the town clean and beautiful. In Today’s Tankyu class, we talked about the strategy to achieve this aim. At the beginning, we were thinking of applying only a psychological approach to tackle this issue. As we talked, however, we came up with various ideas from various kinds of viewpoints. It is still very difficult to find an innovative idea which is plausible at the same time. Even though we have many difficulties, we are hoping to do great research on the theme by repeating trial and error.

相談ブース開設

 今週は、先週決定したユニットの担当の先生方と相談しながら研究テーマや方法などを決めていきました。また、先生方による相談ブースが2カ所設けられ、考えが上手くまとめられないユニットなどが活用して、様々なアドバイスを受けながら、話し合いを進めていました。
 来週からは、多くのユニットが具体的な研究方法についてアイディアを出しあい、整理する作業に入ります。

“Opening the consulting areas”
 This week, we decided our research topic. We could get some advice from teachers when we didn’t know what we should do in consulting areas. From next week, we will move on to making a research plot.

ユニット進捗状況Vol.2 
-「自殺率の低下」-

 僕たちのユニットは、医療分野で「宮崎県の自殺率を低下させるにはどうしたらよいか」というテーマの下、計画を進めています。自殺の原因の大半が精神疾患にあることがわかり、精神疾患の予防法について調べようと決めました。 その中でセロトニンという物質が脳に作用し、精神疾患の予防になるのではないかという仮説がたちました。ある程度計画が固まったと思い、黒木先生がいらっしゃる相談ブースに行きました。ですが、僕たちの計画は後半部分が粗雑すぎると指摘がありました。 また、最終的なゴールと、現在研究しようとしていることの間に飛躍がありすぎるという指摘も受けました。実験をするときは、人間相手にすると医療行為になるというアドバイスも受けました。昨年素晴らしい研究をされていた先輩方と、黒木先生の知識量の豊富さを改めて痛感するとともに尊敬しました。 これから研究を進めていく中で、迷ったり悩んだりすることがあるとは思いますが、そういった所も含めて探究を楽しんでいきたいです。(菊池孝輔)

Unit Report Vol.2
“Decrease in suicide rate”

 We are researching how to decrease the suicide rate. We have known that the main reason for suicide is psychiatric disorder and decided to do research about the prevention of disorders. We assume that serotonin may resolve the problem. However, Kurogi sensei pointed that our research leaps in logic and we should not experiment on human beings because it is a medical practice. We find it difficult to do research and respect senior students who worked hard to do so.

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 文科情報科×SGH通信 Vol.4

台湾研修報告

 今年度初めての探究は、3月の台湾研修の報告で始まりました。グループリーダーを務めた3人が、台湾研修の活動内容や、台湾で学んだこと、感じたことなどをプレゼンテーションしました。 SGH指定を受けて、最初の海外研修であったこの台湾研修の感想を聞いて、他の生徒達も夏の海外研修に期待を膨らませました。

Report on Trip to Taiwan

  The fist SGH class this school year started with the report on the SGH project trip to Taiwan which was held last month. Three students who were the leaders of the trip made a presentation in front of other 2nd graders. They inspired other students to take part in the SGH summer trips to foreign countries.

夏の海外研修案内

  続いて、7月下旬から8月上旬にかけて予定されている、海外研修の説明プレゼンテーションを行いました。今後、シンガポール、台湾、ベトナムの3カ所から自分の課題研究に合った研修場所を選んでいきます。

Oversea Program Guidance

  Followed by the report on the Taiwan trip, three teachers made presentations on the SGH trips which are planned to be held in summer. The Omiya SGH oversea program will be taking place in Singapore, Taiwan and Vietnam. The students will choose which place they visit in accordance with their own research project.

感想
2J 樋渡 碧

 海外の話を聞くと、やはりわくわくします。世の中には自分が知らない世界が広がっていて、そのすべてを見ることはできなくとも、実際に言ったり、このような現地に行った人の話を聞いたり、プレゼンを見たりすることで、自分の世界がほんのちょっとだけ広がったような気がします。 私は台湾研修に参加したのですが、研修報告を見る事によって、その時の気持ちが写真とともによみがえってきたような感じで、なつかしい!楽しかったな!!と思うのと同時に、行ってきて帰ってきたからこそ感じられる、宮崎の今後の課題や宮崎にしかないものを感じ、この気持ちやモチベーションをキープして、今後探究活動に参加すると、新たな視点からの意見が生まれるのではないかと思いました。

Student’s Comment
 Aoi Hiwatashi (2J)
 I’m excited to have listened to the presentation about going overseas. I live in Japan and there are many places in the world that I don’t know about. By listening to these presentations, I feel that I have learned a little more about the world. When I saw the presentation on Singapore, I saw many differences between Singapore and Miyazaki. It helped me to think of solutions to problems we face in Miyazaki. I think watching these presentations will help me in the future. I’m very excited to learn more about the world.

留学生の選んだユニットは

 今回の2年探究では、6月15日の宮崎大学の先生方の前で行う研究概要発表会のプレゼンテーションの準備を行いました。
 今年度から文科情報科のクラスで共に勉強している留学生のアリーシャさんも、参加する探究活動のユニットを決定するために、ユニットごとにメモを取りながらインタビューをして回りました。文情生はできるだけ日本語で、でも分からない時には英語で研究内容を苦労しながら説明しました。
 そして、選んだユニットは、男子3名の活動する『自殺率の低下』に取り組むユニット。外国人の視点を取り入れることができるのは大きなメリットになることでしょう。

Student from US joined

Alicia chooses a unit

 Today we prepared for the presentation which will be held on June 15. Students will have to give a presentation about what they are researching for their projects in front of professors from the University of Miyazaki.
 At the beginning of this year, we welcomed a new student from the United States; Alicia. Today she interviewed all of the 24 research units to get to know what the Omiya students are researching.

留学生アリーシャのコメント

 宮崎大宮高校の2年生には「探究」と呼ばれる授業があります。この授業では、生徒がグループを作り、自分たちが改善したい宮崎の課題を選びます。選ばれたテーマの中には、宮崎に観光客を引き付けるにはどうすればよいか、正しいごみ処理の仕方、農業の活性化や六次産業化についてなどがあります。 生徒は、研究テーマを作り、大学の先生からの協力を受け、調査・研究を行い、社会の役に立つ、実現可能な解決策を考案するのです。私はこの授業は本当に素晴らしい授業だと思いますし、本当に良い時間であると思います。 それは率先的な課題解決を促すこととでしょうし、社会についての興味関心を喚起することと思います。また、これらの解決策やアイディアは、宮崎の課題解決に大いに役に立つことと思います。  
 私はこの活動の一員になれてとても嬉しく思いますし、学校の授業がこうして実社会で役に立つものであることを素晴らしいことだと思います。ありがとうございます。

Alicia’s Comment

 At Miyazaki Omiya High School, there is a class that second year students take called Tankyu. During this class the students got into groups and chose problems they saw about Miyazaki that they wanted to try to fix. Some of the topics chosen were how to draw more tourists to Miyazaki, how to properly take care of trash, and how to make farming a more profitable and cohesive industry. They will create a thesis, do investigative research with and from college professors, and devise a beneficial and plausible solution. I think that this is a really amazing class and a really good use of time. It encourages proactive problem solving and makes students more aware and enthusiastic about community. It also helps Miyazaki city – these solutions and fresh ideas could really help to alleviate the issues!
  I am very happy to be a part of this project and really appreciate such a real-world application of school.
 Thank you!

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 文科情報科×SGH通信 Vol.3

PBLⅡ「食と健康プロジェクト」

 4月の宿泊研修(プロジェクト学習Ⅰ[PBLⅠ])では「地域資源」を素材に、「オズボーン78の質問」を活用したアイディアを創出しポスター発表を行いました。  
 そして、4月から6月の1年生の探究の時間には、PBLⅡとして「食と健康」をテーマとしたアイディア創出を行いました。  
 「食と健康」というキーワードは、本校のSGH課題研究で取り組む大テーマで、このキーワードから発想した新しいアイディアの実現を目標に、研究テーマを設定していくことになります。  
 プロジェクトⅠにひきつづき、黒木和樹先生によるワークショップ形式で新しいアイディアを創出・絞り込み、そしてアイディアの実現に向けたプランの設計までを思考フレームを提示し、教えていただきました。 このアイディアを発散し収束させていくプロセスは、さまざまなプランを作るときだけではなく、後の課題研究にもあてはまる考え方です。

Project Based Learning

  Since the intensive training in April, during classes of Tankyu, the 1st graders have been learning several methods to generate outstanding ideas. The theme ‘Food and Health’ is the main theme of Omiya High School SGH, so ideas of each groups should be based on it.
 Under the instruction of Mr. Kazuki Kurogi, new ideas are created, narrowed, and then revised for proposal. The process in which students create or narrow their ideas will surely be useful, not only for making detailed plans, but also for their future study.

おみくじが配られて新チーム

宿泊研修のチームで反省をした後、突如「おみくじ」が配られました。それぞれおみくじにはありがたい?メッセージとともに番号が書いてありました。実はこれが新しいチームの番号だったのです。しかも、今回は先生達にもおみくじが配られたのです。  
  今回は、生徒のチームに加え、先生達のチームもつくられ、生徒が先生達のチームの発想を超えられるかが試されることになります。

New groups

  ‘Omikujis’ are given to all students on which constructive advice and the number are written. The number represents a new group for each student. Teachers also are given ‘Omikujis’. The teachers as well as the students are supposed to participate in this project.

「マンダラート」でテーマを拡散しアイディアの発想

 今回は、「マンダラート」というフレームワークを使用します。これは、強制的に発想をするためのフレームワークです。各チームで「食と健康」をコアのキーワードとし、ここから連想する抽象的なキーワードをサブワード①~⑧に記入します。 そして、そのサブワードから連想する具体的なキーワードをさらにまわりに8つ書いていくワークショップを通して、テーマを64個のキーワードに拡散させました。そして64個のキーワードから2つ選び組み合わせて、新しくて斬新なアイディアを作りました。  
  アイディアを作っているときは、生徒も先生も夢中になり、アイディアをチームで共有しているときは、笑い声も聞こえるなどにこやかな表情で、どのチームも楽しそうでした。

‘Mandarato’

The framework called ‘Mandarato’ is the method to force the students to think of something. The students used Mandarato’ for the ‘Food and Health’ topic. The key word ‘Food and Health’ was in the center of a board, and 8 words concerning the key word are chosen. Then 64 words in relation to 8 words are selected. Next, two out of 64 words were mixed in order to generate the new idea. During this process, both students and teachers looked very happy.     

「トレードオフマトリックス」を使って収束

 前回は「マンダラート」でテーマを拡散させ、キーワードを組み合わせてチームの一人一人が発想した6つ程度のアイディアを「アイディアストーリー」にまとめました。  
 今回は、フレームワーク「トレードオフマトリックス」を使って、独創性・実現可能性という2つの軸で検討し、3つに絞り込みます。  
 まず、チームのメンバーでこの2つの観点でそれぞれのアイディアを数値化します。これを、独創性を縦軸と実現可能性を横軸にとった2軸図の上に配置してみます。 そうすると、数値化して客観的に評価したつもりでも、それが比較する中で「こちらの方がいいんじゃないか」などぶれることから、客観的にしたつもりでもいかに主観的に物事を捕らえているかも気づかされました。

‘Trade-off’

  Students learned a framework called ‘the Trade-off matrix’. It uses two criteria; originality and feasibility. This practice gave participants an objective viewpoint.

      

  

「3C/4C」を使って立場・視点を変え最もよいものはどれか検討する

 前回、各チームで3つまで絞ったアイディアを、今回はフレームワーク「3C/4C」を使って、立場・視点を変えて検討しました。 「顧客」「自社」「競合」の3つの立場に立ち、それぞれの立場からの視点にたった質問に、チームで協力して答えていく中で、3つのアイディアの中でベストアイディアが選ばれていきました。 「給食レストラン」「農業マイスター制度」「老人の、老人による、老人のための部活」など独創的で実現可能性もあるものにブラッシュアップされてきました。

‘3C/4C’

  The next framework students learned was ‘3C/4C’. This framework requires participants to make questions from three different viewpoints; the customers, their own company, and the competitive company. Through the process of answering the questions, the best idea among three ideas was selected.

「フローチャート」で計画を立て、検討する

 このプロジェクト学習Ⅱでは、ベストアイディアを選び、そのプロジェクトの実現のためにどのような手順で準備すべきかをフローチャートに整理していきました。「このプロジェクトのゴールは何か?」「これを実現するためにはどのような準備が必要か?」と真剣な議論が続きます。   自分達が考えたアイディアを実現するためのフローチャート。一見すると立派に見えますが、論理的に飛躍したり破綻していることがあります。自分達の作ったフローチャートが論理的に飛躍・破綻していないかを「逆・裏・対していきました。

‘Flow Chart’

  After choosing each group’s best idea, they should make plans to realize their goal. They tried to make the procedure clear by using a ‘Flow chart’. This will be the most important activity for them along with deciding the theme of their research project. When we are doing research, we often fall into the state of logical leap or logical failure. In order to avoid this, we have to check our ideas logically. Then the ‘inspection method’ - check something from the view point of ‘not necessarily’ - is effective.

各グループのアイディア

Aチーム「給食レストラン」

 ビジネス街で働くサラリーマンをターゲットに、栄養士の立てた献立をもとにつくられた給食。内装を懐かしい学校の教室のようにすることで、他店との差別化も図る。

Bチーム「全日本農業マイスター選手権」

 ビジネス街で働くサラリーマンをターゲットに、栄養士の立てた献立をもとにつくられた給食。内装を懐かしい学校の教室のようにすることで、他店との差別化も図る。

Cチーム「歯磨き博士になろう! In Summer」

 自由研究に悩める小学生を対象とした歯磨き粉メーカーによるプロジェクト。大学の歯学部と連携し、「歯磨き粉の成分」「昔はどうやって歯磨きをしていたか」などを科学的に解明する。気分は科学者。

Dチーム 「安全・安心な給食を食べるプロジェクト」

 食材はその地域のもの、場所は廃校等を使い、なつかしさを感じながら栄養バランスのとれた安全・安心な給食風の料理を食べるプロジェクト。

Eチーム「和食のすばらしさを体験してもらうプロジェクト」

 地域の子ども達を対象にかかしづくりと稲刈り体験を行い、昼食として地元の食材を使った和食を食べることを通して和食のすばらしさを体験してもらい、子ども達の農業に対する関心を高める。

Fチーム「お化け屋敷低カロリー料理店」

 低カロリーのトマト料理店。ヘルシーで量も少なめの料理を提供する店だが、1週間に1回はお化け屋敷となる。これが食欲減退効果を促し、食事制限をしている人の外食におすすめ。

Gチーム「部活動ができる老人ホーム」

 「老人の老人による老人のための部活」ができる老人ホームを設立します。ウォーキングクラブからコーラスクラブまであり、地域のスポーツクラブや小学校のクラブ活動と協力する。

Hチーム「体質を改善する宿泊施設」(教員チーム)

 体質を改善したくても自己管理ができない20~40代の女性がターゲット。エクササイズマシーンや温泉プール等を設置。宿泊中、専門のトレーナーのもとで運動・測定し、一人一人に応じた体質改善プログラムが提案される。

Iチーム「らいふ~生活習慣の記録・計画を支援」

 健康的な生活を送るためのスケジュール帳。栄養士の監修による健康レシピもついている。ダイエット向け、糖尿病向けなど目的に応じた手帳となっており、献立の支援をしてくれる。

Jチーム「農業でダイエット・健康な体づくり」

 農業の楽しさを経験し、ダイエットもできるというプロジェクト。筋肉をつけたい人、スタイリッシュになりたい人など目的に応じたコースがある。チームで1つの作物を育て、愛着がわくことで、長続きする。

Kチーム「若者のための給食」

 不摂生な若者の食事による栄養バランスの偏りを解決する。管理栄養士さんが作ったメニューだが、その日何を食べるかは自分で考えて注文する「自分で考える給食」がポイント。これが、給食センターから配達される。

Lチーム「エステ・ダンスと地元食材を使ったレストラン」

 エステ・ダンス施設では、その人に最も効果のある運動をプロ講師から学べる。ダンス施設では気軽に爽やかな汗を流し、エステでは体のリフレッシュを行う。また、地元食材を使ったレストランでは、食生活の見直しもできる。

Mチーム「サラリーマン向けの給食カフェ」

 サラリーマン向けに低コストで栄養のある給食をランチで提供するカフェ。配達も行っている。地産地消にこだわり、栄養を重視する。

Nチーム「野菜オリンピック」

 日本で生産されている野菜のビタミンの量や質、大きさや甘さを競う祭典。これによって野菜の知名度をあげ、消費量を増やし、国民の健康意識も高める。

Oチーム「植林ダイエット」

 ゴミ拾いをしながら山に登り植林することで、体を動かしながら緑を増やし、ダイエット効果を期待するもの。参加者は達成感と山の幸を得られ、林業関係者は植林の手伝いをしてもらえる。


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 文科情報科×SGH通信 Vol.2

宿泊研修に向けて

 1年生最初の「探究」の時間に、架空の「宮崎大宮SGH株式会社」社長役の植田教頭先生から、「我が社は経営不振であるため、業績回復を狙い、宮崎県の地域資源を活かした企画立案コンテストを行う」と新入社員(1年文情科生)に指示がありました。 その後、12のグループに分かれて、まずは対象とする地域資源の抽選会を行いました。「京いも」や「どぶろく」など地元である宮崎の人にとっても「そんなものもあるのか。」と思わせるような地域資源ばかり。想像すらできないグループもありました。
■今回抽選で選ばれた「地域資源」
I1チーム:SPG 
I2チーム:のぼりざる
I3チーム:かんしょ 
I4チーム:オオニベ
I5チーム:小清水栽培米 
I6チーム:どぶろく
J1チーム:クエ
J2チーム:ホヤ
J3チーム:小松原焼
J4チーム:京いも
J5チーム:フクロフノリ
J6チーム:しいら
 宿泊研修において新企画を立案するために必要な地域資源の情報を、誰がどのように調べていくのかを各グループで話し合い、打ち合わせをしました。入学してまだ1週間。最初は緊張した面持ちでしたが、この打ち合わせでは話が盛り上がるケースも。 最後に部長役の先生方から、社長からのプレゼントとしてアイディアを生み出せるという質問集(オズボーンの73の質問)が配られました。宿泊研修まであと2日。ここでの情報収集が企画立案を左右するため、どのグループも真剣そのものでした。

Preparation for the Intensive Training

  During the first class of Tankyu (Research Project), the president of the imaginary company, Mr. Ueda, delivered a speech to new staff members of his company (freshmen).  The name of the company is Omiya SGH Company. “Our company is on the edge of going bankrupt, so I need your help. You have to make plans to readjust our company. Your plans have to be based on the resources of Miyazaki.” 1st year students were divided into 12 groups to make plans and the resources for each group were provided. Some groups looked at a loss of what to do because they were unfamiliar with resources.
Class 1I
group 1 (SPG),
group 2 (Noborizaru),
group 3 (Kansho),
group 4 (Oonibe),
group 5 (Koshimizu-Saibai-mai),
group 6 (Doburoku)
Class 1J
group 1 (Kue),
group 2 (Hoya),
group 3 (Komatsubara-yaki),
group 4 (Kyo-imo),
group 5 (Fukurofunori),
group 6 (Shiira)
It had been only a week since they got into Omiya Senior High School. However, they seriously discussed how they should gather information. Then, President Ueda gave a special present to each group: 73 questions by Osborn.

宿泊研修1日目

■情報の共有・アイディアの創出
 会場である高鍋町の県立農業大学校・農業研修センターに到着し、さっそく活動が始まりました。 前回の探究の時間にくじ引きした「地域資源」について、インターネット上の情報だけではなく、「米屋にいって聞いてきました」「お父さんにどぶろくを飲んでもらいました」など、生の情報(一次情報)を短期間で集めてきているグループもありました。 この情報をもとに、グループ内でアイディアを創出し、午後に行われる「オールみやざきインタビュー」に向けて準備しました。

■「オールみやざきインタビュー」「アイディアの精緻化」  
 午後からは、グループで手分けして産官学それぞれの方々の前で自分達のアイディアを発表し、意見をいただく、「オールみやざきインタビュー」を行いました。 宮崎県庁総合政策部の森さん・岡部さん、宮崎銀行の星原さん・長濱さん・田中さん・日高さん、宮崎大学の國武先生からは、現場最前線で取り組まれている生の話を織り交ぜながら、アドバイスをいただきました。このインタビューの結果をもとに、各グループにもどりアイディアを練り直していきました。しかし、このころになると行き詰まりが出るグループもあります。 そこで、議論が停滞したグループには「ミーティング」が開かれ、議論の流れを社員役の生徒が説明した後に、社長役と秘書から質問が投げかけられ、不足していることは何か、気づかされました。 そして、最後には停滞した議論を再び活性化させる秘密のカードが渡され、また議論を始め、明日の発表に向けてポスターを作成しました。

1st Day of the Intensive Training

 The 1st day of the intensive training at ‘Takanabe Nogyo Daigakkou’.
 First, they talked about how they tried to gather information other than the Internet. It seemed that they tried their best. After that, they discussed the ideas in each group.
 In the afternoon, ‘All Miyazaki Interview’ was conducted. The students were divided into three groups and each group had lecturers from Miyazaki Prefectural Government, Miyazaki Bank and Miyazaki University. The lecturers gave some advice from their point of view concerning the plans given by each group. This event was a very valuable experience to each student.

     

 

             

宿泊研修2日目

■農業体験「芋の植え付け」
  今回は「地域資源」を活用したプロジェクトを行っています。すがすがしい朝に、宮崎の強みともいうべき「食」を支える農業を体験しました。 サツマイモの苗を切り取った後、係の方のアドバイスをいただきながら、芋の苗を植え付けたり、イチゴ・トマトの収穫体験もさせていただき、食べたことのないおいしさに、食の奥深さを感じました。
■ポスターセッション  
 いよいよ、この数日考えてきた「地域資源を活用したアイディア」の発表の時がやってきました。どの班も直前まで準備に最善を尽くしていました。そして本番。 グループのメンバーで協力してポスターにまとめたアイディアを相手に伝えようと一所懸命にプレゼンしていました。
■ポスターセッションの結果

【社員(生徒)投票の部】
最優秀賞 J4チーム
「京いも二大革命」
優秀賞 I6チーム
「宮崎どぶろくで会社を救う!」
優秀賞  J6チーム
「Lowカロリーでおいしいら ひなたバーガー」

【役員(職員)投票の部】
最優秀賞 J5チーム
「内側からも外側からもキレイになるっちゃが」 (フクロフノリ)
優秀賞 I6チーム
「宮崎どぶろくで会社を救う!」
優秀賞 J4チーム
「京いも二大革命」

2nd day of the Intensive Training

In the morning, students had an agriculture experience. Under the direction of the staff, they planted baby potatoes. After that, they ate tomatoes and strawberries, which were much more delicious than they had expected.

Poster Session

At last, the time came for each group to deliver their presentations. Their presentations were conducted in the form of poster sessions. They tried their best until the very end.

The Results (voted by students)

1st prize: group 4, class 1J, “Kyoimo-Nidai-Kakumei”
2nd prize: group 6, class 1I, “Miyazaki-doburoku-de-kaishawo-sukuu”
3rd prize: group 6, class 1J, “Low karorie-de-oishii-siira-hinata-burger”

      

I1チーム「SPGの水革命」

南九州に堆積するSPG(シラス多孔質ガラス)を使用したキャップ(ペットボトルにつけて使用する簡易浄水器)の提案

I2チーム「知られざるのぼりざるのひみつ」

延岡の「のぼり猿」をより身近に感じてもらうため、安価な子供向け玩具としてご当地のぼり猿を提案

I3チーム「かんしょ~かんしょのこれからの道」

かんしょのビタミン・食物繊維と、ヨーグルトのカルシウム・乳酸菌を組み合わせ、美容や大腸がんに効果のある「かんグルト」の提案
      

I4チーム「銀ノ幻魚」

オオニベのブランド化を行い、「冬を食す会」を行い、地域から少しずつ全国へ認知度を広げていくアップのための提案。

I5チーム「一石二鳥でもうかるお米発見!!」

小清水栽培米に皇室献上ストーリーを組み込み、小清水栽培米を使用した天皇のおにぎり、お米の魔法(化粧水)など提案

I6チーム「宮崎どぶろくで会社を救う!」

どぶろくに宮崎の神話を組み込み、神楽のストーリーを組み込んだどぶろくツアー、神楽面を施したどぶろくフェイスパックなどの提案
      

J1チーム「ギャップに萌えろ!!」

外国人向けのクエを食す観光ツアー提案、貴重な食材の価値を知ってもらうための国内の都市部の高級料理店向けの出品の提案。

J2チーム「動くホヤで会社を救う!!」

ホヤの養殖を行い、弁当にホヤ料理、店頭でのホヤ販売、県物産館でのホヤブース設置、ホヤを使用した美容商品の提案

J3チーム「陶器産業開発計画」

小松原焼をその紋様から魚料理を扱う店をターゲットにする提案、クラウドファンディングの返礼品として贈るプランなどを提案。
      

J4チーム「京いも二大革命」

市場に出せない京いもを使用した、安価でヘルシー食品の提案(京いもプリン・たけのこ芋の里・おつまみなど)

J5チーム「内側からも外側からもキレイになるっちゃが」

栄養価の高いフクロフノリに日向夏など県産品をコラボさせたドレッシングとシャンプーの提案。

J6チーム「Lowカロリーでおいしいら ひなたバーガー」

高タンパクでビタミンDが他の食品より多い、シイラを使った、健康志向の人々向けのハンバーガーの提案

PDF版が文科情報科通信にあります。是非どうぞ。 文科情報科通信へ

 文科情報科×SGH通信 Vol.1

文科情報科歓迎会の内容

 4月12日(火)に、文科情報科生集会を開催しました。この集会は、1年生の文科情報科生を2・3年生が歓迎するためのものです。まず、最初に文科情報科主任の篠田先生が文科情報科生に求めることについて話しました。 その後、生徒によるSGH(スーパーグローバルハイスクール)活動についての説明や台湾研修報告が行われ、SGHについて理解を深めました。最後に、学年の枠を超えた交流会、2・3年のクラス紹介CM上映がありました。 多彩な文情科生の先輩達の活動や人間性に触れ、新入生も文情科生となったことを実感したのではないでしょうか。

Contents of Communicative Humanity Course General Meeting

  On April 12, 2016, the 1st general meeting of Communicative Humanity Course (CHC) was held. The main purpose of this meeting is to welcome the new students. First, Toshihiko Shinoda, director of CHC, delivered a welcome speech. Next, they explained what SGH is and about the field trip in Taiwan. Finally, the students were given time for free talk among small groups, which helped the new students familiar with both seniors and the activities of CHC.

文科情報科主任挨拶

   文科情報科 主任 篠田 俊彦

入学後すぐに行われた「文科情報科入科式」、「新入生宿泊研修」、「探究」の授業等、慌ただしくも新年度の文科情報科がスタートした。
  ところで、文科情報科は平成元年度に誕生した学科ではあるが、「大宮高校百年史」によると、その設置構想は昭和50年頃からあったと記載されている。 その頃は科学技術が著しく進歩し、コンピューター生産においてアメリカを凌ぐ、勢いの時代だった。時を経て、国際化や情報化に対応できる人材の育成を目指し、15年間あたためてきた「文科情報科」が平成元年度に誕生した。 鴎外が、「情報」を「情けの報せ」と読み、人間味のある温かい心を持ち、社会に役立つようにとの当時の期待に今後とも応えていきたい。 同時にSGH指定2年目に入り、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成にも取り組むことで、新たな文情ブランドを築き上げていきたい。

Welcome speech by Director of CHC

  The new school year has just begun. Communicative Humanity Course (CHC) was founded in 1989. It’s said that the initial idea of founding CHC dates back to 50 years ago. At the time, Japanese technology was advancing remarkably and the Japanese economy was a great success. After that, in order to foster students who can cope with complex information or international affairs, the foundation of CHC was decided. We have to bear in mind the purpose of CHC. Also, this is the second year of SGH, so it’s a good chance to consider how to become internationally-minded.

文科情報科新入生歓迎挨拶

一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。そして、ようこそ文科情報科へ。先日の文科情報科集会(新入生歓迎会)はいかがでしたか。 先輩方との話等を通じて、文科情報科の雰囲気を少しは味わうことができたのではないでしょうか。集会においてどう感じたかに関わらず、すぐに文科情報科で良かったと思える日がくるはずです。 それは勉強面でも、探究やSGHでも、また先輩や同級生との交友関係という点においてもいえることです。 文科情報科としての高校生活を、より満足できるものにしたいと思うのであれば、ぜひSGHの行事に参加したり、各行事の実行委員になったりしてみてください。きっと自分にとって良い経験になると思います。 高校生活は本当にあっという間です。3年後の自分を見据えつつ、日々の生活を楽しんでほしいと思います。 (3年J級 落合瑠美)

Welcome speech by the student

  ( Rumi Ochiai, 3J)

The new school year has just begun. Communicative Humanity Course (CHC) was founded in 1989. It’s said that the initial idea of founding CHC dates back to 50 years ago. At the time, Japanese technology was advancing remarkably and the Japanese economy was a great success. After that, in order to foster students who can cope with complex information or international affairs, the foundation of CHC was decided. We have to bear in mind the purpose of CHC. Also, this is the second year of SGH, so it’s a good chance to consider how to become internationally-minded.

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 1年文情科、インタビュー調査に行ってきました!

 本校の文科情報科1年生が、SGH事業における課題研究の一環として、2月5日(金)の午後、宮崎県庁をはじめ県内の様々な企業を訪問し、各グループが設定した課題についてインタビュー調査を行いました。
 当日に向けて、生徒はメールや電話による訪問先へのアポイントメントを取るところから始めました。慣れない作業に、戸惑いを隠せない生徒もいましたが、調査を終え学校へ戻ってきた生徒達の顔は充実感に満ちていました。

★道本食品株式会社
(小山田 晃輔、横尾 亮太郎、岩崎 綾香、佐藤 歩)
*主に海外進出の詳細について質問しました。数々の課題の中でも、海外との食文化の壁が最も大きいと言っておられた。将来的には「たくあん=MICHIMOTO」となって欲しいという「たくわん」の海外展開への思いを語っておられたのが印象的でした。地元であるにも関わらず、初めて知ることばかりだという印象が強く残りました。「たくあん」には知らない魅力がまだ沢山あり、世界で受け入れられる将来性を感じました。忙しい中、私達のためにとても分かり易いプレゼンテーションや工場見学まで用意して頂いた事に大変感謝しています。

★観光推進課
(澁谷 栞、荻原 美菜、小川 ひかり、チャン・リン・エン)
*宮崎県の観光の現状をありのままに知ることで、様々な課題が見えたと共に良いところもたくさん知る事ができました。質問したこと以外でも、例えばスポーツキャンプに来る選手の気持ちなど、今まで考えもしなかった事も学びました。今回はお忙しい中、私達の為にインタビューを受けて頂き有難うございました。実際にお話を伺うことで、インターネットで調べるだけでは分からない様々なことを知ることができました。今後の研究に生かしたいと思います。

★日本旅行宮崎支店
(高妻 勇希、吉野 光陽、津曲 杏奈、長友 佳奈子)
*私達が事前に質問していた項目について細かく答えて頂きました。宮崎の長所や短所、具体的なPRの方法などを教えて頂くとともに、私達に必要なスキルなども教えてもらい、とても有意義な時間となりました。今回学んだ事をこれからの課題研究に生かしていきたいと思います。

★宮崎県庁、誘致企画MICE担当、観光地づくり担当
(大峯、橋本、藤崎、大野)
*宮崎県が行っている観光業での具合的な取り組み、宮崎県の観光業での強み、他団体との連携についてお伺いしました。また、MICEの宮崎県での開催実績や、将来性を知ることができておもしろかったです。知っているつもりでいた宮崎の、まだ知らかった事を教えて頂き有難うございました。

★宮崎ひなた暮らしUIJターンセンター宮崎本部
(阿部 はるな、伊豆野 万琴、小川 幸奈、酒井 美友子)
*移住により、人口が増加し、宮崎の活性化へとつながることが理想であるというお話を伺いました。また、移住者の職の確保が今後の課題であるとのことでした。押し出したい宮崎の魅力としては、自然豊かで、「何もない」ということの逆の魅力、都会にはない便利さを語って頂きました。私達のインタビュー調査をお引き受け頂きありがとうございました。貴重なお話だけではなく、資料も用意して頂き、今後の探究活動の手がかりをたくさん得ることができました。今回のお話を生かし、活動の内容を深めていきたいです。

★福富農産
(有村 真緒、後藤 野乃佳、原田 絢泉)
*私達は、六次産業化をすれば儲かるとばかり思っていたが、お話を伺うと、実際には厳しいということが分かり、これからもっと考えを掘り下げていくべきだと思いました。他にも農業の厳しさなど、たくさんの情報を得る事ができました。今回のインタビューで六次産業化の大変さが良く分かりました。これから、私達が出来ることを探し、研究し実践していきたいと思います。

★綾町役場
(中城 綾乃、齋藤 桃花、野中 すず、山本 茉奈)
* 綾町の町おこしのお話を伺いました。行政と町民が一緒になって町の活性化を目指す事、地元のものを利用して経済を循環させることなど、町おこしの要因をたくさんお聞きしました。実際にお聞きしたお話は、私達が事前に調べたことよりもずっと深く詳しいもので、大変おもしろかったです。実際に行って調べるのが大事というアドバイスは、これからも生かしていきたいと思います。頂いたジュースもおいしかったです。有難うございました。

★宮崎県庁企業立地課
(高妻 勇希、吉野 光陽)
*宮崎県が現在行っている「宮崎IT3000」というプロジェクトやフードビジネスについての内容を伺いました。宮崎がIT関連の会社を起業するのに向いている理由や、現時点での進捗状況などについて知る事ができました。ご多忙の中、インタビューを受けて頂き有難うございました。たいへん急な依頼ごとを致しましたが、資料まで用意して頂き、私達の疑問点を解決する事ができました。感謝しております。

★みやざき総合介護サービス(宮崎医療センター病院内)
(浅香 有季、大野 真緒、宗像 知世)
* 「私達が気づいていないであろう困難な事は」という質問に対して、「年を取る事で疎外感を感じる」というお返事を頂きました。身体的な不自由さばかり考えていた私達にとって、その答えは印象的でした。介護というものについて殆ど知識のなかった私達に、とても丁寧な説明で、勉強になる様々な事を教えて頂きました。本当に有難うございました。とても貴重な時間でした。

★宮崎商工会議所
(甲斐 文也、曽我部 智寛、清水 奈実、橋本 康平)
* 私達は次の週に県庁の総合政策課にお話を伺う事になっており、今回は県と商工会議所の連携について質問しました。県の政策であるプレミアム商品券や結婚活性化事業、商工会議所が県に求めることについては地域全体の活性化と経営環境(人手不足の解消)の改善であるとのお話を伺いました。自分達の研究にしっかりと生かしていきたいと思います。

★宮崎商工会議所
(黒田 綾菜、桑野 渚、赤崎 沙綾)
*宮崎の企業が求めている人材や、その育成のための対策について伺いました。「一つのことを継続できる人」が求める人材であるとのことでした。私達の「宮崎の教育と人材育成」の研究に大いに役立てていきたいと思います。本当に有難うございました。

★宮崎商工会議所
(奥野 慎也、村田 隆範、竹光 詩歌、橋口 小町)
*宮崎の良さを発見するためにどうすれば良いのかという質問に、客観的に物事を見ることが大切であるとお答え頂きました。例えば、県外の人の視点に立って見ることや、県外の人に聞いてみること、空港などに行って探すと良いとのことでした。宮崎の一番良いところは、「人」であるというお答えがとても印象的でした。自分達自身でもまだ方向性が定まっていない中ではありましたが、商工会の方のお話を伺いことが出来たのは貴重な体験となりました。私達の探究活動に時間を割いて頂き有難うございました。

★宮崎商工会議所
(権藤 隆介、松永 秀文、中村 彩楓、渡邊 紗梨)
*ポイ捨てされたゴミを解決して街をきれいにするという取り組みについて聞きました。街中の花植えをしつつ、花壇の周りに落ちているゴミも拾うという「一歩進んだ美化活動」をされているそうです。「ゴミ拾い」という限定されたテーマについてでしたが、お話を伺って、今まで私達が考えていた事よりもずっと世界が広がりました。

★宮崎商工会議所
(阿萬 樹生、高島 昇、松迫 朋弥、保田 壮輝)
*「宮崎の空き店舗率について」伺いました。宮崎は少子高齢化などで人口が減少しているが、商店街はオーバーストア状態にあるので、店を閉めなければならない状態になっているとのことでした。宮崎と同じ様な県としては大分、佐賀があるそうです。しかし、県どうしの比較は、それぞれ県の歴史性などによって少しずつ異なるので難しいということも知ることができました。私達のために貴重な時間を取って頂き有難うございました。私達の研究に大いに役立てていきたいと思います。

★宮崎商工会議所
(藤崎 彩乃、福永 麗、松本 栞)
*高齢者を元気にするために行われている活動や、高齢者が元気になる上で大切な事を教えて頂きました。お忙しい中、私達のために時間を取って頂き有難うございました。質問に答えて頂く事で、これからの見通しを立てることができました。

 文情科SGH探究日誌 1月15日

1月15日(金)
【本日の内容】
 今回の1年生の探究では、前回調べたインタビューをしたいと思う企業のインタビュー調査計画書を作成しました。
 また、SGHの補助をしていただく事になった伊知地先生の自己紹介がありました。先生は企業を退職されてから、スペシャルオリンピック(SON)のコーチなどのボランティアをなさっており、宮崎県にも広めようと活動されているそうです。先生の夢はピースボートで世界10周することだそうです。70歳になっても夢があって人生がとても楽しそうでした。先生が世界10周なら、私が70歳になった頃には宇宙旅行にでも行ってそうだと思いました。

【感想】
 私たちのユニットは宮崎県の六次産業化による所得向上を通じて、宮崎県の経済発展を目指しています。私たちは六次産業化を成功させた企業へインタビューしたいと思っています。バスや電車の時刻表と地図を見たり、先生方と相談したりして、約1時間かかるところにある企業へインタビューにいくことを決めました。私たちの研究テーマはまだ漠然としたものですので、インタビューを通してより具体的にしてきたいと思います。インタビューで六次産業化のことについてたくさん聞ける事がとても楽しみです。探究でユニットのメンバーと話し合ったり、先生方の助言をもらったりすることで毎回自分たちのやるべきことが明確になってきています。

1I 有村 真緒

 文情科SGH探究日誌 1月8日

1月8日(金)
【本日の内容】
 3学期最初の1年生の探究では、宮崎の課題解決学習についての活動を行いました。今後の探究の予定や海外研修、国内研修についての説明を受けた後、各ユニットでの活動に移りました。自分たちが設定した課題を解決する上で、インタビューしたいと思う企業などについて調べ、実際に質問する内容について考えました。2月5日と12日に計画されているフィールドワークの準備の時間となりました。

1I 髙妻勇希

【感想】
 自分たちのユニットの方向性を考え、インタビュー先を考えていく途中で、個人でそれぞれ思う事があったのではないかと思います。さくさく進んでいるユニットや、行き詰まっているユニット、テーマが1つ1つ違うために、ユニットの進行に差が生まれていました。私が所属するユニットでも、インタビュー先を考えながら、これからの見通しがつかなくなり、メンバー4人で無言になる時間などがありました。今回の探究は、改めてこの探究を自分たちのものにするために何が必要か?どうしていきたいのか?を熟考する機会となりました。

1J 竹光詩歌

 文情科SGHグローバルキャンプ

 12月17日~18日、生目の杜遊古館にて、文情科グローバルキャンプが行われました。
今年度は、宮崎大学の留学生にも準備段階から参加していただき、世界各国の人と英語で話すという、よりグローバルな環境でのキャンプとなりました。
 英語のみで過ごす2日間に、はじめは皆緊張しましたが、ディベートや国連弁当のディスカッションや、ALTと作るカレーライス調理、スキットを通して、段々と英語に話すことに抵抗がなくなっていきました。

●活動内容●
【1日目】
①インタビュー活動
 グループごとに1人ずつのALTが担当してくれるキャンプ。
 まずは、ALTにインタビューして、ポスターにまとめ、プレゼンを行いました。

②ディベート
 難民受け入れの是非を問うディベート。2カ月前から準備し、肯定側・否定側それぞれ1試合ずつを行い、その後決勝戦を行いました。優勝チームは、やはりデータ収集に優れていました。

★感想★
・資料が足りなくて、言われたことに反論できなくて悔しかった。
・その場で英語を理解し、反論を考え、話すというのは本当に難しい事でしたが、良い経験になりました。
・失敗も多く、緊張もしたけれど、ベストを尽くせて達成感を味わうことができました。

③古墳散策
 ALTと一緒に生目古墳群を散策。ディベートでの疲れが吹き飛びました。





④エコクッキング
 ALTと一緒に、できるだけ生ごみを出さないよう工夫しながらカレーライスを作りました。




⑤スキット
 各班に1つだけ渡されたクリスマスグッズを使って、台本を作って劇を演じました。
★感想★
・みんなでアイディアを出して、短時間で作れたことに達成感がありました。
・一番の思い出。みんなの演技力がすごくてとても面白かった。

⑥サプライズ
 先生方による、サプライズも。
★感想★
・おなかがよじれるくらい笑いました。
・いい先生方だなぁと思って嬉しくなりました。
・10年くらいは忘れません。
・感動しました!

【2日目】
①模擬国連会議プレゼンテーション

 各国代表として、自分の国のプレゼン。国連弁当に取り入れて欲しい食べ物も発表。
 ALTや宮崎大学の留学生も自国代表としてプレゼンをしてくださいました。




②模擬国連会議ディスカッション
 世界各国の料理を織り交ぜた国連弁当プランを作りました。
★感想★
・ディベートほどの緊張感はなく、英語を「使っている」と強く感じました。
・みんなで話し合い、平等でおいしそうな弁当ができました。
・時間がなくて焦ったりもしましたが、それさえも楽しく感じられました。

③ALT・留学生とのフリートーク

   ★感想★
・僕が一番楽しかったのは、ALTや宮崎大学の留学生との会話です。みんな優しくおもしろく、部活や趣味などを語り合いました。
・自分から話そう話そうとしたことは、とても良い経験になった。
・様々な人たちと英語でたくさん話すことができ、自分の世界に対する見方が変わったような気がしました。

④閉会式
★感想★
・最後のお別れはすごく寂しかったですが、とても感動的なものになりました。
・一番印象に残っているのは、最後の“Heal the World”を合唱した時で、あの時みんなが英語で一つになれている気がした。

【生徒の感想文】
  2日間のグローバルキャンプは私にとって「英語」に対しての認識を変えるきっかけとなりました。ディベートや劇、UN弁当の討論、そしてALTの先生方、宮崎大学留学生との会話などなど…多くの初めての体験をしました。そこで私が学んだのは、「英語」とは単なる言語であって、コミュニケーションの手段の一つでしかないということです。ジェスチャーや表情を交えて、始めて自分の真意が相手に伝わるのだということでした。最後にALTの先生が「自信を持ちなさい!君たちは2日間も英語を話したんだよ!」と行って下さったときは、本当に感動しました。この気持ちを忘れずに、これからも「英語で伝える」ということを学んでいきたいです。
1I 奥野慎也

このグローバルキャンプに、とても大きな期待を胸にふくらませて臨んだ。2日間英語しか話せないという未知の体験。しかも、コミッティー(実行委員)として。ALT、留学生など多くの外国人の方々も参加する。しかし、キャンプ中数え切れないほどの苦労、トラブルが襲った。自分の英語力のなさに絶望したこともあった。それでもとても楽しく、充実した2日間だと胸を張って言える。苦手だからこそ、会話できた時は、跳びあがるほど嬉しかった。何より楽しいイベントが山ほどあった。もう、一生グローバルキャンプでいい。そう思った。
1J 小山田晃輔

★文情科グローバルキャンプに携わってくださったALTの先生方、宮崎大学の留学生の皆さん、ありがとうございました。生徒の感想には、「楽しかった」の文字が一枚一枚に書かれていました。

 SGH探究日誌 宮大留学生からのメッセージ

探究の授業に参加してくださった宮崎大学の留学生から、本日もメッセージが届きました

Please enjoy everything and don't feel shy or feel like you are learning just because you are forcing to learn.  Enjoy learning new things like English conversation and never feel it's too late to master a skill especially when you are still young.  If you enjoy learning you will learn fast. Practice make perfect! Start now. :)

Angeline Teh

アンジェリンさんの前向きなコメントに元気をいただきました。ありがとうございます。豆の花で色づけしたマレーシアの青色のご飯が好評でしたね。

つづいて、ミャンマーのキンミョーさんから。

As we know, English language is not our native language and may be difficult for us. But this is international language and even we are not expert in it, we must try to learn it as much as we can. My English is also not good, but I tried to speak it. Dear lovely students, so please not afraid for learning, speaking and practicing the English language. You all are still young and one day I hope you all are better than me in all aspects. Fighting!

Khin Myo Aye

心温かいメッセージ、ありがとうございます。
キンミョーさんにはミャンマーの様子もパソコンで見せていただきました。
おいしそうなミャンマーの料理をいつか食べてみたいです。

 SGH探究日誌 12月11日

探究の授業に参加してくださった宮崎大学の留学生からメッセージを頂きました!

"It was encouraging to see Oomiya High School students trying their best to speak and write good English language.  Even if the students have not reached perfection of English language proficiency, their positive attitude towards the language is very encouraging. Having the right attitude and putting efforts to learn the language and to keep practicing will make a big difference in their present and future life. Encouragement from the staff of Oomiya High School was also very positive. 
I noticed that some students have improved their English skills during the short period. Others gained more confidence when they are speaking English. This is a good sign that they will become good speakers, writers, listeners and readers of English.
I wish everyone all the best in whatever you aspire to achieve!
Shine! Shine!
Merry Christmas and Happy New Year, filled with good things.......... Maitai Chris from Kenya".

マイタイさん、ありがとうございます。

つづいて、マレーシア出身のIzzatiさんからです。

Hello everyone! I am Izzati from Malaysia.

Debating is not about you being wrong or right, the main idea is to practice delivering your idea and sticking with your opinion, by giving reasonable reasons. It is a good point to say that other side's opinion is good at first, and then counterattack with better ones! You can win by this way :D
Don't forget eye contact with the person you are speaking to, and talk at slow pace so that your words can be heard better. You guys can do it!
I was really happy to be able to meet and speak to all of you!
Have fun study English & study hard, because you will never regret learning English, trust me! You all have great teachers as well, so make sure you learn as much as you can from them.
If anyone of you ever needs a friend to practice writing English correspondence, you can write to me (or anyone of us!)!

Lastly, don't forget to have a lot of fun at Global Camp! (sorry I couldn't come!)

Regards,
Izzati

Izzati さん、英語の勉強に関するアドバイス、ありがとうございます。
英語力を高めるべく、これからもがんばります。

 SGH探究日誌 12月4日

【本日の内容】
 1年生の探究では、今回も宮崎大学から10名の留学をゲストとしてお迎えしました。今回のテーマは「コラボ弁当(その2)」。今回は、グローバルキャンプ本番の「国連弁当」で担当する国の立場から料理を提案しました。ほとんどの生徒が担当国の料理を食べたことがなく、どのチームも料理の具体的な説明に悪戦苦闘していました。しかし、どのチームも個性あふれるアイディアを出す事ができました。イギリスの「Stargazy Pie」とベトナム「バンメイ」のコラボには、一同驚嘆していました。

【感想】
  今回は担当するのも外国、コラボするのも外国、という異文化のみに囲まれた50分でした。前回に比べて伝えることが難しい中、2つの文化を客観的視点から眺め、考えることができていたと思います。もちろん、宗教・文化といった違いはありますが、このような体験を通し、この壁を乗り越える難しさが理解できたのではないかと思います。グローバルキャンプでは、難民問題についてのディベートも行われます。高校生の立場から真剣に向き合っていきたいです。

橋本康平

 宮崎大学留学生のみなさん、いつもご協力ありがとうございます。次回12月11日にまたお会いできるのを楽しみにしています。



←イタリアのラザーニャにマレーシアのチキンカレーをはさんで、バナナの皮で包む。
おいしそうです。




←マレーシアの「ナシアヤン」入りタコス




 SGH探究日誌 11月20日

【本日の内容】
 1年生の探究では、宮崎大学の留学生9人と本校ALTをゲストに、第2回目となるグローバルキャンプへのミーティングが行われました。今回のテーマは「コラボ弁当(その1)」。12月17・18日に行われるグローバルキャンプで行うミニ模擬国連会議「国連弁当」に向けて、まずは2カ国間で弁当を企画してみようというものです。それぞれのグループに留学生一人をお迎えし、留学生の国と日本がコラボしてどんな弁当(料理)を作るか、ディスカッションしました。どのグループも英語での会話の中で、次々と発想をふくらませ、中には「チキン南蛮ワッフル」など独創的なアイディアも飛び出しました。 また、留学生は私たちが進めている課題研究に関する質問にも丁寧に答えてくれました。

【感想】
  今回は留学生をお迎えするのが2回目ということもあり、積極的に意見を出す姿が見られました。普段の英語の授業に加えて、外国人と英語で会話ができるという最高の環境の中、英語力だけでなく「グローバル人」としての積極性や思考力等もだんだんみについてきたという実感があります。弁当に関しても、自分たちで考えるだけでなく、英語を通して外国人と対話することで、新たな発想が生まれてきました。コミュニケーション能力の本質は、「伝える」ことではなく、「共に考える」ことにあるのかもしれない、と感じた50分間でした。グローバルキャンプへの残り1ヶ月弱で、さらに多角的な視野を身につけていきたいと思います。

記録者:橋本康平

 宮崎大学留学生の皆さん、いつもご協力ありがとうございます。



英語を駆使して、短時間でコラボ弁当を企画。
モンゴルとコラボしたらどんな弁当ができるだろう…。




英語で即興のプレゼンテーション「日本×マレーシア弁当」。 
「ココナッツライスのおはぎ」がおいしそう。





ケニアのチャパティ×広島風お好み焼き。






ベトナムのフォーを日本風にアレンジすると、かつおだしベース+宮崎牛のトッピングになりました。


 高雄高級中學(台湾)との交流会
 Interaction with Kaohsiung Municipal Kaohsiung Senior
 High School

 みなさんこんにちは。SGH生徒推進部です。

 9月18日(金)の5,6,7限目に台湾の高雄高級中學との交流が行われました。
  開会式で両校の校長のあいさつの後、1年J級の皆さんによる合唱の歓迎と、高級中學の生徒の皆さんによる自国のプレゼンテーション、合唱がありました。プレゼンテーションは、日本語や英語を積極的に使ってくれてとても分かりやすいものでした。また、歌は生徒全員で作ったものだそうです。
  その後、SGH生徒推進部の落合君、長嶋さんが自国と大宮高校の紹介プレゼンテーションを行いました。
  次に、大宮高校に交換留学生としてきているチャンエン・リンさんのトークショーがありました。とてもおもしろかった(台湾語だったので私たちは分からなかったのですが、高雄高級中學の皆さんは笑っていました)です。
 その後校内ツアーやグループディスカッションを行い、交流を深めました。

   

 Oxford大学院生&外国人留学生との交流②
 Interaction with Oxford Graduate Students and Overseas  Students Studying at Tokyo University ②

 こんにちは、SGH生徒推進部です。
 先日のブログの更新に引き続き、今回は2日目、7月25日の交流について報告します。

 1日目は、Oxford大学院生4人と交流しましたが、2日目は外国人東大留学生でインド出身のビパーシャ(Bipasha Kaur Chatterjee)も合流し、5人と交流しました。なお、前回のブログで紹介し忘れましたが、Oxford大学院生の4人は、南アフリカ出身のニック(Nicolas du Bois)、日本生まれですがイギリスとの2つの国籍を持つカイ(Kai Salisbury)、ポーランド出身のアガタ(Agata Kapturkie wicz)、リトアニア出身のマルティーナ(Martina Aleksandraviciute)です。

 2日目も1日目と同様に開講式から始まり、その後各々自己紹介と自国の課題をプレゼンしました。(内容は下記の通り)
  ・「ジェンダーギャップについて」
  (SGH生徒推進部の1‐I高妻君、1‐J竹光さん)
 ・「自国での経済格差について」(ニック)
 ・「高齢化について」(カイ)
 ・「経済状況について」(アガタ)
 ・「自国民の自我構造について」(マルティーナとビパーシャ)
 5人とも自国の課題を多角的な視点から考察していました。

 昼食後は、各班に分かれ学校内とその周辺を散策しました。その後、学校に戻り、部活動見学をしました。見学したのはバスケットボール部、卓球部、テニス部、そして茶道部、歌留多部です。茶道部と歌留多部では実際に体験を行いました。



2日間という短い間でしたが、充実したものとなりました。


 Oxford大学院生&外国人東大留学生との交流①
 Interaction with Oxford Graduate Students and Overseas  Students Studying at Tokyo University①

 こんにちは、SGH生徒推進部です。
  7月24日(金)・25日(土)に本校でOxford大学院生&外国人東大留学生5名と交流しました。会話はほとんど英語で行いました。今回は1日目、24日の交流について報告します。

 1日目はOxford大学院生4人との交流でした。
 4人が来校してすぐ視聴覚室で交流ランチを行いました。交流ランチでは、1人の大学院生に対し、探究の班が1班ずつついて交流しました。自己紹介をしたり、探究のゼミ活動についてのアドバイスをもらったりしました。交流ランチをしてから、そのままの班で校内案内をしました。大学院生と各教室や体育館を回って視聴覚室に戻りました。

 校内案内の後、文科情報科の2年生全員と1年生希望者の参加のもと、開講式が行われました。2年J級桒原幹治がオープニングスピーチをおこない、プログラムの内容を確認しました。

 開講式のあとは、来校した4人がそれぞれOxford大学院で行っている研究の内容の発表とそれに関する質疑応答を行いました。来校した4人は、日本の外交や経済、政治、といった様々な分野について研究していて、私たちとは違った視点で物事を見ていました。

 発表の後半では、質疑応答の際に、討論のようなやり取りがなされ、1つの事柄に対する多様な意見を共有することができました。

 宮崎大学訪問③(7/22)
 3rd Excursion to Miyazaki University (July 22)

 こんにちは、SGH生徒推進部です。

 7月22日(水)の5,6限目の時間に、本校文科情報科の2年生がグローバルゼミイシュー活動の一環として、宮崎大学を訪問しました。今回訪問したのは太陽光ゼミです。

【太陽光ゼミ】
 私たちは、まず担当の工学教育研究部の西岡賢祐准教授に、太陽光発電についての簡単な講義を受け、その後、宮崎大学の学生さんがアメリカで実際に発表したプレゼンを見せていただきました。
 また、西岡准教授から研究に使うシリコンウェハーやソーラーセル、透過率の計算のためのソフトを提供していただきました。

 文科情報科2年生のグローバルゼミイシューでは、現在、研究計画書・企画書の作成 途中です。計画に従って、夏休みの期間を有効に使い本格的な調査・研究を進める予定 です。

 宮崎大学訪問②(7/15)
 2nd Excursion to Miyazaki University (July 15)

 こんにちは、生徒推進部です。

 先週に引き続き、7月15日(水)の5,6限目の時間に、本校文科情報科の2年生がグローバルイシューゼミ活動の一環として宮崎大学を訪問しました。今回、訪問したのは、教育社会ゼミ、国際協力ゼミ、時間機能性食品ゼミの3つです。

【教育社会ゼミ】
 私たちのゼミでは、担当の産学・地域連携センターの山田裕司准教授にキャリア教育を中心とした講義をしていただきました。その後、各班ごとに研究の現状報告及び質疑応答を行いました。来週は山田准教授が本校に来校され、さまざまなアドバイスをしていただく予定です。

【国際協力ゼミ】
 私たちのゼミでは、まず、国際連携センターの鹿野正雄准教授に、JICAや国際協力、在住外国人についてお話をしていただきました。その後、私たちの研究テーマやその内容などを発表し、研究における計画や今後の活動について、アドバイスをいただきました。

【時間機能性食品ゼミ】
 私たちは、まず、農学部のさまざまな研究設備を見学させていただき、その後、担当である農学部の榊原啓之准教授に私たちの研究に対して具体的な意見や感想をいただきました。

 私たちは、本校の掲げる自主自律の精神のもと、自由な発想で高校生らしい研究を行ってまいります。

 残るゼミの太陽光ゼミは来週(7/22)、薬理学ゼミは担当の先生との都合がつき次第、宮崎大学を訪問する予定です。

 宮崎大学訪問①(7/8)
 1st Excursion to Miyazaki University ( July 8 )

 こんにちは、SGH生徒推進部です。
 
 7月8日(水)の5,6限目の時間に、本校文科情報科の2年生がグローバルイシュー ゼミ活動の一環として、研究を進める上でのアドバイスをもらいに宮崎大学を訪問しました。今回、宮崎大学に訪問したのは、経済ゼミ、精神医学ゼミ、環境技術ゼミの3つで す。

      

【経済ゼミ】
  私たちは生徒による研究計画の発表のあと、担当である小山大介テニュアトラック准教授に「経済」についての大まかな講義をしていただきました。小山准教授はユーモアの溢れる方で、私たちの研究に対するアドバイスもいただきました。

【精神医学ゼミ】
  まず担当の医学部精神科の石田康教授に各班のテーマの共通の要素である「ストレス」の講義を受けました。そのあと、各班による研究テーマとその内容の発表を行い、それに対する先生の感想やアドバイスをいただきました。

【環境技術ゼミ】
  私たちのゼミは、まず担当の工学部環境応用化学科大榮薫先生の研究なさっていることについての講義を受け、そのあと、今後の研究に向けて大榮先生に質問したり、アドバイスをいただいたりしました。

 今回の訪問で、私たちは、研究の方向性を定め、これから何をすべきかが明確になり、有意義な時間を過ごすことができました。

  なお、上記3つ以外のゼミは後日訪問する予定です。

 エディー=ジョーンズ氏 来たる!
 ~SGH&ピアサポート指定記念講演会~(6/24)

 こんにちはSGH生徒推進部です。
 6月24日(水)7限目のLHRの時間に、ラグビー日本代表ヘッドコーチのエディー=ジョーンズ氏が本校のSGH&ピアサポート指定を記念して、講演をしてくださいました。演題は「JAPAN WAY チームビルディング&リーダーシップ」でした。

 講演の中でエディー氏は、「リーダーとは、他人の能力を最大限引き出すことができる人間であり、そのような人材が求められている」ことや、「様々な課題の解決のために、また、個々の能力を高めるために、各々が常に目的意識をもって取り組む姿勢が重要である。」とおっしゃいました。

 私たちは、これからの日本、また世界を担っていく者として、エディー氏がおっしゃるようなリーダーシップや、課題解決力などを、一つ一つの活動に目的意識をもって臨むことで、今、高校生の段階から身につけていきたいと思います。

 講演の最後に記念品交換として、エディー氏からサイン入りの日本代表ユニフォームをいただきました。本校からは「羲」の文字を彫った飫肥杉の置物を贈りました。

   

(SGH生徒推進部代表の落合匠郎君(2J)、藤本詠大君(2I)とエディー氏)


 忙しいスケジュールの中、貴重な講演をありがとうございました。

 SGH生徒推進部(執行部)が発足しました!(6/1)

 1、2年生の文科情報科のクラスに呼びかけて募集をした「SGH生徒推進部(執行部)」が先日、発足しました。新しい取り組みに意欲あふれた1年生2名、2年生9名の計11名が立候補してくれました。

 以下の3名を生徒執行部のまとめ役とし、残りのメンバーを2班に分けて組織化しました。今後の「探究」やSGH関連の活動において、運営や「SGHブログ」の広報活動などに、機動的に活躍できるような体制を目指します。

 ◎執行部長  落合 匠郎(2J)
 副部長  長嶋 留生(2I)
 副部長  桒原 幹治(2J)

生徒推進部の活動第1弾は、6/24に行われる講演会の運営になります。 広報もがんばります

 Aチーム  Bチーム
 ◎長嶋 留生(2I)  ◎桒原 幹治(2J)
 豊島 奈央(2J) 松永 尭(2I)  
 竹光 詩歌(1J)   髙妻 勇希(1I)  
 原 茉莉菜(2I)   西井 瑛亮(2J)  
 藤本 詠大(2I)    落合 瑠美(2I)
   

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