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めぐまれた自然と清潔な環境のもと、宮崎では年間1億羽のブロイラー(若鳥の肉)を出荷しています。また、宮崎ブランドを確立するために、様々な取組がなされています。 |
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ブロイラーは食肉専用に改良された鶏で、生後50日から60日くらいで
食肉になります! |
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入荷して間もないひな鶏 |
出荷間近のブロイラー |
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宮崎県では、都城市や日向市東郷町を中心に、広く県内で飼育されています。
宮崎県の飼養羽数は、全国で1位で、20.4%のシェアを占めています。(ただし、公表していない都道府県あり。)
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<ブロイラー飼養羽数ベスト5> |
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都道府県名 |
羽数 |
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宮崎県
鹿児島県
岩手県
青森県
北海道 |
28,236千
27,970千
21,647千
6,943千
4,920千
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資料:農林水産省「畜産統計」
(平成31年2月1日現在) |
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良質のブロイラーを生産できるかどうかは、良い「ひな(ひよこ)」が入荷するかが一番重要になってきます。その様な中で、一番気を遣うのは風邪など病気にかからないようにすることです。もし、ウィルス性の病気にかかると、一度に何千羽ものブロイラーが死んでしまうからです。そのため「ひな」が入荷してからの3日間は、3〜4時間毎に鶏舎を見回り、ブロイラーの様子を観察しています。また、成長してからも、温度管理は怠ることができません。さらに、出荷後から次の「ひな」が入荷するまでの約2週間の間にも、鶏舎内の消毒・殺菌のために、石灰を蒔き未然に病気にかからないように気を遣っています。
また近年は、消費者のブランド嗜好が高まったため、飼料添加物を最低限に抑えた銘柄鶏の生産にも力を注いでいます。 |
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みやざき地頭鶏は、適度な歯ごたえやコクがあり、食味性に優れています。みやざき地頭鶏とは、在来の地鶏「地頭鶏(じとっこ)」を改良し、恵まれた自然と清潔な環境で、育てられた宮崎県独自のブランド地鶏です。 |
写真 :宮崎県庁ホームページより |
地頭鶏とは・・・・ |
その昔、肉質・食味の良さから地頭(※)へ献上物とされていたことから名前が付けられました。
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※地頭:地方(じかた)知行を与えられた、大名の家臣または幕府の旗本 |
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みやざき地頭鶏の生産量は、現在年間約30万羽で、飼育期間が通常のブロイラーの3倍(約5ヶ月)かかります。
みやざき地頭鶏は、飼育管理が困難で、生産量が少なく、県内でも限られたお店でしか味わうことができません。 |
写真:宮崎県畜産会ホームページ |
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<前(社)宮崎県養鶏協会専務理事 興梠(こうろぎ)典光さん
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日本では、ブロイラーの需要が伸びていましたが、昭和62年頃から、昔ながらの地鶏が食べてみたいという人が増えてきました。そこで、宮崎県でも、味が良いとされてきた地頭鶏(じとっこ)を元に地鶏作りを始めることになりました。
しかし、地頭鶏は体が小さく、健康に育つ割合が低いという欠点がありました。いろんな苦労を重ねながら研究を進め、平成17年7月に「みやざき地頭鶏」として商標登録するまでになりました。みやざき地頭鶏は歯ごたえに弾力性があり、かめばかむほど美味しくなります。 |
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