みやざきひむか学
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クサフグ

フグ目フグ科

別名  スナフグ・チイチイフグ
和名  草河豚
英名  GRASS PUFFER
体長   10〜15cm

1不思議な産卵行動

写真 クサフグの産卵

 クサフグは、春から夏にかけて、大潮の前後に、波打ち際に集まって産卵します。産卵は、満潮時、特に朝夕のなぎのときに多く見られます。
  一時間ほど産卵を繰り広げます。
 メスが体をビクビク振るわせながら産んだ薄黄色の卵のうえに、オスが精子(せいし)を放つと、生臭(なまぐさ)いにおいとともに海面が白くにごります。
 一時間ほど産卵を繰り広げます。
 産卵が終わると、引き潮に乗って沖へ帰っていきます。
 ※なぎ:風がやみ、波が静かになっていること。


せいたいについて
   体の背部は暗緑色で、小斑文(しょうはんもん)が散在しています。胸びれの後ろに1個黒色斑があります。
 背部と腹部には小さなとげが密生しています。沿岸の浅い砂底やその周辺の岩場に住んでいます。
しょくせいについて
 

小型のかにやえび、ゴカイ類、貝類、小魚などを食べます。

特性について
  毒性が大変強く、決して食べられません。

クサフグの産卵時期は月の満ち欠け、水温、潮の干満等との関係がありそうです。でも、くわしいことはわかっていません。

2クサフグの産卵地
 日向市幸脇の「フクトが浦海岸」
クサフグ産卵の保護
 産卵場所となる波打ち際には、近づかないこと。
 出来る限り静かな環境で産卵できるように、大声を出したり騒(さわ)いだりしないこと。
 ふざけて石や物を投げつけないこと。
 写真やビデオに撮るときは、フラッシュを使用しないこと。

 
 

 


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