安井息軒は1799年、現在の宮崎県宮崎郡清武町で生まれました。
息軒は幼少の頃、死に至る病と恐れられていた天然痘を患います。病気は治ったものの、顔中に醜い痕が残りました。これが周囲の人から笑われたために、息軒は外見にコンプレックス持つようになります。しかし、そのことが息軒を勉学に向かわせる原因になったかもしれません。
息軒の座右の銘は「半九」。これは「百里を行くものは九十を半ばとす」という言葉を短くしたものです。何かを成し遂げようとするときは最後まで気を抜いてはいけない、という意味です。何事にも一生懸命取り組むという息軒の思いが伝わってきますね。
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