みやざきひむか学
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古墳のつくり
遺体がねむるところ
 西都原古墳群の13号墳という古墳では、いちばんたかいところに四角い穴をほり、そこに遺体をおさめた木の棺を置き、粘土や石でおおっています。そして穴はうめもどしてしまいます。
写真 棺のあと
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木の棺のあとがくぼみとして残る
 
 鬼の窟古墳には、大きな石をつみあげてつくった部屋があり、そこに木の棺(かん)に入った遺体がおさめられていました。このような部屋を横穴式石室(よこあなしきせきしつ)といいます。
 これならば、何人もの人をほうむることができますね!
写真 よこあなしきせきしつ
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横穴式石室
   
 これは西都原古墳群にある酒元ノ上横穴墓(さかもとのうえよこあなぼ)群のようすです。横穴墓とよばれる形態のものです。
 斜面にほりこんで空洞をつくり、遺体をおさめます。
写真 人骨
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人骨が残ることも・・・・・
   
 地下式横穴墓(ちかしきよこあなぼ)と呼ばれる変わったかたちの墓が、宮崎県から鹿児島県にかけて見られます。その多くは、地上に目印がありません。  
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死者のそばに
 遺体のそばには、鉄剣(てっけん)や鉄鏃(てつぞく(やじり))、よろい・かぶとなどの武器や鏡、玉などの装飾品、土器などがおさめられています。これらは、副葬品(ふくそうひん)と呼ばれます。
写真は、えびの市島内(しまうち)地下式横穴の21号墓のようすです。全体が赤く塗られ、よろいかぶとなどの副葬品がおさめられています。
写真 ふくそうひん
目をみはる副葬品(えびの市教育委員会提供)
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