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 平成15年度 秋季県立学校事務職員研究協議会
 
 
       期   日  平成15年10月16日(木)〜17日(金)
       
       会   場  高鍋町(ホテル四季亭)
 
       大会テーマ  変革期における学校事務 〜 ネットワーク化と事務改善 〜


 
特別講演  講師  中之又山村留学実行委員会 事務局長 中武千草 氏 
      演題  子育ては自然と共に
 
 中之又の爽やかな風を感じながら、“チグドン”   こと中武千草さんの元気をもらったような気がします。中之又の語り部・チグドンも話しに熱がはいり、用意したスライドを忘れたほど。
 山の燃えるような夕焼けに想いを馳せながら、話しに引き込まれてしまった1時間でした。



 

 実行委員会のホームページ
      http://www.mnet.ne.jp/~kidsland/
 




研究発表@「学校会計〜物品購入から見る予算の適正な執行と保護者負担の軽減について〜」
 延岡地区の研究部会では、物品購入に際しての事務処理を見直し、予算の適正な執行を期すために研究を行い、五ヶ瀬中等教育学校の黒田善康さんが発表を行いました。
 公費、私費の法的定義から説き起こし、実務上の留意事項までよくまとめられています。、アンケート調査結果の分析から、私費会計の実態も明らかになり、今後の継続研究が期待されます。



研究発表A「労働保険について」
 
 「労働保険って、毎年支払いをしているけど内容はほとんど知らないよね。」という一言から研究がはじまり、今回の発表になったそうです。担当者にとって、実務上のマニュアルとして有り難い研究発表でした。
 質疑も多く出され、研究会終了後も県立学校掲示板で質疑応答が続いていました。
          (発表者:都城泉ヶ丘高校 秋山美由紀さん) 



 
研究発表B「宮崎県における事務主任のアンケート調査結果について」
                  
 昨年度制定された県立学校管理運営規則で事務主任が規定され、日向地区研究部会では、その後の実態をアンケート調査しました。
 このアンケートから、@事務主任の職務内容の明確化、A事務主任を念頭に置いた人事異動、B事務主任の研修会という今後の課題がみえてきたと指摘されています。
           (発表者:日向高校 永岡 隆さん)



第1分科会 「望ましい会計システムの在り方を考える」
 
        司  会 宮崎赤江養護学校 事務主査  櫛山   博
        パネラー  日向高校      事務長   羽島  勇雄
               佐土原高校    事務主査  吉井 生美子
               高千穂高校    事務主査  興梠 千保美
 延岡地区の研究発表を受けて、延岡地区(興梠さん)の補足説明から分科会がスタートしました。各校の現状報告が多く出され、特に私費については、特殊学校にはPTA雇用職員がいないなど学校間格差があるようです。全体的に事務長の負担が大きく、他の事務職員が実態を知らない状況も見受けられます。討議では、望ましい予算執行のためにの事務運営組織まで踏み込んで、活発なディスカッションが行われました。



 
第2分科会 「学校事務のネットワーク化〜スクールプロの現状と課題〜」
 
        司  会   本庄高校     事務主査  亀澤  克憲
        パネラー  (株)九州JBA           吉野  正隆
                高原高校      事務長    森山  高昌
               日南農林高校   事務主査  大道 せつ子
               都城泉ヶ丘高校  事務主査  東   宏紀
 
 現スクールプロは先輩方の大変な努力により開発され、DOS版→Windows版と進化し、現在に至っています。しかし、県庁LAN導入による事務室のリースPCが次回更新時にどうなるのか、スクールプロはどうなるのか等心配の声があります。この分科会は、スクールプロの歴史に詳しいパネラーを迎え、スクールプロとネットワーク化について考えることにしました。
 以下、亀澤さんによる分科会の総括の一部です。
    問題1(メンテナンス関連)「アップデートやバージョンアップがなされていない。」
      → 各所属で担当者を決め、組織的に対応する。
      → Website上でダウンロードするFAQを充実させる。
    問題2(研修関連)「研修会がうまく機能していない。」
      → 業務担当者会とスクールプロ研修会を一本化する。
      → Web研修(eラーニング)を構築する。
    問題3(マニュアル関連)「詳しい操作マニュアルがない。」
      → 学校事務手引書をもとに、スクールプロのマニュアルをつくる。
      → 事務手引書委員会とIT化対策委員会との連携を密にする。
    問題4(不具合・要望関連)「不具合や要望を誰に伝えてよいかわからない。」
      → 窓口を一本化し、通知する。県立学校掲示板を利用する。
    問題5(組織構成関連)「組織的な対応がなされていない。」
      → IT担当者の役割を明確(文章化)にする。
      → IT担当者会を必要に応じて開催する。
    問題6(スクールプロ更新関連)「今後の動向がつかめない。」
      → 事務職員各人がシステム開発者であることを自覚し、他人任せにしない。
      → IT委員会が中心となり、情報政策課、会計課、県教委各課から情報収集する。
      → 協会内で検討課題を整理し、詳細なスケジュールを作成する。
      → 予算要求資料としての仕様書(見積書)を作成する。
    問題7(ネットワーク関連)「学校間格差がある。」
      → 事務室内でネットワーク利用ガイドライン及びマニュアルを作成する。
      → セキュリティに関する危機管理マニュアルを作成する。


 
意見交換会
 
 校務分掌別に班編制を行い、打ち解けた雰囲気のなかで、率直な意見交換・情報交換をしてもらいました。各班のテーマは以下のとおり。
 なお、意見交換の概要については、後日、県立学校掲示板で報告させていただきました。
 
庶 務 出勤簿・休暇処理簿の整理で気をつけていること、困ったこと
会 計 物品購入の適正化のためにはどうすればよいか(予算執行から納品検査まで)
管 財 財産管理(備品管理を中心に)上の留意点
給 与 諸手当認定、特勤手当で困った事例
旅 費 旅費の調整(特にパック旅行)の事例
歳 入 授業料督促の実態と対策 
 
 
 
(文責:研修実施委員長 徳丸) 


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