みやざきひむか学
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どんなことをした人なんだろう
はじめに
写真 わかやまぼくすい
 若山牧水は、明治18年(1885)、宮崎県日向市東郷町坪谷に生まれ、今日その名を知らない人はいないほど人々に親しまれている国民的な歌人です。
 牧水は、幼い頃より野山をかけ回り、わなをかけて鳥をつかまえたり、山菜を採ったり、家の前の川で水遊びをしたり、魚釣りをしたりしました。
 このような自然の中で幸福な少年時代を送った牧水は、これを人生の土台として、短歌をつくり、私たちに自然やふるさと、人間の生き方などについて語りかけてくれます。



生涯にわたる短歌づくり

相手が自然であれ人間であれ、へだてなく純粋に一つになろうとしたぼくすい。みずからも無名のいのちに徹し、この世のいのちことごとくと魂の交流をしようとしたぼくすい。あこがれゆえに寂しさをもち、寂しさゆえにあこがれをもって歌い続けたぼくすい。二十一世紀を私達がどう生きたらよいかをぼくすいは優しい心で教えている。

 牧水は、生涯、短歌をつくりつづけ、15もの歌集を世に送り出しました。
なかでも第3歌集「別離」は、牧水の名声を高め、一躍日本歌壇の寵児(ちょうじ)となりました。
 また、第6歌集「みなかみ」は、現代短歌の先駆といわれる破調・自由律の前衛歌集となっています。

イメージ ぼくすい歌集



りゃくねんぷ

明治18年(1885)    日向市東郷町坪谷に生まれる。
明治29年(1896) 11歳  坪谷尋常小学校を卒業する。
明治37年(1904) 19歳  宮崎県立延岡中学校を卒業する。
 早稲田大学英文学科に進学する。
明治40年(1907) 22歳  6月から8月にかけて中国地方や青島、油
 津、都井などを旅する。
明治41年(1908) 23歳  早稲田大学を卒業する、処女歌集「海の声」
 を出版する。
明治43年(1910) 25歳  第3歌集「別離」が代表作となる。
 9月から11月にかけて山梨県、長野県など
 を旅する。
大正2年(1913) 28歳  第6歌集「みなかみ」を出版する。
大正7年(1918) 33歳  第11歌集「さびしき樹木」を出版する。
 5月から7月まで関西地方などを旅する。
大正12年(1923) 38歳  10月から11月にかけて山梨県、長野県など
 を旅する。
大正14年(1925) 40歳  12月、九州各地を旅する。
昭和3年(1928)

43歳

 43歳で亡くなる

 


 
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