ようこそ富島高校ホームページへ
はじめまして、4月に参りました校長の中島悟です。よろしくお願いいたします。
今年の3月11日の東日本大震災は、大津波、原発事故の三重苦ともいうべき悲劇をもたらしました。その被害は日を追い、様相が明確になるにつれて深刻の度を増し、今日に及んでおります。この災害は、私たち日本人のこれからの生き方に大きな影響を与えることは間違いないと思います。いま多くの人が「生命」の大切さを感じていると同時に、日本人の礼儀正しさや東北人の忍耐強さを感じたのも確かなのではないでしょうか。
ある教育学者が、これから人が生きていく上で必要なものは二つあると言っています。それは「思いやり」と「生きる力」です。この二つは、本校の教育の中にしっかりと入っております。本校の校訓は『自立 友愛 創造』です。「自立」はどんな困難な時でも、人に頼らないで立ち上がることです。「友愛」は、友人や周りの人への愛情や思いやりです。「創造」は、どんな状況でもあきらめないで、新しいものを生み出す力です。富高の教育に自信と誇りを持って学んでいって欲しいと思っております。
そこで生徒諸君には、頭・心・体を鍛え、磨く1年間にして欲しいことから、『より高く』をスローガンに掲げました。昨年より今年、今日より明日という気持ちで、勉強に部活動に励んでください。次に「とればの精神」です。『時を守り、礼を正し、場を清める』という基本的生活習慣の定着です。つまり、「時を守る」は、約束された時間をきちんと守ること、これが集団生活、社会生活の基本だと強調しました。「礼を正す」は、人と会ったら「挨拶」がしっかりとできるようにすること。人間関係の基本は「挨拶」からということです。「場を清める」は、身の回りの整理整頓から始まって、環境美化にいたるまで、使った後は、きれいにして元の状態にかえすということです。この『より高く』と『とればの精神』で、教職員と保護者が一体となり、より良い生徒を育てていきたいと思っております。
本校は大正5年に東臼杵郡立農業学校として設立されて以来、宮崎県立富高農学校、宮崎県立富高実業学校と校名を変更し、昭和23年に現在の宮崎県立富島高等学校となりました。東臼杵郡立農業学校設立から数えて95年目、富島高等学校となってからでも63年目を迎える、歴史と伝統のある学校です。
全日制課程には、普通科、商業科、農業科、林業科、家庭科の5学科を備えた時代もありましたが、昭和39年に農業科・林業科が門川農業高校(現門川高校)として分離独立、昭和50年には普通科が日向高校として分離独立し、現在は商業科、会計科、経営情報科、国際経済科、生活情報科の5学科を備えた専門高校として活躍しています。また、定時制課程も昭和23年に農業科として出発しましたが、昭和28年には商業科が置かれ現在に至っています。その間、多くの有能な人材を輩出し、卒業生は2万3千人を超え、県内はもとより全国各地で活躍しておられます。特にここ近年の、高度の資格取得や各種検定の合格実績はもとより、心豊かで社会に有為な人材を育成する専門高校として高い評価を受けており、進学先、就職先の充実ぶりにもそれは表れています。
本校の校訓「自立、友愛、創造」には「己の個性を伸ばす自立の心を育て、信頼と協調により友愛を深め、心豊かな生活をめざして創造力を伸ばす」という、生徒の生涯を設計する際の指針が示されています。また本校には、こんな高校生になってほしいという思いを込めて制定された「富高3S」があります。Specialty、Sense、Shineの3つを指しています。スペシャルティとは専門性を身に付けることで、センスとは思慮分別のある行動を身に付けること。そしてシャインとは輝く自分を見つけることです。
中学生の皆さん、富島高校で専門的な知識や技能、実践的で高度な能力を養い、自らを律する力を育てながら、輝く自分を見つけてみませんか。


