地域の方々にお世話になりながら、準備していただいたプランターの中に米の種をまいていきます。種と種が重ならないようにパラパラパラと注意深くまいていきます。まだまだ慣れない低学年にはちょっと難しいかな?高学年は、経験してきているだけあって均等にまいていきますよ。
そして、三日もすると・・・なんとかわいい苗がぐぐぐっと力強く、重なっているプランターを押し上げます。その生命力のたくましいこと。思わず歓声があがります。露を受け、美しさが更にキラリ★
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6月上旬に、「気合田」(きあいだ)で田植えをします。毎年、地域の方々のご協力のおかげで、スムーズに田植えをすることができています。中には、田んぼに足を取られて泥だらけになるお友達もいますよ。生き物と戯れたり・・・。そんなこんなで、五色米を10列くらいずつ植えていきます。短い時間ではありますが、やはり少し腰が痛くなりました。昔の人は、こんなに苦労して田植えをしていたんだなあと感心と尊敬の気持ちになります。
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坪谷小学校では、種まきから収穫まで、機械を用いず、できるだけ昔ながらのやり方で進めています。夏休み前には全校児童が草の伸びた気合田に入り、手を使って草取りをします。今では、除草剤を使うことが多いそうですが、気合田では除草剤は一切使いません。チクチクして腕や足がかゆくなりますが、これもいい経験になりました。
9月には、五色米の田んぼが色鮮やかに五色に染まっています。その一部を鑑賞用として刈り取ります。
「赤のケ」「黒のケ」「白のケ」「赤米」「黒米」と、見事に稲穂が実ります。刈り取った五色の稲穂は、学校に飾ったり、家に飾ったりしました。五色米の稲刈りの様子は、NHKのニュースでも全国放映されました。
10月には、残りの全ての五色米ともち米の稲刈りをします。1年生から6年生、全員が鎌を持って、稲穂を一つ一つていねいに刈り取っていきます。刈り取った稲は、さおにかけて天日干しします。今は、コンバインで刈り取って、機械で乾燥させる方が多いそうですが、昔ながらのやり方で掛け干しにしました。ここでも、昔の人の苦労を知ることができます。
小雨が降った時もありますが、ビニル袋で作った雨合羽を羽織って取り組んだこともあります。
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10月下旬に、脱穀をします。脱穀は、毎年近所の人から寄贈を受けた足踏み脱穀機を使ってやっています。脱穀機の歯を決まった方向に回すのも難しくて、地域の方や先生方に手伝ってもらいながらやっています。資料室にあった「千歯こき」という道具を使って、大昔の脱穀の仕方を教えてくれました。脱穀した後は、唐箕(とうみ)という道具を使って、実と殻を分ける体験もしました。風の力をうまく利用した道具に感心します。
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毎年、12月に収穫した五色米ともち米を使って、餅つき大会をしています。餅つき大会の前には、校内持久走大会を行います。いっしょうけんめい走って、おなかをすかせた後、みんなで育てたお米で餅をつきます。心を込めて作った米でつくお餅なので、そのおいしさは格別です。
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