西都原古墳群は、西都市中心街の北西〜西に広がる古墳群です。前方後円墳31基、円墳279基、方墳1基のほか、地下式横穴墓10基、横穴墓13基が今日までに確認されています。 ただし、それだけの数の古墳が一度に造られたわけではありません。4世紀から7世紀前半までの間、同じ地区に築かれてきた結果なのです。 それでは、古いほうから特徴的な古墳を見ていくことにしましょう。古墳の移り変わりを知る手がかりとなるでしょう。
丸い形の円墳、四角い形の方墳、丸と四角を合わせた前方後円墳などがあります。 大阪府の大仙(だいせん)古墳(仁徳天皇陵)のような大きな古墳は、ほとんどが前方後円墳です。大きな力を持っていた豪族(支配者)の墓と考えられています。