学校長あいさつ


 山田分校は,本校都於郡小学校の西3キロメートルに位置し 1〜4年生まで在学する小規模校です。分校は,明治23年に山田尋常小学校として現在の地に創立され,昭和7年都於郡小学校に統合されて以来,現在に至っています。
 山田分校では,「分校からの元気発信」をモットーに,小規模校ならではの教育活動に学校・家庭・地域が一体になって取り組んでいます。
 少人数のよさを生かして,個別指導による基礎学力の定着や体力の向上,家庭との連携による読書指導の充実などその成果は確実に上がっています。また,本校との交流も盛んに行われ,春の大運動会や秋の都小っ子祭り,持久走大会,学年ごとの交流学習などにも積極的に取り組んでおり,社会性を培うとともに5年生からの本校へのスムーズな進級にも役立っています。さらに,地域の伝統芸能を継承するために,「中山棒踊り」や「山田っ子太鼓」を業間活動等に計画的に取り入れ,地区の祭りをはじめ西都市の公的な行事にも数多く出演しており,その功績が認められ,平成18年度には分校として教育奨励賞(西都市教育委員会)を受賞することができました。
 平成17年度より,県教育委員会から3ヶ年の指定を受け,『「知」・「徳」・「体」の到達目標による推進事業拠点校』として本校,都於郡中学校との連携を図りながら,到達目標を設定し,指導方法の工夫改善をとおして「知」「徳」「体」の調和のとれた児童の育成を目指しています。また,18年度からは,「共に子どもを育む学校評価推進事業モデル校」の指定を受け,外部評価を取り入れた学校評価の推進に当たっているところです。
 分校では,子どもの能力やよさを最大限に伸ばすために,職員一人一人が教師としての使命感をさらに自覚し,全職員が一体となり深い教育愛をもって子どもの指導にあたるとともに,保護者,地域の人々の協力を得ながら伝統や文化を大切にした開かれた学校づくりに邁進していく覚悟です。
子どもたちが,安全で,楽しく,安心して学校生活を送れるよう,全職員で自分の職務に責任をもち,たゆまぬ努力をしながら教育活動に専念していきたいと思います。



                             校長 高橋 博昭