みやざきひむか学
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日向夏
 
写真 日向夏  日向夏は宮崎県産の特産かんきつで、冬から初夏にかけて収穫しゅうかくされます。
 ナイフで果皮をうすくむいて、白皮(中果皮)を一緒いっしょに食べるとさわやかな味とかおりが楽しめます。100g中ビタミンCを30mgふくみます。

収穫しゅうかく時期・・・・施設しせつ 栽培さいばい露地ろじ栽培があり、施設ものは12月から、露地ものは3月から出荷されます。施設ものには、種なしや種が少ないものもあります。

 
宮崎で発見 日向夏の原木
  日向夏の木は、1820年げん宮崎市曽井そい真方安太郎まがたやすたろう宅で偶発実生ぐうはつみしょう(※)から発見されました。明治21年(1888)、田村利親たむらとしちかによって、日向夏ミカンと命名されました。

※偶発実生→たまたま、落ちた木の実から芽が出て生長すること
写真 原木から3代目の日向夏
原木から3代目の日向夏
樹齢じゅれい50年〜60年(宮崎市曽井)
 
日向夏の生産高
日向夏収穫量のグラフ  日向夏の栽培面積、収穫量ともに全国一です。
資料:「特定果じゅ生産出荷実績調査」データより作成
 

 現在げんざい、県内では宮崎市、あや町、日南市などを中心に生産されています。
 一ぱん的には早期を除き、3〜6月が出荷期で、氷点下4度以下の低温では果じゅうが少なくなるようです。

 
日向夏生産の努力
  種子が多いことが悪い点でしたが、宮崎大学と県そう合農業試験場が協力して研究した結果、種のない日向夏を 生み出すことに成功しました。この日向夏ミカンの研究に力をくした一人に、宮崎大学の三輪忠珍みわただよし氏がいます。1951年に創設そうせつされた第一回 宮崎県文化賞を受賞しました。 「多年、日向夏ミカンのじゅ粉および授精じゅせいに関する研究に努力し、本県の文化向上に寄与きよした 功せき」がその理由です。

 
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