中学生の皆さんへ~「校長通信」から

平成26年9月8日(月):日南高等学校長 坂本一信

 部活動の活躍について、その一端を紹介します。
 

05.jpg(79620 byte) ■バドミントン部
 ・8月3日(日)「いづみや杯」ダブルスBクラス準優勝
  …1年橋口綾太君、2年吉浦正也君
 ・8月8日(金)~10日(日)「宮崎県1年生大会」ダブルス:ベスト8
  …1年杉尾亮太郎君、橋口綾太君
 ・8月8日(金)~10日(日)「宮崎県1年生大会」初心者の部:ベスト8
  …1年杉尾亮太郎君
  

■野球部
 ・「宮崎県高校新人野球大会」で宮崎学園を破りベスト4
 この結果、次回大会の第三シードになりました。
 全国の部活動において活躍している部を見てみると、恵まれた施設と豊富な練習量を確保できるから優れた成績を上げることが出来るとは、必ずしも言えません。 その一方で、創意工夫によって時間を捻出し、素晴らしい結果を残している部には爽やかさを感じさせられます。 本校生徒も限られた時間をどのように有効に活用するかを考えながら、実績を上げています。 中学生の皆さんも、このような日南高等学校で自分のポテンシャルを伸ばしませんか。

中学生の皆さんへ~「校長通信」から

平成26年7月28日(月):日南高等学校長 坂本一信

【キーワード】愛情の音、3年の伊地知澄加さんの文章
 カラ、カラ、カラ~朝、喜望坂の途中のT字路になった場所に立っていると、生徒が通るたびによくこの音を耳にします。 その音の正体は、水筒の中に入っている氷の音です。 私はこの音を聞くたびに、「保護者の方の愛情の音」だと感じています。 教室に冷房が入っているとはいえ、昼食時に、少しでも快適に食事をさせたいという親心に思いを馳せるのです。
 中学3年の皆さん、来年度はあなたたちにそうやって登校してほしいと思います。
 さて、次に「小村寿太郎侯顕彰弁論大会~国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール~」に応募した、3年の伊地知澄加さんの文章を紹介します。


 みなさんは見たことがありますか。 手足のない人が物乞いをする姿、道行く人に裸で土下座をしてお金を貰う人、同情をひいてお金を貰うために赤ちゃんを連れた人、まだ10歳にも満たないのに物乞いをしている子ども…
 父の仕事の関係でタイで生まれ育った私は、物乞いをする人を初めて見た恐怖心を一日も忘れたことはありません。 ある人はコップを前に置き地面に座り込んでいました。 何よりも怖かったのは、その人が虚空を見つめたまま全く動かずにいたことです。 そして、周りの人々は、まるでその人がいないかのように全く気にもとめていませんでした。 次の日もその人はいましたが、三日目にはいなくなっていました。 その人が、生きていたのか本当はなくなっていたのか、怖くて泣いていただけの私には分かりませんでした。
 これはタイだけではなく、東南アジアを中心とした発展途上国の深刻な問題の一つ、物乞いビジネスです。 物乞いビジネスでは、障がいを持った子どもが、お金を稼ぐための道具として扱われ、食事もままならず不衛生な環境下で過酷な生活を強いられています。 タイの一日の平均収入は300バーツで、日本円で1020円。 物乞いで手に入る一日の収入は300バーツから1000バーツ。 1020円から3400円です。それだけの収入があれば生活環境もよくなるのでは、と思いますが実情は全く違います。 物乞いで得たお金は、ほとんどそれをさせている元締めの人に回収されているのです。 タイは熱心な仏教国で、障がいを持って生まれたということは、前世で悪い行いをしたという考えが一部の農村部でまだ残っています。 お金を稼ぐために、障がいのある人をお金で買い、わざとポリオに感染させ手足を不自由にさせたり、レンタルして売買された子どもを連れて同情をひくために目立つ場所に立たせたりするのです。 そこで売買されている子どもの多くは、カンボジアから不法入国させられたといいます。 人が人を売買し、わざと手足を切断し、病気にさせ、彼らをお金を稼ぐ道具として使う…こんなに悲しく、残酷な非人道的なことが許されるわけありません。 しかし、現実に起こっていて、人権を無視された生活を今日も明日も送っていくかもしれない人が大勢いるのです。
 この深刻な問題を解決するためにはODAによる金銭面や技術面での援助が必要不可欠です。 ODAの長期にわたる援助により、タイの生活環境は格段に上がりました。 交通環境も整い、首都は日本にも負けないくらいの都市になっています。 しかし、首都を中心に都市化が進んでいるだけで、農村部は未だに十分な生活環境ではありません。 また、技術協力により水道整備が整っていない地域へ井戸を作り、そうした援助で多くの命が救われてきました。 きっと今も誰かの命が救われているでしょう。しかし、それはほんの一部です。 世界にはこのタイのように、宗教上の理由や慣習により人権が軽んじられたり、性別によって社会的地位が低かったりする国がまだ残っています。 そして学ぶ機会や、働く機会が奪われている人がいます。 こうした人々に人として当たり前の生活が出来るよう、日本は伝えていくべきことがあると思うのです。 ODAの経済援助や技術支援だけではなく、考え方や思想の面について「人間は等しく平等であり、学び、生きる権利がある」ということを。 そうした考え方を共有する機会を作っているのは、国際連合です。
 理不尽な差別に苦しむ人々、いつ手足を奪われるか分からず恐怖におののく人々をそうした闇の中から救うのは、武力ではなく、経済援助や技術支援です。 そして、もし私が国連事務総長なら全世界に共通した「対話による救済」のシステムを確立したいです。 世界には今も想像を絶する生活の中で苦しんでいる人が大勢います。 現状を知っている人だけではなく、もっと多くの人に真実を知って欲しいです。 そして苦しんでいる人々を国連や政府だけではなく、世界中の人々が一体となり「対話による救済」を実行したいです。 私は一人一人の協力により世界中の人々が輝く社会を作っていきたいです。

 私は、伊地知さんの文章を読んで、タイの都市と農村の格差から派生している政情不安の根本的な部分を理解することができたように思います。 若い時代に様々な体験を積むことの大切さを、改めて思い知らされました。

中学3年生向けオープンスクールの日程が変更になりました!

本校では、授業内容と、運動・文化クラブの活動内容を中学生および保護者の皆様に、より詳しく知っていただくために、
中学2年生向けと3年生向けに年間1回ずつオープンスクールを開催します。

中学3年生向けオープンスクールの日程は2014年7月29日(火)です。
変更になった日程は2014年7月28日(月)です。

日程(予定)
時間帯 内容
9:00~9:20  受付(本校体育館正面入り口)
9:20~9:30  開会行事(進行:生徒会)
  ①開会の言葉
  ②学校長挨拶
  ③生徒会長挨拶
  ④日程説明・諸連絡
9:30~10:10  学校紹介(進行:生徒会)
  ①学校紹介
  ②部活動紹介
  ③ミニコンサート
10:30~11:20  体験授業(50分)
11:20~11:30  帰りの会
11:30~  部活動見学(各自で自由見学)
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日南高等学校マスコットキャラクター

平成25年度卒業生の合格実績

「ふれあい看護体験」の感想文から

日南高等学校長 坂本 一信
 寒い日が続いています。中学生の皆さん、体調管理には気をつけてください。
 さて、人は出会うべき時に、出会うべき人や物事に出会うものである、というのは本当だと思います。 人も仕事も、何らかの意味を持って出会っているのです。 そのような出会いによって進路を決めた、日南高等学校の生徒を紹介します。
 3年生の金丸和佳奈さん(南郷中出身)は、宮崎県と宮崎県看護協会が主催している「ふれあい看護体験」に参加し、実際に現場で働く看護師・助産師・保健師の話を聞いたり、患者さんとふれあったりして医療の現場の一面に触れました。
そして、次のような感想を抱きました。


日南高等学校 3年 金丸 和佳奈

 私は、幼い頃から看護師の母の姿を見て育ってきました。 私も母のような患者のために全力を尽くす看護師になりたいと、次第に思うようになったのがきっかけでこの看護体験に参加しました。
 今回の看護体験は、愛泉会日南病院でお世話になりました。 病院に着くと、たくさんの看護師の方々が笑顔で出迎えてくださり、緊張が一気に解けました。 私が担当になった病棟は、重症心身障害児病棟でした。 過去の看護体験では一般病棟だけだったので、とても不安を覚えました。 いざナース服に着替え病棟に入ると、私が見てきた院内の環境とは全く異なっていました。 たくさんの声にならない声が聞こえ正直戸惑ったし、不安な気持ちが強くなりました。 しかし、自分の受け持ちの患者さんと過ごすうちに慣れてきて、気持ち的にも余裕が出てきました。 脈拍や血圧測定では聴診器や手動で行う測定器具を用いて測ることができ、とても勉強になりました。 一番印象的だったのは食事介助です。 私の受け持ちの患者さんは、歯がないため固形のものは食べられないのでミキサー食でした。 実際に少し味見させてもらうと何とも言えない味がしました。これも貴重な経験でした。  普通の病院ならば、言葉と言葉のコミュニケーションで気持ちは伝え合えるけど、重症心身障害児の患者さんとはそれだけではコミュニケーションはとれません。 手や身体を触ったり、散歩したり、一緒の時間を過ごすことで、たとえ障害があるとはいえ、必ず伝わるものがあると思います。
 今回の看護体験で、たくさんの病気と闘い今を懸命に生きている患者さんの姿にとても元気をもらったし、改めて看護師になりたいと思いました。

 「看護師になりたい」という強い希望を持ち続けている金丸さんは、宮崎大学医学部看護学科の推薦入試に見事合格しました。 今春4月から、自分の夢に向かって新たな一歩を踏み出します。 金丸さん本人の強い意志もさることながら、看護師をされているお母さん、看護体験で御指導くださった愛泉会日南病院の方々等の導きにも大きな影響を受けたことが、感想文からうかがえます。 中学生の皆さん、人は出会うべき時に、出会うべき人や物事に出会うものである、というのは本当だと考えます。 皆さんもぜひ、日南高等学校でこのような出会いを経験してください。

第3回日南市民主張大会について

〈日の色をちりばめ銀杏落葉降る〉(鈴木とし子)
という俳句がありますが、日南高等学校グラウンド脇のイチョウが朝日に映えて大変美しい季節となりました。
 さて、11月23日(土)の午後、日南市文化センターで「第3回日南市民主張大会」が開催され、「高校・専門学校の部」に、本校1年の日高絵美梨さん(鵜戸中出身)が出場して素晴らしい発表をしてくれました。
 次に、日高さんの弁論の内容を載せます。発表後に私の周囲では、「今発表した日南高校の生徒は堂々としていたね。内容も素晴らしかった」という声が何人もから聞こえ、「高校・専門学校の部」優秀賞に輝きました。

日南高等学校長 坂本 一信


経験したことから
日南高等学校 一年生 日高絵美梨

 「あぁ、楽しかった!!」サーフィンをして海からあがったあとにみんなが口にする言葉だ。 私の通っていた中学校では、総合的な学習の時間にサーフィンをしている。 これは全国的に珍しい授業だろう。 私は最初、サーフィンの楽しさが分からず、好きになれなかった。 しかし、ある方から言われた「授業でサーフィンできるなんてうらやましい。幸せだね。」という言葉で私のサーフィンに対する思いが変わった。 それからというものサーフィンを通して海が大好きになった。 海岸を通る時はいつも海の様子を見てしまう。
 海は一回として同じ様子を見せない。 波が高いとき、低いとき。 透き通っているとき、にごっているとき。 波が全く見えないときもある。 私はそんな海が大好きだ。 自然に囲まれた環境に住んでいる今、私は幸せを感じている。
 大好きな海に住んでいる生物、ウミガメ。 私はウミガメの保護活動をしたことがある。 砂浜にウミガメの足跡がないかを探し、あったら卵の位置を探し掘り出す。 その後、安全なふ化場へと持っていく。 そしてふ化場で誕生した子ガメを海へ放流する。 一回に放流する子ガメは約百匹。その中で生き残れるのはほんの数匹だ。 私は放流するとき一匹でも多く大きくなってこの海に戻ってくることを願っている。 しかし、そんなウミガメは私たちの捨てたゴミが原因で減少している。 サーフィンをしていても思う。 砂浜になんでこんなに多くのゴミが捨ててあるのだろうと。 サーフィン授業の一環としてゴミ拾いもした。 大量のゴミを拾ってもしばらく経つとまた捨ててある。 ビニール袋をクラゲと間違えて食べ、喉につまらせて死んでしまうウミガメ。 そんなウミガメが私たちの行為によって一匹でも減っていればいいなと思う。
 ウミガメの減少の原因として地球温暖化もある。 社会的な問題としても話題になっている地球温暖化。 地球温暖化が与える影響はすごいと思う。 北極や南極の氷が溶け、海面上昇し、沈む島だってある。 また、生態系を崩すこともある。 ウミガメの保護活動を行うにあたっても、地球温暖化の問題に直面する。 地球温暖化の大きな原因は人間にある。 大量の二酸化炭素の排出だ。産業が発達し、人間の生活が豊かになったことはとても素晴らしいことだ。 しかし、それと同時に地球に悪影響を与えたことも事実だ。 最近、夏が異常に暑いと思う。 五年後、十年後、百年後…。地球はどうなっているのだろうか。 私たちの子孫が住みやすい地球が残っているだろうか。 いや、残さなければならない。地球温暖化を完全に止めることは不可能に近いだろう。 でも、進むことを少しでも遅らせることは可能である。 人間によって起こした問題は、人間が解決しないといけないと思う。
 私たちにできること。地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出量を少しでも減らすこと。 使用していない電化製品のコンセントはぬく、電気はこまめに消す。 よく考えてみれば小さいことだが、改善できることがたくさん見つかると思う。 ウミガメを守る為にも、将来を生きる人の為にも、私は小さいことだが意識している。 土日は明るいうちに勉強をしたり、冷蔵庫の開け閉めを早くしたり、レジ袋はもらわなかったりなど本当に小さいことだ。 一人がすれば小さいことだが、日南市民が、宮崎県民が、日本国民が、世界中の人が意識して行動すれば莫大な力になることに間違いない。
 私が大好きな海、ウミガメ、家族、友人、先生方。共通していることは、全てが地球に存在しているということ。 地球がなければ、今私たちは存在していない。地球のおかげで笑ったり泣いたり怒ったりけんかしたりできる。 生きていくことができる。そんな地球を大事にしなくていい訳がない。みんなの手で守る。この地球という一つの惑星を。

弁論大会での在校生の活躍について

 8月27日(火)、日南市国際交流センター小村記念館で 「第32回小村寿太郎侯顕彰弁論大会~国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール~」が行われました。 この大会は外務省が後援する、全国的にも大変権威のある弁論大会です。 この大会に、日南高等学校3年の小村倫子さん(南郷中出身)が、書類による第一次選考を見事通って、出場しました。
 小村さんの弁論を聴きながら、私が10代のころに、「若い時に、異文化に直接触れることはとても大切なことだ。 その体験があると、国レベルで関係がギクシャクした場合でも、若い時に知り合ったあの人がいる国だから大丈夫、という信頼が崩れることはないからだ。 そのような体験を踏まえて、おまえにはコスモポリタン(世界的な視野を持ち、世界を股にかけて活動する人)になってほしい。」 と、私の父がよく話していたのを思い出しました。
 次に、小村さんの弁論の内容を載せます。これからの時代はグローバルな人材が求められています。 皆さんも日南高等学校で、素晴らしい先輩のあとを追いかけて、世界を視野に入れた発想をこれまで以上に伸ばしてみませんか。

日南高等学校長 坂本 一信


多様化する国連のニーズと日本の役割について
~あいさつから始まること~
日南高等学校 三年生 小村倫子

 「こにちは」。片言ですが、私の目をしっかりと見て、あいさつをしてくれる人がいます。私の地元の漁船で働くインドネシアの方です。一方私は、そのあいさつに対して、あいさつを返すことができません。とても恥ずかしく思っています。
 ところで、私の家の前には、公衆電話があります。とてもきれいとは言えないものですが、それを毎日のように使っているインドネシアの方もいます。夜になるといつも30分から1時間もの間、公衆電話の前にいます。10円玉や100円玉をたくさん重ね、うれしそうに誰かと電話しています。
 携帯電話の普及した現在、その公衆電話を使う人は、その人だけではないかと思います。毎晩その姿を見るので最初はそのことを不思議に思っていましたが、日が経つにつれ、公衆電話を独占する迷惑な行為なのではないか、自分の携帯電話を持つべきではないかと思うようになりました。
 ある日何かの話で、家族でその公衆電話の話をしました。その人のことについても話題になりました。そこで私が知ったことは、電話の相手は、遠く離れた自分の国に住む家族で、もう何年も電話でしか声を聞けていないということ、携帯電話料金を払うよりも、その分、仕送りにあてたいと考えておられること。私はよく目にしていたその方について、何も理解できていなかったのだということを思い知らされました。
 私は今、携帯電話を持っています。しかし、その携帯電話は必要なのかと聞かれると、何とも言えません。必要でもありますし、有害だとも思います。少なくとも、インドネシアの方は、私よりもずっと携帯電話を必要としていると思うのです。必要としている方よりも、不必要でもある私が携帯電話を使っています。いったい何のための、技術開発なのでしょうか。
 日本の科学技術は世界に誇るべきものだと思います。しかし、それはいったい誰のための科学技術か、疑問に思うようになりました。人のため、といいながら、経済的発展のために、不足感をあおり、必要を作り出し、結果的に科学技術に振り回されているのが、現在の私たちではないでしょうか。
 コミュニケーションとは、まず目の前の人にあいさつをすることから始まります。インドネシアの方は本当に気兼ねなく、わたしにあいさつをしてくれます。見た目や言葉が違う私に対して、何のためらいもなくあいさつをしてくれます。そんな彼らに対して、私は恥ずかしさや不安のあまり、あいさつも返せず、会釈をするのが精一杯になっています。私は勝手に壁を作って、気持ちに応えられない。いつも悔やんで、情けない気持ちになります。
 彼らが私に、言葉の壁を越えることを望んでいるのではないことは分かっています。ただ「こんにちは」と返せばいいだけだと思っています。なのになぜその気持ちに応えることができないのか。それは、コミュニケーションをとるために必要な、勇気を持てないからだと、私自身も分かっています。
 そうした勇気は、日本が世界の人たちと助け合って、よりよい世界を目指すためにも、必要なものです。いくら英語が話せても、いくら経済的な援助をしても、いくら国際連合で会議を重ねても、コミュニケーションをとるための勇気がなければ、始まりません。
 そう分かってはいても、勇気を持てない私は、せめて語学力だけでも身につけたいと考えるようになりました。だから今は、進学して英語を学ぼうと思っています。でも、いくら英語を使えるようになったとしても、日本にいるときには、私の方から、日本語で「こんにちは」とあいさつをしたいと思っています。その方が、喜んでもらえるのではないかと思うからです。
 今日の帰り道、もし機会があれば、私の方からあいさつします!という気持ちだけはあるのですが、それは今の私にはまだ無理だと思います。だからせめて、「こにちは」と言ってもらってから、私も負けずに「こんにちは」とあいさつを返せるようにしたいと思っています。

中学生の皆様へ 「モア・エクセルショー」

 朝7時過ぎ、「県南地区の伝統校」としての誇りを胸に、喜望坂を登ってくる日南高等学校の生徒達。 中には、英単語帳を見ながら登校する姿も見られます。

「おはようございます!」

と、凛とした挨拶の声が響きます。 生徒の姿が喜望坂から途絶えた頃、朝課外を告げるチャイム。朝課外。 そして、朝のSHR前、8時34分に生徒による、

「全校生徒の皆さん、おはようございます。起立をして服装を正してください。着席。
 ただ今より、『静思』に入ります。」

という放送が流れます。この90秒間の『静思』の時間に、生徒は姿勢を整え、目を閉じて今日一日のあれやこれやに思いを馳せます。 このようにして、日南高等学校の伝統を刻む一日が始まります。
校長
坂本 一信

 さて本校は、平成25年度に「探究科学コース」が設置されました。このコースの目的は、

主に国公立の難関大学や難関学部への進学を希望する生徒を対象にしたコースです。
理系学部への進学を主としますが、文系の文学部、法学部、経済学部等にも対応します。

 というものです。90年以上の伝統を誇り、国内外の各方面で卒業生が活躍している本校に、新たな魅力が増えました。

 日南高校の校是は、
  
  「エクセルショー(より高く!向上しよう)」
  
 この言葉は、本校の前身である旧制飫肥中学校の山本耕造初代校長が採り入れたものです。  日南高校生は、部活動におい
 ても、陸上部、ソフトテニス部、野球部、美術部、書道部、吹奏楽部をはじめ、種々の大会で活躍しています。
 今年度の合い言葉は、
  
  「モア・エクセルショー」
  
 中学生の皆さん、学力を伸ばし、体を鍛え、人間性を磨き、「もっともっと向上しよう!」と全力を尽くして、自分という壁にチャレン
 ジしている仲間に加わり、自分が気づいていない自分、未知の自分を発見しませんか。