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研究内容 |
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研究主題 |
ふるさと高原を愛し,郷土に誇りをもつ児童・生徒の育成
〜総合的な学習の時間の実践を通して〜 |
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主題設定の理由(平成14年度)
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我が国の社会は,国際化,情報化,科学技術の発展,環境問題への関心の高まり,高齢化,少子化等の様々な面で大きく変化している。これらの変化をふまえた新しい教育のあり方が求めれている中,総合的な学習の時間が創設され,本年度より完全実施となった。総合的な学習の時間においては,これからの時代に必要な力として,自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育てること,また,学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探求活動に主体的,創造的に取り組む態度を育て,自己の生き方を考えることができるようにすることをねらいとしている。そのねらいを達成するために,横断的・総合的な学習や児童・生徒の興味・関心等に基づく学習などを,地域や学校,児童・生徒の実態等に応じ,各学校が創意工夫を生かして実施していかなければならない。
高原町の児童・生徒の実態としては,全体的に素直で,物事に一生懸命取り組む姿も見られる。しかし,やや消極的な面が見られ,主体的に問題を解決することや自分の考えをまとめて表現することに抵抗感をもっている児童・生徒もいる。また,ふるさと高原に対してはほとんどの児童・生徒が愛着をもっているが,発達段階からくる他地域へのあこがれ等から,中学生になると,関心が薄れてくる傾向がある。
そこで,本研究所では,総合的な学習の時間の指導に焦点を当て,郷土高原のよさを児童・生徒に気付かせていくために,「ふるさと学習」の研究を行うこととした。「ふるさと学習」を通し,郷土を愛する心,異文化を理解しようとする態度を養い,将来にわたって,郷土に誇りをもつ児童・生徒を育成することができるものと考える。そのために,昨年度までの総合的な学習の時間における課題設定段階の支援の工夫,小・中学校を見通した育成したい能力の系統性,学習環境の整備(研究所のホームページ作成等)等の研究を生かして,本年度は,発表段階における表現力育成のための支援の工夫やふるさと高原の学習素材を集めたホームページの整備・充実を重点的に行う。
以上の研究を通して,「生きる力」の育成の具現化を図りたいと考え,主題を「ふるさと高原を愛し,郷土に誇りをもつ児童・生徒の育成」,副題を「総合的な学習の時間の実践を通して」と設定した。
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