閉校にあたって
〜未来に残そう 伝い築いた 振徳商業〜
校長 中島 悟
日南振徳商業高校は、高校生急増期の最後の新設校として昭和45年4月に県立日南高等学校商業科から分離独立して、商業科4学級で酒谷川と広渡川の清流に挟まれた丘陵地殿所に開校いたしました。
校名は、旧飫肥藩の藩校「振徳堂」にちなむものでありますが、そこには、自分の天分、個性を振りおこすために、その日その日を大切にし、勉学にスポーツに努力精励して欲しいという郷土の願いが込められています。
創立時に制定された校訓「健康・誠実・友情・情熱」とともに、これまでの伝統として築き上げられた「挨拶の振徳、風紀の振徳、美化の振徳」のスローガンのもと、地域社会に信頼され、期待される学校として発展向上してまいりました。
しかしながら、少子化の影響により県南地区の高等学校でも学級減がはじまり、平成20年度の入学生を最後に募集を停止し、平成23年3月の生徒たちの卒業をもって41年間の歴史に幕をおろすことになりました。
つきましては、閉校にあたり皆様方の物心両面にわたるご支援とご協力に、心よりお礼を申し上げ、閉校に関わる、ご挨拶とさせていただきます。
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