○ 銀鏡神楽とは?


  銀鏡の中心地に位置する上原遺跡からは,縄文時代晩期の住居跡が発見され,

  先史時代からすでに銀鏡に住民がいたことを示しています。


  銀鏡神楽にも,日本古来の山の生活,ことに狩猟の生活が色濃く反映しています。


  神楽に先立って,地区の人たちは狩りに出ます。獲物は猪。その猪の生首を,

  神楽が奉納される銀鏡神社に捧げます。しかしそれは単なる供え物なのではなく,

  「御神格」なのです。


  銀鏡神社例大祭は,毎年12月12日から16日に行われ,銀鏡神楽は,14日夜

  から15日午前中にかけて,33番が夜を徹して舞われます。


  神社の境内に設けられた野外の神屋(こうや)の正面に猪の首がおさまり,

  神楽の終盤には猪と山の神の遊び,古風な狩りの所作事「シシとぎり」などが

  次々に演じられます。


  最終日である16日の朝,この地の中心を流れる銀鏡川の川原で,1年中の獲物の

  霊を慰める「シシバまつり」が厳粛に行われます。

  これは,その年の作物の収穫祭であるとともに,冬の狩りの季節の始まりを告げる

  まつりなのです。



☆龍房山☆
銀鏡神社のご神体である龍房山です。
霊峰といわれ,今でも入山するとき
には「敬虔な気持ち」で登るように
伝えられています。
☆面さまの行列☆
14日の午後,この地域にある各集落
から,神面を捧げた行列が
銀鏡神社に集合します。
☆式3番:花の舞☆
小中学生の年少者で舞われます。
結界と献饌を象った神楽です。
☆式19番:神和(かんなぎ)☆
巫女の舞です。今年はなんと
大登くんが大抜擢されました!
☆式20番:綱荒神☆
紫荒神と同じく荒神が綱の縁起を説き,
神主と問答をする神楽です。
☆シシとぎり☆
「とぎり」とは「足跡を追う」という意味です。
古風な狩人の装束に身を固めた
男女二神がシシの足跡を追って,弓で
シシを射止め,獲物を背負って帰る,
という狩りの一部始終を演じます。