堀川運河のおすすめポイント
日南では、藩政時代から飫肥杉の植林が盛んで、山から切り出されてくる杉材を港に運ぶため、水運として人工的に造られたのが、この長さ900mの運河です。
映画「男はつらいよ」のロケ地になったところで、年に数回「弁甲筏流し」がおこなわれています。今では、やさしい風景が広がり、水に近づけば、護岸にはサワサワと動き回るカニ、銀色にはねる魚たち。初めて訪ねても居心地のよい人情となつかしさのある町です。
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これは『弁甲筏流し』の様子の写真です。飫肥杉はねばりがあり、水に強いため、造船材として使われ、「弁甲」という名で呼ばれていました。山から切り出された弁甲は、すべて堀川沿いの土場に集められ、筏(いかだ)に組み、ポンポン船等にひかれて堀川をくだり、港から船積みされていました。 |
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近くに「堀川観光案内所」があり、堀川運河のことや、堀川橋のことがよく分かります。2階には、「男はつらいよ」のロケ中の写真などもあります。 |