宮崎県立延岡わかあゆ支援学校        高千穂校
学校便り 3月号  【M.oshikawa】

 M.oshikawa
 先日、延岡本校で第1回卒業式が行われ、記念すべき卒業証書第1号が授与されました。昨年4月に「わかあゆ支援学校」、「たいよう支援学校」、「ととろ聴覚支援学校」の3校が統合され、「延岡西高等学校」跡地に設置された「しろやま支援学校」の一年が終わろうとしています。「わかあゆ支援学校」は閉校しましたが、高千穂校は校名だけが「わかあゆ」から「しろやま」に変わっただけなので、説明がちょっとややこしい一年でした。年度当初はほとんどの郵便物が「わかあゆ」でしたが、ようやく「しろやま」に統一されてきました。
 当校の卒業生2名は、それぞれ地域での就労と福祉施設の利用という進路が決まり、新たな一歩を踏み出しました。何度も卒業生を送り出していますが、いつも寂しい気持ちでいっぱいです。長い人生からすると、学校生活は短いもので、これからの人生の方がずっと長いのです。保護者の心配もそこにあります。10年後、20年後どんな生活をしているだろうか、誰とどこで暮らしているだろうか、自分たちにもしものことがあったら誰に頼ればいいのだろうかと・・・。
 自分が生まれ育った地域で、生き生きとその子なりに自立して暮らしていければいいなと思っています。
 卒業生が記念に作った詩集より、
   
一歩ずつ、大切な仲間と一緒に歩んできた。
一人ひとりの人生が、かけがえのない宝物。
支える仲間がいて、
支えられる自分がいる。
その事を、一生忘れないで
これからも歩んでいこう。          美穂

 明日に向かって、希望をもちながら共に歩んでいきたいと思います。
 今年度、当校へのご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。4月には3名の新入生が入ってきます。更なるご支援をお願いいたします。

 







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