数学的な考え方のとらえ方      
     

数学的な考え方のとらえ方

 本校では, 数学的に考える力 を,次のように考えました。

問題の意味を理解し,既習事項を生かして考え,筋道を立てて,説明できる力

そして,具体的には,次のような要素があると考えています。
思い出す ○ 今まで(前学年で,現学年で,前時に)学習した内容,経験を 思い出す。
○ 問題の設定場面と似たような状況,経験を 思い出す。
予想する ○ 答えを予想する。
○ 解決方法を予想する。
つなげる ○ 既習内容と本時の学習内容とをつなげて考える。
○ 自分の断片的な考えを筋道を立ててつなげる。(まず〜,次に〜,そして〜,最後に〜)
並べかえる ○ つなげた考えを,さらに筋道が通るように並べかえる。
なおす ○ 自分の考えを見直す。(ふり返る。修正する。)
くらべる ○ 自分の考えと友達の考えとを比較し,「同じ」「ちがう」に気付く。
○ 「ちがい」をくらべ,よりよい考え方に気付く。
加える ○ 友達の考えなどからよりよい考えを,自分の考えに加える
まとめる ○ 話合いなどの結果として自分の考えをまとめる
広げる ○ 既有の考え方を使って,さらに考える。


本校では,算数の時間において,問題解決的な5段階の学習指導過程を設定しています。
それぞれの段階において,どの学年ではどの「考える力」を高めるかを,
下図のように考え,そのための手立てをいろいろ工夫することにしました。

つかむ 見通す 調べる 深める まとめる
第1学年 思い出す



第2学年 思い出す 思い出す
予想する



第3学年 思い出す 思い出す
予想する



第4学年
思い出す
予想する
つなげる
くらべる


第5学年

つなげる
くらべる
くらべる
なおす
まとめる
第6学年

つなげる
くらべる
なおす
並べかえる
並べかえる
加える
ひろめる