風光る
校長 笠牟田 保昌
「風光りすなはちもののみな光る 鷹羽狩行」
「風光る」は、春の季語です。新緑を吹き渡る風は、早春の日差しをはらんで、キラキラと光り輝くように感じられますが、この俳句は、風も水も空気も森羅万象すべてが生命のきらめきを感じさせるとうったえています。
さて、本校は開校3年目を迎えました。子どもたちに、新しい校風と伝統を築いていこうと呼びかけたのは、昨年の5月。児童生徒総会資料に載せた文章が、始まりです。いくつか抜き出しますと、
○ 皆さん一人一人が「学校の風」 ○ 一人一人が、学校生活の中で「自分」を、「自分の生きかた」を表現している姿が「校風」そのもの ○ 「校風」は、学校や、学級ぐるみで、めあてをもって取り組むとき、一人一人が仲間と協同して生活するとき、「山びこ」となって響き合っていく。「こだま」していく。 |
本校の校風と伝統とを築きあげていくのは、現在も、これからも、この学舎に集う子どもたちです。そして、私たち教職員です。また、温かい眼差しで見守っていただいている保護者や地域の皆様方のおかげでもあります。
本校の子どもたち一人一人が、まさに、「光る風」となって、自分自身の生命を輝かせながら、生き生きと学校生活が送れるよう努めてまいります。