みやざきひむか学
ホームふるさとみやざきを愛した人々岩切章太郎(小学生向き)どんな人だったんだろう
どんな人だったんだろう

ふるさと宮崎に帰ったいわきりしょうたろうが心に決めた三つの方針

イラスト いわきりしょうたろう 第一は、世の中には中央で働くものと地方で働くものとがあるが、私はあくまで地方で働くほうでしゅうししよう
第二は、上に立って旗を振る人と、下にいて旗の動きを見て実際の仕事をする人とあるが、私は旗を振るほうではなく、旗を見て実際に仕事をする側の方の仕事をしよう
第三は、人のやっていることや、やる人の多い仕事はしない。新しい仕事が行きづまって人のやらぬ仕事だけを引き受けてやってみよう

(『無尽灯』 岩切章太郎著 鉱脈社より)

 
どうやって「大地に絵をかいた」のだろう

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 章太郎が若いころのこと・・・

 宮崎に一人の絵かきさんがやってきました。

 章太郎ととても気が合い 「歌を作った」「詩を作った」「これはどうです?」と言って、よくたずねてきました。

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 ある日、絵かきさんが「今日はぜひ私の絵をみてもらいたい」と言い、章太郎は案内されて出かけました。

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 画室には何枚もの大きな絵が飾られていました。
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 絵の説明を聞いたあとで、章太郎が 「こんどは私の絵をみてくれませんか?」 と言うと、
 絵かきさんは「あなたも絵をかくのですか?」と驚(おどろ)きました。

 「ええかきますよ!」
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 章太郎は絵かきさんを自転車に乗せて、「こどものくに」や「堀切峠(ほりきりとうげ)」「サボテン公園(現在のサボテンハーブ園)」など、日南海岸を案内して回りました。

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 そして章太郎は言いました
「あなたの絵はカンバスにかいてありましたが、私の絵は大地にかいてあるのです」

 絵かきさんは「まいりましたネ」と笑いました。

あなたも心のカンバスに人生の大きな夢をかこう


 
どんなことをした人なんだろう
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