ひむか学　宮崎の果物・花

ホーム

太陽がいっぱいみやざき

宮崎の果物・花

スイートピー

イタリアのシシリー島が原産地のスイートピーは、冬暖かく晴れた日の多い宮崎県の気候にぴったりの花で、100種類以上の品種が栽培されており、出荷量（令和2年度）も日本一です。特に最近では北郷町で多く生産がみられます。
　また、温暖な気候と抜群の日照に恵まれた宮崎は、一年中花が咲き、観光スポットはもとより、住宅地にも四季折々の花々があふれています。温暖多照な気象条件を生かし、県内全域で年々生産拡大されています。花束、アレンジなど利用範囲も広く人気上昇中の花です。

品種	ステラ、スーパーローズ、グレース、ホワイトジャイアントなど。
収穫出荷	３～４輪開花で彩花し、すぐ鮮度保持剤で処理をし、その後、選花選別を行い箱づめ、検査（けんさ）のあと出荷します。消費地まで鮮度保持トラックや航空便で輸送しています。


農林水産省「生産農業所得統計」データよりグラフ作成

　スイートピーは、温暖な気候と日照時間が長い宮崎の気候に適しているということがいえます。また、交通網（もう）や流通機構（きこう）の発達により、大消費地（大都市部）へ早い時間で安く輸送できるようになったことも、スイートピーの生産が多くなった理由の一つともいえます。さらに、スイートピーがきれいで日持ちがするという長所が消費者に受け入れられているというのも大事な要因（よういん）と思われます。そのための品種改良の努力も忘（わす）れてはいけないことです。