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日南農林便り(2月)

 閉校に向けての準備状況や、最後の生徒たちの活動について紹介をしていきます。

2月26日:農林高校閉校式

 いよいよ、日南農林高校閉校の日を迎えました。天気もよく、式典には卒業生や来賓、同窓会や地域の方々など約600人が参加をして下さいました。

 

 最初に思い出のDVDや学校沿革が紹介され、日南農林高校のもととなった明治30年に創設された『飫肥農業補修学校』からの活動の様子を収めた写真が用意されたスクリーンに映し出されると、改めて日南農林114年の歴史の重みを感じました。 

 

 

 来賓の挨拶でも、この114年の間に、県内外に10,783名の卒業生を送り出し、農林業・福祉の分野に大きな貢献をしてきたことが紹介されました。

 

 

 最後に、出席者全員で旧日南農林、南郷園芸、現日南農林の校歌を斉唱しました。日南高校吹奏楽部の演奏に合わせ、すべての方々が声高らかに歌っていただき、最高の校歌斉唱となりました。


 夜は懇談会『みんなで語ろう114年のあゆみ』が行われました。

 

 参加された方の中には、この日のために遠くからこられた方もいらっしゃり、同級生や先輩・後輩など懐かしい人たちと会うことが出来たようです。会場ではそれぞれの思い出話に花が咲いていたようです。また、獅子舞や響座の太鼓の演奏などにより会場は大いに盛り上がりました。

 

 

 当日お集まりくださった方々、そして今まで日南農林の発展にご尽力くださった方々、本当にありがとうございました。

 

 

 

 本校の閉校式の様子が、下記のサイトに紹介されていましたので、ご紹介します。

日南テレビ:特集、宮崎県立日南農林高校が閉校

 

2月25日:農林高校最後の卒業式

 今日は、日南農林高校最後の卒業式です。96名の卒業生たちが旅立ちました。

 

 式には、保護者だけでなく、農林高校を引き継ぐ日南振徳高校の地域農業科と福祉科の2年生も出席してくれました。

 

 

 

 校長先生は挨拶で、人の心を温められる人間になってもらいたいという願いを込めて、「一隅を照らす者は、国の宝なり。」という言葉を生徒におくられました。

 

 卒業生代表は、『行事のたびに最後の〜という言葉がつき、寂しい思いがありましたが、先生や生徒・地域の方々と一体になって盛り上げていきました』と挨拶をし、振徳高校の生徒に114年の伝統のバトンを渡しました。

 

 卒業おめでとうございます。そして、いよいよ明日は閉校式です。

2月24日:卒業式・閉校式予行練習

 今日は、閉校式・卒業式の予行、準備を行いました。

 

 午前中は、閉校式の予行を行いました。式のどのタイミングで立ったり座ったりするのか、礼をどのようにするかなどを確認しました。

 

 

 

 昼食を挟み、歌の練習です。練習時間は余りありませんでしたが、1週間前に比べると歌詞の書かれたプリントを見ながら歌う生徒も少なくなり、自信を持って大きな声で歌っていました。また旧日南農林・南郷園芸の校歌もスムーズに歌えるようになっていました。

 

 歌の練習を終え、明日行われる卒業式の練習を行いました。生徒たちも少し緊張した様子でしたが、午前中の閉校式の予行で繰り返し礼の仕方や立ち方・座り方を練習していたため、大きな問題もなく予行を終えることが出来ました。

 

 明日は最後の卒業式です。生徒たちにとって農林高校で3年間過ごせてよかったと思える式になればと思います。

2月18日:登校日

 今日は、宅習期間に入ってから初めての登校日になりました。久しぶりに見る生徒たちの表情は、事前指導のときよりもまた少し変わっているように感じ、三国志の名言のひとつ『士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし』という言葉を思い出しました。もうすぐ新しい環境に進んでいく生徒たちは、ちょっと見ないうちに大きく変わっていくものだと思いました。

 

 はじめに、日南地区更生保護女性会の方々から、手作りの栞が生徒たちに送られました。毎年3年生に配られていましたが、今年で最後となりやはり寂しいとのことでした。

 

 

 その後、卒業式・閉校式に向けて歌の練習が行われました。今回は閉校式で、現在の日南農林の校歌だけでなく、旧日南農林高校・南郷園芸高校の校歌も歌うことになっているため、生徒たちは新しい2つの校歌を覚えるのに大変そうでした。

 

 練習終了後、性教育講座が行われました。宮崎は死産率や性感染症にかかっている割合が全国平均よりも高いため、正しい知識を身につけることが大切だということを生徒たちも感じてくれたようです。

 来週は、いよいよ卒業式です。 

 

2月17日:最後の『新しき未来』完成

 今年度の本校オリジナル焼酎『新しき未来』がいよいよ完成をしました。

 

 平成17年度より取り組んできた、本校の大きな特色にもなっていたオリジナル焼酎『新しき未来』づくりの実習が今日で終了です。これまでに、芋の品種選定から栽培方法の工夫や流通・加工について工程を学ばせることができました。

 

 

 この間、「櫻の郷酒造」の八十島支配人様、その他多くの従業員の方々より熱心に教えていただき、醸造について知識や技術を十分に深めることが出来ました。

 

 

 生徒達は1本1本愛情をこめて箱詰めをしてくれました。朝早くからの作業、お疲れ様でした。

 

2月11日:県産業教育振興会表彰

 今日は宮崎県産業教育振興会から表彰を受けました。

 

 職業技能を競う全国大会で上位入賞又は、学習活動や研究で地域社会に貢献した高校生や団体が表彰されますが、わが校の生物工学科および森林科学科の活動が評価され、受賞となりました。

 

 

 受賞の際はやはり緊張をしていましたが、受賞者を代表して挨拶を行うときは堂々としていました。

 

 最後にこのような栄誉ある表彰を受けることができ、生徒だけでなく職員も大変嬉しく思います。