「自分の視点」を持つ
文科総合科は、入学してから2年生の前期までに、週2時間ずつ総合的な学習の時間があります。「総合科学」と呼ばれています。第1期生は、この時間にイギリスと日本の比較文化研究を行なってきました。日本の緑茶とイギリスの紅茶について研究するグループ、庭園の比較研究をするグループなど様々です。
そして、その「総合科学」の最も大きな体験学習がイギリス研修なのです。テキストから学ぶ方法は効率はいいのですが、もっと深く学べるのは体験を通しての学習です。さらに、自分の研究テーマの目でイギリスを見てみるという「自分の視点」を持つことで、他の人には見えない新しいイギリスが見えてくることでしょう。
イギリス研修で、第1期生の皆さんがどんなものを見て、体験し、学んでくるのか。期待したいと思います。
1.目 的
(1)テーマ研究と語学研修
生徒一人一人が、比較文化的な各自の研究テーマを通してイギリスを体験的に学び、より深い異文化理解と、自国の文化を理解する学習の場とします。また、生きた英語を体験的に学び、国際経験を積むことで、より専門的な分野への視野を広めます。
(2)異文化体験
一人一家庭のホームステイや交流校での授業参加や研究発表、フィールド調査を通して得られる異文化体験を通して、知的な経験とともに、人間同士のコミュニケーションに共通する思いやりや誠意、礼儀といった人のあり方を学ぶ機会とします。
2.期 間 平成17年9月16日(金)〜10月1日(土)16日間
研修地 イギリス 北オックスフォード州 バンベリー
交流校 ワーリナースクール
3.参加生徒数
文科総合科 2年生 41名(在籍数41名 男子15名 女子26名)
4.引率者
引率責任者(団長) 松田哲秀 教頭
引率教師 文科総合科 2年 正担任 黒田俊一郎
文科総合科 2年 副担任 高山 健児