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  神話時代。はるか昔の日本のお話です。


  ニニギノミコト(瓊々杵命)は「筑紫の日向の高千穂のくじふる峰」に降り立ちます。

  これがいわゆる天孫降臨です。


  ニニギノミコトはその後,オオヤマツミノミコト(大山祇命)の娘,

  コノハナサクヤヒメ(木花佐久耶姫)という美しい妻を迎えることになります。


  このとき,父親のオオヤマツミノミコトはコノハナサクヤヒメとともに,

  姉のイワナガヒメ(磐良姫命)も一緒に結婚させるつもりでした。


  子孫たちが,木の花の咲くように栄え,岩のように永く続くことを願っての

  オオヤマツミノミコトの親心だったのですが,イワナガヒメは容姿が

  醜かったため,ニニギノミコトは一日でイワナガヒメを親元に帰してしまいました。


  親元に帰されたイワナガヒメが,父親から譲り受けた鏡を取り出して

自分の姿を映したところ,ゴツゴツした顔でまるで龍のように

見えたので,深く嘆き悲しんで鏡を遠くに放り投げてしまいました。


  これが米良山中(龍房山)の大木の枝にかかり,白く光り輝いていたといいます。


  そのため,この地域は白見と呼ばれ,イワナガヒメが投げた鏡が銀鏡(白銅鏡)で

  あったため,後に現在の銀鏡(しろみ)という地名になったということです。




                                         
 〜 「郷土誌 東米良」より 〜