日南市は、飫肥杉の植林が盛んで山から切り出される杉材を港に運ぶため、人工運河がつくられた。{堀川運河} |
船材となる飫肥杉は、軽くて弾力に富み、油分を多く含んでいて水強い。しかも、腐りにくく加工しやすいため造船には、最適とされていた。 江戸末期には、優れた造船用材として活用されていた。 |
しかし、近代化し、エンジンの付いたFRP製の船が登場すると、漁師町・油津を支えたチョロ船の需要は減り、1960年ごろには、消えてしまった。 しかし、油津出身の日本海事史学会理事で、帆船研究家の山形 欣哉さんの一声で、川俣さんを含む有志7人が集まり、平成13年に『油津チョロ船を復元する会』が発足され約50年ぶりに、復元が、始まった。川俣さんらは船大工探しと資金集めをし50年前までチョロ船を造っていた大野 吉夫さんと出会い製作をいらいした。費用は日南市内と県内全国からも寄せられ200万ほど集まった。 |
こうして製作がスタートし大野さんは若いころの感触を思い出しながら培ったノウハウを最大限に生かしながら全く素人の川俣さんらも木材を運んだりと懸命にフォローし約3ヶ月ほどで出来上がった。 |
チョロ船には何人でも乗れるが、一応10名。 |
3月〜4月が本マグロ釣り。夜中の12時〜日の出まで。 今は雲の流れやコンパスで昔は自分のかん。 |
名前の由来はチョロチョロしているから・・・など色々あった。 |
チョロ船を造るには2人で2ヶ月、1人で4ヶ月かかる。 |
これまでチョロ船でとった魚の数は最高250匹
100匹〜150匹が大漁 1鉢は1`と言う |
堀川運河では、8月15日に灯ろう流しがある。今年で10回目。 |
チョロ船は堀川運河を通っている。 |
魚・・・ヨコアシビ⇒黒マグロ マビキ⇒シイラ
シイラのみりん干しがおいしい。 |
3月から4月は本マグロ釣り。夜 |
5月から8月トローリング漁 まぎり漁 |
昼間⇒黒イカを釣る。光は使わない。今でもやっている。 |
トローリング⇒長いさお。昔は取った魚をいけすに入れていた。 |
今一人で都井岬まで行っている。 |
油津の散策スポット |
○吾平津神社→堀川橋のそば ○祗園神社→油津中学校の近く
○津の峯→標高88.8m |
海からの風に乗って潮の香りが漂う漁港の町、油津。町の中心を流れる堀川運河沿いには、今年、建造100周年を迎えた石橋の堀川橋がある。緑色の水面に太陽の光が反射する運河を、飫肥杉で造られたチョロ船がゆっくりと動き始めた。約50年ぶりにチョロ船を復元した人々の思いにふれてみよう。チョロ舟保存会さんありがとうございました。 |