ハナガガシ

みなさん、ハナガガシという木を知っていますか。
ハナガガシとは「カシの木」の仲間で、高知県や南九州にみられる木です。
僕たちの住む福瀬地区の福瀬神社には、樹齢300年以上といわれる。大きなハナガガシがあります。
この木は、なんと日本一の大きさだそうです。それで、町の天然記念物に選ばれています。
この300年の間、台風が来て、周りの樹木が倒れることがあっても、この木だけは残っていったそうです。
今では神木として大切にされている木ですが、長生きのため、腐りかけているところもあります。
この前、大きな枝が落ちできました。
この木の下には民家があり、倒れてしまったら大変だということで、この木を切ってはどうか、という意見が出てきました。
しかし、このすばらしい木を倒してほしくないという人々の声から、町では、残していくということを決めました。
その代わり、民家に危険がないように、「危ないところは切る。」「ワイヤーで固定する。」という対策をとるようです。
人間と自然が共に生きていくためにはどうすればよいか、町ばかりでなく、学校のみんなでも考えるいい機会になりました。


ここに来ると神秘的な雰囲気があり、とても不思議な気持ちがします。
しかし、子どもたちはここで遊ぶのが大好き、「かくれんぼ」「鬼ごっこ」「だるまさんが転んだ」など昔ながらの遊びをして遊んでいます。ハナガガシもうれしそうです。
子どもたちで胴回りを調べてみました。なんと6人の子が腕を回してやっと届く大きさでした。
これが、腐って折れた枝です。こんなに太い枝が落ちてきました。
腐っているところもありますが、よく見ると新しい芽が出ているところもありました。また木の下には、たくさんの木の実(ドングリみたいな実)が落ちていました。

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