昨年度の成果と課題      
     

昨年度までの研究の成果と課題

昨年度までの研究を通して,
子どもたちに次のような実態が見られるようになりました。

算数に対する興味関心は高い。 学期ごとの計算力テストや,単元ごとのテストなどの結果が向上している。
基礎的・基本的な内容について,繰り返し練習する機会を増やしたため,算数の学習に対する意欲もさらに高くなった。 学年度末に行った到達度テストでは,表現・処理力,知識・理解が,少しずつ高まってきていることが分かった。

 参考  昨年度の計算力テストの結果 (5・6年生)
     左は,ひき算の結果。右は,わり算の結果。


どの学年においても,問題文の理解が苦手である。
特に下学年において,その傾向が顕著な学年がある。
上学年については,計算はスラスラできるが,それを応用するような文章問題をとても苦手とする。
数直線における数の位置,分数や小数の相対的な大きさなど,まず数についての概念の定着がまだ不十分である。 学んだことについて繰り返し触れる場や,学習する機会がないと,すぐに忘れてしまう。