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奉られている観音像の様子 |
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【木造十一面観音立像頭部】![]() |
木造十一面観音立像の頭部には、小さな11個の顔があります。これは、人間の喜怒哀楽等の感情を表しているそうです。 また、口元に開いている穴は、ミツバチが巣作りしたものです。そのミツバチの羽の音が、人の声に聞こえ、当時火事で行方不明になっていた頭部を発見するきっかけとなりました。 注釈:1522年の大火で長谷寺は全焼した。その時、三尊像の頭部だけは焼失を免れたのであるが、なかなか見つからなかった。 とことがある日、里人が堂の下の権現谷を通ると、 |
「人声をたよりに進めば何かが得られますよ」というかすかな声が聞こえ、進んでみると不明であった本尊像の頭部が無傷のまま残っていた。その時のかすかな声が、頭部に巣作りをしたミツバチが巣に出入りするときの羽音だった。 | |
【境内![]() |
長谷寺の奥の部屋に、三尊像頭部以外の体の部分が保管されていました。 写真は手の部分です。大きな胴体の一部もありました。 注釈:1522年の大火後、頭部が発見されたあとは、当時の都於郡城主伊東尹祐(ただすけ)が長谷寺の復興に着手した。 |