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平成19年度 秋季県立学校事務職員研究協議会報告



 特別講演 「うちの母ちゃん、手が無っちゃが!」
 講師 NPO延岡市しょうがい者 大輪の会 理事 山内 文代氏

 期 日 : 平成19年10月12日 10:20〜11:50

  山内さんは18歳の時、就労中に事故で右腕を肩から失うという大事故に遭いました。障がいを持って生きていくことの辛さに、一時は自殺も考えたそうです。しかし、両親や周囲の人たちの支えや励ましに助けられて職場復帰を果たし、結婚。2人の子どもに恵まれました。そして現在は長年勤めた会社を退職し「障がいを持った人たちと健常者との架け橋になりたい」という願いからNPO法人のボランティア活動に専念、精力的に活動されています。

 「障がいを持った人たちと健常者とが共にお互いを尊重し、支えあう社会の実現」を目標に活動されてらっしゃるとのことでしたが、現代社会はまだまだ障がいを持った人たちが住みやすい社会では決して無いそうです。障がいを持つ人たちに対する正しい認識や理解を深めることが、そうした社会の実現に不可欠であると訴えておられました。

 インターネットの普及で情報さまざまな情報を知る機会が増える一方で、障がいを持った人に対する認識や理解に関してはまだまだ進んでいない現状があるようです。この講演を拝聴して、今一度、障がいを持った方々への理解を深めるためにはどうしたらよいのか、考えてみたいと思います。

 

 

 職務別意見交換会 「日頃困っていること、悩んでいること」

 期 日 : 平成19年10月12日 12:50〜14:20

 年1回の秋季事務研に参加した会員同士が、日常業務の意見や情報を交わすことを目的とした「職務別意見交換会」が行われました。

 参加した会員全員が、それぞれ「歳出」「管財」「授業料」「給与」「旅費」の5部門に分かれて、自分が担当している業務の中での問題点、疑問点を出し合い、解決策をさぐり、今後の業務に活かそうというのがねらいです。

 打ち解けた雰囲気の中、率直な意見を出し合うというコンセプトのもと、各部門で活発な意見交換が行われました。

 会員の皆さんは異なる学校種や異なる環境で業務を行っており、そのため同じ業務内容でもさまざまなケースや問題が発生します。それらについて語り合うことで、新たな発見があったり、業務処理の「幅」が広がるなど、非常に有益な会でした。

 

 

 

 

 研究発表 @宮崎北地区 「年間業務一覧表の作成」

 発表者 宮崎東高校 事務主査 菊池 由美

       盲学校 事務主査 川崎 容康

 期 日 : 平成19年10月12日 14:30〜

 「年間業務一覧表」とは、学校事務の業務を大・小に分類し、小分類単位で年間を通して「いつ」「何を」行う必要があるかを一覧表にまとめたものです。

 平成11年度に日南地区事務部会が「桐」で作成した「年間計画表システム」に始まり、その後宮崎北地区より「学校事務年間計画データベース」として改良され、平成16年度の秋季研において研究発表が行われました。

 昨年度、県が新財務会計オンラインシステム・人事給与オンラインシステムの導入を行ったことや、規則等の改正などに対応し、現状に合った業務一覧表として見直しを行い、今まで以上に使いやすいものにするための研究が行われ、その成果が発表されました。

 広範囲な学校事務の業務内容を細かく分類し、業務を適時に的確に行うために役立つ一覧表として、今後も進化を遂げていくことでしょう。

 


  研究発表 A宮崎南地区 「電力入札を終えて」〜電力入札の成果とマニュアルの作成〜

 発表者 宮崎工業高校 主任主事 田爪 浩輔

       宮崎西高校 主任主事 瀬之口 恵

 期 日 : 平成19年10月12日 14:30〜

 昨年度末に実施された「電力入札」。平成17年4月、小規模の需要家に対する電力供給の自由化と「特定規模電気事業者(PPS)」の新規参入が認められました。そのことがきっかけとなり、県立学校で使用する電力についても、一般競争入札を実施し、より安価な単価で電力供給を受けることが求められるようになり、平成19年3月に、県下全ての県立学校において「電力入札」が実施さ れました。

 今回の「電力入札」は、初めての試みということもあり、県教委の主管課や各県立学校の担当者にとっては試行錯誤の連続でした。入札実施において生じた問題点や疑問点、改善を要する事柄について、各学校の担当者に対してアンケートを実施し、その結果をまとめることで解決策を明らかにし、次回の入札の際に役立つマニュアルを作成しようという研究が今回行われ、発表されました。

 アンケートのまとめや、入札事務に必要な書類の注釈など、ボリュームの多いマニュアル作成は大変な作業であったと思われます。来年度の入札事務において、必ず役に立つことでしょう。


 


 

 研修報告 平成19年度全国研究大会報告

 報告者 門川高校 事務主査 黒田 聡美

 期 日 : 平成19年10月12日 15:40〜16:00

  平成19年7月25〜27日に北海道で開催された「第60回全国公立高等学校事務職員研究大会北海道大会」の参加報告が行われました。

 1日目は文部科学省講話において「教育行政における当面の課題について」と題して教育3法の改正、教育課程部会の審議状況と今後の課題、教職員定数及び給与についての見直し方針などについて講義がなされたとのことでした。

 2日目は各分科会に分かれて研究発表が行われました。第5分科会では、沖縄県の「授業料督促事務について」の研究や秋田県の「保護者の視点に立った授業料徴収事務改善の取り組み」に関する研究が特に興味深かったとのことでした。

 3日目は前日の分科会報告及び全体会、記念講演が行われたとのことでした。




(文責 広報委員会ホームページ班 安影)



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