みやざきひむか学
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あおしま

 青島は、南国宮崎県の観光のシンボルとなっています。
 青島には亜熱帯性植物が27種あります。代表的なものはビロウの樹です。
 青島亜熱帯性植物群落は、大正10年に国の特別天然記念物に指定されました。
 亜熱帯性植物が自生している島としては、地球上で最も北に位置しています。現在は陸続きとなっていますが、もとは陸地に近い島でした。海水の流れの影響で島と陸の間に砂が堆積(たいせき)し、現在のように陸続きになりました。

温帯の宮崎に、亜熱帯性植物

イメージ 海流
青島の周りの海流

 宮崎県は、温帯に位置します。亜熱帯性植物が生えているのには、何かの理由があるはずです。
 青島は、日向灘に突き出ています。太平洋を南から北に流れている暖流(黒潮)が常に青島の周りにはあります。この暖流の影響で、青島は1年中亜熱帯とあまり変わらない気候なのです。亜熱帯性植物がどこからきたかは2つの説があります。

「遺存(いぞん)説」
 今から約3000万年から100万年前、地球がとても暖かく、陸地が亜熱帯性植物や熱帯性植物に覆われており、それらの植物が残った。

「海流(かいりゅう)帰化(きか)説」

 南の国々や沖縄から種や生木が流れ着いて森林をつくった。
 
  今は遺存説のほうが有力視されています。



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