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学校長  川越 淳一


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福島高校ホームページをご覧いただいてありがとうございます。平成27年4月1日、校長として赴任しました川越淳一です。

 本校は、大正12年に福島高等女学校として設立され、昭和23年に宮崎県立福島高等学校となり、平成35年には創立100周年を迎える歴史と伝統をもつ学校です。卒業生は1万4千人を越え、各地各方面で活躍しており、千葉ロッテマリーンズを率いて日本一に輝いた西村徳文監督も本校出身です。
 本校の校訓は「勉励・忍耐・明朗」です。
 「勉励」とは、夢や希望を持ち、その実現に向かって前向きに挑戦することです。変化の著しい時代を生き抜き、夢を達成するためには、確かな学力を見につける必要がありますが、これは受動的な態度では身につきません。自分の考えや疑問を持ち、問いを発し、それを自分の言葉で表現することが求められます。さらにこの言葉は、生涯を通じ、学び続け、問い続ける力を身につけることの重要性も意味しています。
 「忍耐」とは、何でも受容し、ひたすら我慢するという意味ではなく、困難を乗り越える力を身につけるために、総合的な人間力を向上させることを意味しています。夢や信念を達成しようとする過程には、必ず多くの困難が待ち受けています。その困難に負けず、時には自らの力だけで、時には他者の力を借りながら、竹のしなやかさと鉈(なた)の逞しさを持って生き抜く力を身につけるため、心身を鍛えることなのです。
 「明朗」とは、元気な心と体のことであり、人が社会の中で前向きに生きていくための最も基本的な要素です。明るい笑顔や挨拶は、自分だけでなく、周囲の人を元気にします。また、自分が明朗であるためには、自分自身の体や周囲の人も健康である必要があります。明朗な心身を持ち、どんなに苦しい時でも、笑顔で励まし合う集団を私たちは目指しています。
 本校は、1学年3クラスの小規模校でありますが、これは本校の最大の強みであります。先生方は熱心で丁寧な指導により、確かな学力と豊かな人間力を身につけさせ、生徒の夢を育みます。また、私たちは、互いが尊敬し合い、支え合い、高め合う、家族のような集団を目指しています。生徒一人ひとりに対し、家族のような愛情を持って、また時には、家族なればこその厳しさを持って指導します。
 本校のよりよき伝統を継承し、地域から信頼される学校を創造していくことが本校の使命であります。学校は地域と共にある存在です。今後とも、保護者や地域、小中学校等と連携し、魅力と活力のある学校を創るため、職員一同、全力で努力してまいります。よろしくお願いします。

 平成27年4月1日 宮崎県立福島高等学校  校長 川越 淳一